甘 い 甘 い チ ョ コ と 向 井 君 .
🧡
瑠 花
世の中の女の子が楽しみにしているイベント、バレンタイン。
クッキーを作ったり、チョコをあげたり、女の子にとってはとても可愛いイベント。
私の学校でも、チョコの渡し合いが始まっている。
下駄箱の前でぼーっと突っ立って居ると、「なにやってんねん」
と後ろから声が聞こえた。
瑠 花
康 二
瑠 花
康 二
そんなの、私が一番分かっている。
瑠 花
私は呆れたように、不貞腐れたように言った。
康 二
康 二
私が一番その事について悩んでるのに、と心の中で思う。
可愛い女の子達はかっこいい男の子にチョコを渡せるけど、
私みたいな角にちょこんと居るような人は誰にもチョコを渡せない。
ただただ地獄の時間を過ごすだけ。
瑠 花
康 二
本当は今年も康二に渡そうとしていた。
私の考えも全く分からず、ずこすごと話してくるこの人も一応私のたった一人の幼なじみ。
瑠 花
毎年、毎年、この言葉を言うのが私の役目。
康 二
ニコニコと笑う顔は私だけが見ていたい。
私は好きを実感してから、そんな事を思うようになっていた。
瑠 花
瑠 花
康 二
その言葉が嬉しいようで、切なかった。
康 二
琴 音
康 二
琴 音
康 二
そう言って、康二は行ってしまった。
結局、私は康二の一番になれないんだ。
色んな人に愛されて、康二は凄い可愛い女の子を好きになるんだ。
だって、康二はかっこいいから。
全てが完璧なの。
優しいし、皆を笑わせてくれて、いつも笑顔を絶やさない。
心から優しい人。
でも、康二にとって私は「幼なじみ」だから。
私はそのまま帰路についた。
一人でオレンジ色になった空を見上げていた時、後ろから足音が聞こえた。
「瑠花!」
声の聞こえた方を振り向くと、康二が居た。
康 二
康 二
瑠 花
康 二
康 二
瑠 花
私は康二の言った言葉が理解出来なかった。
康 二
瑠 花
瑠 花
康 二
私は何か勘違いをしていたのかもしれない。
どうして、康二を信じていなかったのだろう。
康 二
瑠 花
と小さく呟いた。
きっと顔が赤らめているだろう。
康 二
嗚呼、私に程遠い人だ。
何期待してたんだろう。
康 二
瑠 花
私は何が起こったのか全く分からない。
今、康二が私の事…好きって。
康 二
康二と私の間には沈黙が生まれた。
康 二
瑠 花
私は少し躊躇いながらも言葉を紡いだ。
瑠 花
康 二
瑠 花
康 二
康 二
康 二
私は康二の事何も分かっていなかった。
康二はずっと私の事を大切に思ってくれていたんだ。
康 二
瑠 花
瑠 花
康 二
少し照れながら言う康二の顔は今までの中で一番良い顔をしていた。
私達は手を振ってお互いの帰路についた。
帰り際、康二は私に向かって言った。
康 二
康 二
ニコッと笑って康二はカメラを出した。
康二の大好きなカメラは確かに私の事を写したものだった。
END
久しぶりの投稿です。
全然投稿出来てなくてすいません、
今回は、バレンタインの康二君🧡のお話です。
いかがですか??
康二君の関西弁書くの難しい…笑
こんな甘々なバレンタインを過ごしたいですね。笑
沢山、ハートとコメント欲しいです😢
目標ハート1000以上!
いっぱい押してください😊
コメント
2件
めっちゃ最高!!康二の優しさ伝わってくる!現実でこんなことあったらいいのになぁ笑 ありがとう!