俺らは小さい頃に虐待を受けてたんやけどな

酷いときには、地下に食べ物無しで3日から１週間放り出されとったんや

俺らは自分が何にも出来んことが悔しくて、

糞な親に一生懸命頼んで優衣愛だけ学校に通わせた

優衣愛には家の事は何があっても絶対に話すなって厳しく言いよった

親は見た目から綺麗にしたかったのか、高級で高い物ばっか買いよる

優衣愛は賢くて毎年学年２位には入る学力の高さやった

優衣愛は学校から帰ってきたら楽しそうに学校に事を話してくれた

そしてよく学校で習った事を俺たちに教えてくれた

でも

優衣愛が居なくなった後には

毎回

こうなる

そして優衣愛からは虐待の記憶は徐々に無くなっていった

しかしある日

優衣愛が忘れ物を取りに家に帰ってきた

その光景を見た優衣愛の何かが切れて

そして優衣愛は

ワンパンでデカイ男の人を気絶させた

あれから優衣愛は親の財布に入っていた金で一軒家を買い

三人で暮らしていた

それから優衣愛はバレーの小学校でユースに選ばれた

そしてバレーで大活躍をした

そして俺等が高校生の年になった年に

バレーの本を読んでいたら稲荷崎のページが目に入った

皆上手くて、何より皆が輝いているように見えた

優衣愛に勉強を教えてもらい何とか稲荷崎に転入することができた

そしてバレー部に入り

宮ツインズと今でも恐れられている存在となった

優衣愛が殴った音は低く鈍く響いた