テラーノベル
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#ご本人様には関係ありません
みー @STPR箱推し
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彼が交通事故で亡くなった、と連絡が来た。
スマホの画面に表示された文字を、何度も何度も読み返した。
でも、なぜか涙は出なかった。
明日、彼の葬式があるらしい。
大学の講義を休む連絡を入れ、葬式に行く準備を始めた。
ふと思い、電車の時間を調べる為にスマホを開く。
その時、彼からのLINEが目に入った。
何気なく開くと、そこには彼からのメッセージばかりが 並んでいた。
「今日もお疲れさま」 「ちゃんと寝てね」 「帰ったら連絡して」
どれも、彼が生きていた時の何気ない言葉だった。
そして気づいた。
一度も返事をしていなかったのだ。
返信欄を開いた。
何か特別な言葉を送ろうと思った。
でも、最後に伝えたいのは特別な言葉じゃなかった。
ただ、それだけだった。
震える指で送信を押した。
—— 送信されました
だが、いくら経っても既読はつかないまま。
このLINEを見てくれる人はもう居ない。 体調を心配してくれる人はもう居ない。
ふと、LINEの一文に目がいった。
「また映画一緒に見に行こうね」
そのメッセージを見て、初めて気づいた。
—— その “今度” は、もう来ないのだと。
コメント
1件
ああ、もう……心がぎゅっとなりました。 「今度はもう来ない」——その気づきの一文が、静かに胸に刺さります。既読がつかないLINE、返せなかった「ありがとう」。どれも日常の何気ない言葉なのに、失って初めて重みがわかるんですよね。彼の優しさがメッセージのひとつひとつに滲んでいて、読んでいて切なくなりました。ぬさんの描く喪失の空気感、とても繊細で美しかったです。続きがあるなら、この先の心情の変化も見守りたいです。