海 月 の ゆ く え

なんで私はここにいるんだろう

頭がぼーっとしてる

そしたら

聞き覚えのある優しい声がした

私はベットから起き上がる

そう言って保健室を出た

ふと右を見たら

目隠しがいた。

先生と肩を並べて(?)教室に帰る

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

野薔薇ちゃんは強く私を抱きしめてくれた

だけど…

だんだん強くなるハグ

弱いから...

みんなが顔を見合わせて

先生の言葉で緊張が解けて教室中に笑いが溢れてる

海月!!おかえり!!

自然と涙が出てくる

先生に言われて隣の空き教室に来た

...

...

!?

目の前が真っ黒になって

何が起きてるか分からなかった

携帯も繋がらない

なんかヌメヌメしてる

なにかの口の中?

おまけに酸素が薄い...

意識が...

お~い

みっちゃんいる~?

ここにいる...

私はこの聞き慣れた声で少し目を覚ました

助けに来てもらおうと残ってる力で声を出した

…せｨ

こんなんじゃ気づいてもらえない...

私はまた意識を失った

少し、明るくなった気がした

息も吸いやすくなった

なんかの口から出たんだと思う

何分外に出ただろう

寒くて

寒くて

寒くて...

そしたらふわっと私の体を誰かが持ち上げた

間違いない...先生だった

私が戻ったらもう自習は終わって休み時間に入ってた

……　ᴛᴏ ʙᴇ ᴄᴏɴᴛɪɴᴜᴇᴅ