朔久
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昼休み きんときに昨日のことを報告してもらう。
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きんときに借りは後で返さないと。
きんときの報告を要約すると、 何故か無理をしてまで アルバイトをしているようだ。
それに加えて、 ろくに(1回以外)ご飯を 食っているところは見てないようだ。
おかしい。 バイトをしているとしたら、 何か途中で買えるはずだし、
さすがに 夕夜食兼用しているとお腹は 少なくとも空くはずだ。
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きんときと話していると、 どんどん候補が絞れて、 推理しやすくなる。
でも、絞れてくると、あの可能性が……
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あの俺の大切な家族が、 大事なシャケ兄を 苦しめているかも しれないっていうだけで、 信じたくないのに、
現実を目の当たりにしたら、 俺がどんな感じに なってしまうのか、 俺には分からない。
今でさえ、酷い顔しているのだろう。
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俺を、元気づけてくれたのは、 あの人の笑顔だから。
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なんできんときわかるの!? エスパー!?
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といいきんときは携帯を操作している。きっと親父さんに連絡しているのだろう。
さて、借りを早めに返さないとな。やること多くね?
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チャイムがなり終わり、 みんなすぐに帰りたいから、 帰りの支度をし始める。
でも大抵ロッカーは混むので、席で少し待っておく。
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会話を少し話せば、さっさとスマイルはロッカーの方へ。
やることは早めにやりたいスマイルらしい。
モブ子
モブ・モブ
モブ子
モブ・モブ
モブ子
モブ・モブ
モブ子
モブ・モブ
モブ子
モブ・モブ
モブ子
授業が終わってリラックスしているクラスメイトの会話が否が応でも聞こえてくる。
自分の普段の声が小さいからか、声が大きく聞こえる。
スマイルのあの小さい、ボソボソ声に慣れたからな。
本……か。
本なんて買う金もないし、買ってくれる人も昔からいなかった。
今は読む暇もないくらいだし。
まともな文学をしっかり読む機会はなかった。
その人の妄想が、どれだけ言葉に表されているか気にはなった。
だが、そこに足を踏み入れるほど、俺は暇じゃない。
ただ俺ができるのは、「今」を耐えること。
夢なんか見ずにこんな辛い現実に耐えないと。
自分が壊れないように。
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ほんとは嘘。
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そんな約束、守れる日なんて来ないのに。
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ゆったりと支度をしていたシャークんが、慌てて外へ出ていく。
その顔はかなり無理してそうだ。
やはりもっと言っておいた方が良かったのだろうか。
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いや、俺が何を言ったとしても、あいつは変わらないだろう。
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何回も読み古した中林ゆうく先生の本でも読もう。
あいつは、「止めるな」というオーラを放っている。
だったら、今度はちゃんと休ませるが、今回くらいは許してやろう。
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中玄関を抜け、門まで一直線に走る。
この後バイトだ。しかもコンシーラー?なるもので顔のクマや、顔色の悪さを隠さないと、あの人たちが心配してしまう。
だから、化粧をする時間があるようにさっさと出るつもりが……
あの人たちは顔色悪かった時点で仕事をさせてくれない
さすがに忙しい時間帯に迷惑をかけてしまう。
あの人たちは優しくて好きなのに。
あぁ、頭がふわふわして、ちょっとふらついて足が遅い!!
もっと早く走れなかったっけ?
でももう門は出れそう……
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要件があるとしたらさっさとして欲しいけど……
もしかしてこの前の弁当のことか?
あんなの、お前の「優しい」母さんはする訳ないって母さんの方を信用しておけばいいのに。
お前はまだ幼いんだから、母さんを信頼し、甘えればいいんだから。
母さんはお前に暴力とか振るわないわけだし。
いや、考えすぎだな。きっと。
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なんでそんなことを言うんだ?
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もしかして顔か?
やっぱり化粧しないとか〜
Nakamuには、俺ほどの絶望とか不幸を感じて欲しくないし、心配かけたくないから。
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Nakamuがすごい複雑な顔している
俺なんか間違ったこと言ったか?
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いつの日かに出来上がっていた言い訳を言っておく。
これだったらNakamuは黙ってくれる。
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遊びに行くのに理由とかあるのか?
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あ〜なんか勘づいたか?
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俺はNakamuに背を向け走り出す。
今日のNakamuは謎に勘が鋭かったし、なにか様子が変だった……
あいつ……なにか無理してないか?
そんな思考は、走ていく道に消えていった。
朔久
朔久
朔久
朔久
コメント
4件
とゅき…🥹
無理は禁物だにゃ