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うるの笑顔は、変わらなかった。 でも、どこか透明になっていってる気がした。
会話の途中でふっと声が途切れたり、 後ろを振り向いても姿がなかったり。 でも振り返ると、そこにいる。
し.の
う.るみや
し.の
一瞬、ゾクリとした。
でも、それを口に出せなかった。 この“違和感”に触れたら、 本当に、何かが壊れそうで。
8月に入って、 セミの鳴き声が急に静かになった気がした。
し.の
う.るみや
し.の
う.るみや
う.るみや
その笑顔は変わらず焼き付いていた、 でもその時の笑顔だけ、いつもより
悲しげでいまにでも消えてしまいそうな笑顔だった_。