入れ替わる

次の日の朝

目が覚めると俺は線路の上にいた

手足も縛られていた

解説

この話の鍵は「語り手が誰と入れ替わったか」というところです。

ニュースにもある通り、入れ替わったのは「胎児」です。（胎児は小さいので上を電車が通っても無傷だから。）

そして、語り手は急いで入れ替わった胎児を助けに行ったのです。

そして、胎児は助かりました

ですが、問題はここからです

胎児を助けた語り手が何故血まみれだったのか...

これは、マンションで変死体で見つかった女性の血です。

亡くなった女性は胎児の母親で腹の中の胎児と入れ替わったのです

当然ながら腹の中に成人男性が入りきるはずもなく腹が中から破裂し女性は死体で見つかったのです