澟執
みんな楽しそう、、…
澟執
でも僕は、、……
ずっと独りだし、一緒に登下校する人も居ないし、弱虫だし………
友達なんていないのに。
澟執
……僕はいつになったら人と向き合えるんだろ。
僕はそんなことを呟きながら校庭、廊下を歩き、教室に行った。
教室内がいつもより騒がしいことに僕は気がついた。
するとクラスメイトに
お前徠夢ちゃんいじめたんだろ?
徠夢ちゃんがお前に虐められて泣いてるぞ!
と言われた。しかし僕はなんの事なのかは全くわかっていない。
だから僕は
澟執
なんのこと、?
そう聞いたんだ。
すると、
徠夢
わたしぃ確実に澟執くんに虐められたのにぃ(泣き真似)
徠夢
なんでッ、、…忘れてるのぉっ、、…
ほら!そう言ってるだろ!
謝れよ!
徠夢ちゃん泣いちゃったじゃねぇかよ!
澟執
っ、…………
これって…僕が悪いの?
僕が君に
澟執
……何かした、?
咄嗟に口から出た言葉。それが「何かした?」だった。
だから徠夢ちゃんがお前に虐められたって泣きついてきたんだよ!
そーだそーだ!
相手は泣いてるんだぞ!
覚えてねぇフリしても無駄だぞ!
澟執
…………僕は虐めてなんかないよ、
僕はいじめられてる側なのに、
どうしてみんな、徠夢さんの肩を持つのだろう?







