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美咲
なんで私の前に…？
椿姫
あなたが1番上品そうだと思ったから？
椿姫
髪の毛…綺麗なのね
椿姫
自分で手入れしてるの？
美咲
……え、うん
バッ
椿姫
……？
椿姫
どうしたの？
奈菜
……。
椿姫
あぁ……
椿姫
さっき久美さんに皮肉を言ったから勘違いしたのね
椿姫
友達になりたいだけよ
椿姫
……勿論貴方とも
美咲
……奈菜ちゃん
奈菜
あたしとも？
椿姫
2人…友達なんでしょ？
椿姫
ここに引っ越してから、友達がいないの
椿姫
本当に友達を作りたいだけだから…信じてくれる？
美咲
なんて呼んだらいい？
椿姫
えっ？
奈菜
信じるの？
美咲
…悪い人には見えなかった
奈菜
ならいいけど…
椿姫
椿姫って呼んで
椿姫
ねぇ！2人の連絡先、頂戴
奈菜
まだ信用してない。
椿姫
どうして…？
久美
……。
ガシャンッ
久美
あっ！ごめんね〜？
久美
肘がペンケースに当たっちゃって……
久美
拾ってくれる？
まなみ
美咲ちゃんひろいなよ
あいり
散々迷惑かけてるんだからこのくらいしたら？
奈菜
……おい
椿姫
ちょっと
椿姫
そのくらい自分でしたら？
椿姫
いつまでも駄々っ子じゃ
椿姫
社長の娘に相応しくなれないわよ…？
美咲
……ふふ
奈菜
！
椿姫
…どうしたの？
美咲
あんまりにも辛辣だったから……つい笑
それから
いつもは奈菜ちゃんだけど 奈菜ちゃんが居ない時は 椿姫ちゃんがいじめから 助けてくれるようになった
椿姫
奈菜ちゃん髪の毛結いてあげる
奈菜
あたしのはいいって……
美咲
……笑
2人が仲良くしてくれるようになって
3人で行動することが増えた
けど
奈菜ちゃんと2人きりの時がなくて
少し寂しいと感じてしまう
美咲
……
奈菜
…？
奈菜
どうした？
美咲
……ううん
美咲
なんでもないよ
椿姫
ほら美咲ちゃんも髪かして
美咲
えっ、私はいいよ……
奈菜
…。
椿姫
そんなにムッとしないで笑
ホント2人は仲がいいのね
ホント2人は仲がいいのね
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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