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予防殺守

第1話 - 予防殺守

2020年01月02日

#ホラー

#ゲーム

#ミステリー

舐神3世

夜の学校に琴音といた。大勢の足音が教室に入ってきた。必死に抵抗したが気を失ってしまった

秀一

う、ゔゔ

琴音

秀一君、起きて

秀一

、、んー。琴音？ここはどこだ？痛っ、頭から血が。。

琴音

私達拐われてどこかに閉じ込められたみたい。私もスタンガンの跡が残ってる。

スラグニ

ようやく目覚めたかお二人さん

秀一

誰だよてめえ
俺たちになんの様だ！

スラグニ

私の名はスラグニ。心配する事はない、お前達二人は選ばれたのだ。

琴音

解放しなさい！警察に通報するわよ！

スラグニ

話を聞いてもらおうか

秀一

一体何をするつもりだ？

スラグニ

単刀直入に言おう。
君たち二人には、人を殺してもらう

秀一

ころ、、し？

琴音

秀一！携帯が取られているわ！

スラグニ

静かにしたまえ。
君達の持ち物は全て預からせてもらった。今君たちが待っている物は私からのプレゼントのみだ。

秀一

プレゼント？

スラグニ

左の内ポケットをみてごらん。

琴音

拳、、銃？本物？

秀一

正気の沙汰じゃない！

スラグニ

正気ですが、お二人には今から見せる写真の男を24時間以内に殺して頂きます。
時間内に殺さなかった場合
お二人の大切な人に死んでもらいます。

琴音

勝手すぎる！いきなりさらっておいて、人を殺せ？できなきゃ大切な人が死ぬ？ふざけないでくれる？！

スラグニ

私はゲームがすきなんです
あなた方お二人の様な人間をコマにして遊ぶ、ゲームがね。

秀一

おれらの様な？、、どういう事だ

スラグニ

時期にわかるでしょう
まずはこの男を殺してもらいましょう。

秀一

これって、、

琴音

山中先生？？

秀一

おれらの高校の、、だよな？

琴音

ええ、どうして山中先生を殺さなきゃいけないの？

スラグニ

説明する義務はない、ただその男をやらなければお前達の大事な人が死ぬ、それだけは覚えておけ。

スラグニ

たった今深夜の0時だ。
今から24時間君たちに時間を与える
明日の０時までに殺せ。

キーーー。ガタッ。

スラグニ

そこの扉から出て行け

また気づけば夜の教室にいた。

秀一

ん、、夢か？ここは、、学校？

秀一

琴音！

琴音

秀一君、ここは？さっきのって。。夢？

秀一

いや、違うみたいだ。
お前の首にスタンガンの跡が。。

琴音

あそこは一体なんだったの？

秀一

俺もわからない。。
はっ、琴音！ポケット！

琴音

銃。。夢じゃないみたいね。。

秀一

山中先生を殺せって言ってたよな？

琴音

殺さなきゃ大切な人が死ぬって。

秀一

ふっ、馬鹿馬鹿しい。
なんかの冗談に決まってる

琴音

そ、そうよね。
でもなんで私達拐われたのかしら。

秀一

タチが悪いヤクザの遊びかなんかじゃないか？付き合ってられるか。

優奈

秀一君！琴音ちゃん！

秀一

優奈？！何してるんだこんな時間に

優奈

それはこっちのセリフよ。
私はお弁当箱忘れちゃって、腐っちゃうから（笑）

琴音

優奈！聞いて、実はさっき私達ね

秀一

おい！言わなくていいだろ

琴音

学校にいたら誰かにさらわれて、
人を殺せって銃を渡されたの。。

秀一

ったく。。

優奈

まって、話が全然わかんない。
どういう事？

琴音

さらわれたのよ！そして山中先生を24時間以内に殺せって本物の銃を持たされて。

優奈

警察には？

秀一

銃がポケットから外れないんだ。
制服だから、捨てるわけにはいかなくって。銃刀法違反で事情聴取とか、面倒だろ？

優奈

なんで山中先生を殺さなきゃならないの？

秀一

俺らもさっぱりなわからない。

優奈

ﾏｱ、ｼﾝﾃﾞｸﾚﾚﾊﾞｲｲﾝﾀﾞｹﾀﾞﾄﾞ

秀一

え？

優奈

ううん！なんでもない！

優奈

それより遅いんだから琴音ちゃんを早く返してあげなよ秀一君

秀一

あ、ああ。気をつけて帰れよ

秀一

琴音、帰るか

琴音

私怖いよ。。ねえどうすればいいの？これから私達

秀一

何も気にするな。

琴音

そんな。。山中先生は？

秀一

殺すなんて駄目に決まってるだろ？
送ってくから家に帰れ

琴音

う、うん。
ありがとう

翌朝学校にて

秀一

おはよう。

優奈

おはよ！

優奈

。。。そういえば、昨日の話って本当なの？

秀一

ああ、そいつの目的はさっぱりだがな。

優奈

山中先生を殺せって話なんだけどさ

秀一

ん？

優奈

ううん、やっぱりなんでもない！

秀一

そか。

山中先生

おはよう。秀一君。優奈さん。

秀一

お、おはようございます

優奈

。。。

山中先生

どうしたー？元気ないぞ？
あれ？琴音さんは一緒じゃないのか？

秀一

今日はまだきてないみたいです。

山中先生

珍しいな。。ねぇ優奈さん？？？

優奈

。。。

秀一

？？？

山中先生

さあ、朝礼を始めよう。起立

秀一

優奈と先生、なんかあるのか？

優奈

