愛を唄おう

本当は、明日、言うつもりだった

……いつか、伝えられたら それで良かったのに

なんで、なんやろうな

本当に、驚いたよ

いっつも、仲良くしていたから

いっつも、隣におったから

それだけで、なんだか嬉しかった

少し、照れ臭い

ああ、なんで、なんだろう

僕は、初兎ちゃんに、なんで もっと早く言わなかったんだろう

こっち側に来て欲しくなかった

泣きそうになる君を、少しでも 笑顔にできたら良かった

たった、それだけや

貴方に死んで欲しいのかも、 生きて欲しいのかも

もう、わからない

勝手に決めて、補償もなく 飛び込んだ

そのはずなのに

だけど、それでも、貴方さえ 生きていてくれれば

こっち側に来て喜んじゃ、ダメなのに

俺はいむくんを抱き寄せた

君がいなくなった世界は、 ただただ冷たかった。

だから、あったかい、この選択をして 良かったのだ

貴方が優しく微笑むから

僕は、安心してしまった

もし、貴方にもう一度

あの世界で会えたなら

僕は、きっと

俺はきっと

貴方に愛を唄おう