誰にも言わないで聞いてくれる？

秀一

ああ、約束する

優奈

後で屋上に、、

秀一

わかった

優奈

お待たせ！ごめんね遅くなって

秀一

ああ、おれも今来たところ
で、話って？

優奈

ええ、琴音には相談したんだけど。

優奈

山中先生の事。。実はね、ここ最近山中先生につけられてるの。

秀一

ストーカーってこと？

秀一

でも一体なぜ先生が優奈を？

優奈

1月くらい前に、先生に告られて
それを断ったの。それから頻繁に帰り道についてきたり

優奈

学校でも、私とすれ違う時すごいみてきて。。

秀一

なんだよそれ。完全にストーカーじゃんか

秀一

それがマジなら大事だぞ？

優奈

わかってる。。でも、脅されてるの
誰かにバラしたらただじゃおかない。って

優奈

しかもね

ガチャッ

山中先生

こんなところで二人で何をしてるんだい？

秀一

せ、先生？！

優奈

。。。

山中先生

全部聞かしてもらってたよドアの隙間からね
優奈さん？？先生との約束。破っちゃいけないなぁ。

秀一

いつから聞いてたんですか

山中先生

先生を、ストーカー扱いなんて酷いなぁ。

優奈

またつけてきてたから屋上にいる事知ってたんでしょ。。

山中先生

。。。
おまえ。この事琴音にも話しているだろう？

優奈

。。。

山中先生

あいつが今日来てないのがなんでかわかるか？

秀一

あんた、琴音になんかしたのか！！

山中先生

いいや。まだだ。
情報は根元から断たないとねえ？

山中先生

もう帰りなさい、下校時刻は過ぎている。

秀一

こんな事してただで済むと思わないでくださいよ
行こう優奈、俺が家まで送ってく

優奈

。。。うん

秀一

なあ、琴音と、連絡とってるか？

優奈

ううん、電話も出ない

秀一

ちょっと心配だ、あいつの家寄ってみよう

二人は琴音の自宅へ向かった。

ピンポーン

琴音の母

どちらさまでしょう？

秀一

こんばんは、琴音さんのクラスメイトのものですが琴音いらっしゃいますか？

琴音

秀一君！今出るね

部屋着の琴音が玄関の前へ出てきた

秀一

今日学校きてなかったみたいだけだど、どうしたんだ？

優奈

連絡もつかないから心配したよ！

琴音

ごめんね、実は昨日の出来事が怖くって。しばらくひとりになりたかったの。

秀一

心配ないっていったろ？

琴音

うん、だけど。。

優奈

琴音ちゃん、この前の山中先生の話。。先生に全部聞かれてたみたい。

琴音

私に相談したのも知ってるの？

優奈

そうみたい。。

秀一

明日俺がきっぱり言っておくよ。
過剰に優奈に関わるなって

優奈

でも琴音ちゃんが無事でよかった、今日の山中先生は特に狂気をかんじたから。

秀一

確かにあれは常人の行動じゃないな

琴音

なんで先生を殺さなきゃいけないのかな。。

秀一

ばか、まだいってるのか？今日の0時になればイタズラだってはっきりするから。明日は学校に来いよ？

琴音

うん、ありがとう

優奈

じゃあ、帰ろっか秀一君

秀一

ああ

昨晩未明、東京都在住の17歳、斎藤優奈さんが自宅で刃物で殺害されました。犯人は被害者の通う高校教師山中信介42歳、犯人は被害者を刺したと思われる刃物を持ったまま歩いており、通行人の通報で逮捕に至りました。警察は今もなお詳細について捜査中です。

秀一

うそ、、だろ？、、

山中先生

（情報は根元から断たないとねぇ）

秀一

はっ！。。。

秀一は走って琴音の元へと向かった。

秀一

琴音！ニュースみたか？

琴音

ええ、、なんで優奈が、、わあぁぁぁぁあ！！！

ドスッ

秀一

うわっ！

琴音

きゃっ！

秀一

。。。ここ、は？

琴音

ん。。。イタタ

スラグニ

目覚めたかい？

秀一

この声は！

スラグニ

君たちは約束を破ってしまったようだね。

秀一

スラグニ。。なぜおまえがまた

スラグニ

警告通り、君たちの大事な人が死んだ。

琴音

それって優奈の事！！？

秀一

てめえが優奈を殺したって事か？

スラグニ

違う、今朝のニュース通り君達が殺すはずだった人間が彼女を殺害したんだ。

秀一

山中。。。

スラグニ

その通りだ

琴音

いったい、どういうことなの！

スラグニ

君たちが私に従わなかった結果だ

秀一

つまり、俺らが山中を殺してたら優奈が、俺らの大切な友人が死ぬ事はなかったっていう事か？

スラグニ

その通りだ。
私が授けた銃、命じた事、出来なかった時の代償。全ては本当のものだ。私は君たちにチャンスを与えてると言っても過言ではない。

琴音

いったいどういう事？！あなたはなぜ優奈が殺されることを知っていたの？なんで私達に殺させるの？

スラグニ

私には未来が見える。君たちは選ばれたんだ、これから大事な人が消えて欲しくなければ従え。
殺す事で大事な人を守る、
いわばこれは予防殺守だ。

1話完

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舐神3世

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