入学してから十ヶ月がたった
しゅうととはとても仲良くなった
でも、しゅうとはかざね?さんの もとに行く時が多くて一人に なる時があった
その時に話しかけれくれた二人が いた
名前は"らっだぁ"と"ぺいんと"だ
その二人は幼稚園からずっと 一緒らしい
たくさんたくさん友達と話して 楽しかった
学校がとても好きだった
でも、一番の恐怖が学校にはあった
それは…帰り
帰る時は同じ方向に帰る子と一緒に帰るらしい
俺の家の方向はしゅうとも、 らっだぁもぺいんとも 違う方向だった
しかも、俺と一緒に帰る奴は 虐めっ子
先生からもたくさん叱られている
やばい奴だ
そいつらと一緒に帰ると思うと いつも逃げ出したくなる
でも、逃げ出したら怒られる
そう思ってる内に先生の話が 終わった
あいつらと帰りたくない
嫌な予感がする
その予感は当たってたようだ…
早く帰りたい
この場から離れたい
ずっと思っている
だが、家は学校の範囲?の端っこ
とっても遠い
もうやだ…
虐めっ子(男子)
虐めっ子(女子)
うるさいな…
あいつら声がでかいんだよ…
三人から虐められるなんて最悪だ…
あ、もう分かれ道
りもこん
虐めっ子(男子)
虐めっ子(男子)
りもこん
き、聞こえてたッ!?
虐めっ子(男子)
虐めっ子(男子)
りもこん
虐めっ子(女子)
虐めっ子(男子)
りもこん
俺…なんて言われた…?
なにも分かんない…
でも…
く○やろう
って言われたのは分かった
りもこん
りもこん
りもこん
ダダダダダダダッ
虐めっ子(男子)
無我夢中で家の前まで走った
今は泣いていないだろう
だが、泣きそうなのは確かだ
もう、あいつらと関わりたくない
そう思った
でも、それは不可能な事
大人になるまで我慢しないと いけない
学校なんて行きたくない
でも行かされる
そんな毎日が嫌い
そう思う自分も嫌い
そう思いながら家の中に入った
ガチャ
りもこん
りもこん
ぴくと
ぴくと
りもこん
ぴくと
りもこん
りもこん
ぴくと
さすが弟、勘が鋭いな…
さすがに弟に知られたらまずい
そう思っていた
りもこん
ぴくと
洗面所に行くとお母さんがいた
りもこん
母
母
母
りもこん
お母さんの優しい声を聞くと涙が わいてきた
りもこん
りもこん
りもこん
りもこん
母
母
りもこん
母
りもこん
りもこん
母
母
母
りもこん
その時俺は泣くしかなかった
どうしても悔しかった
言われるような事はしていないのに言われた
意味が分からなかった
この後、しゃー兄さんが帰ってきた
お母さんはしゃー兄さんに俺の事を話してくれた
しゃー兄さんは四年生だから俺と 一緒には帰れない
だが、先生に言ってくれるらしい
ぴくとからも心配された
まだ幼稚園児なのに凄いな…
俺はその後たくさん考えた
解決方法をたくさんたくさん
でも、なかった
まだ考える能力が少ない
解決方法が分からない
でも、一つは分かった
俺はいらない存在 なんだって
るなあ
るなあ
るなあ
るなあ
るなあ
るなあ
るなあ
るなあ
るなあ
るなあ
コメント
3件
なう(2025/04/28 23:23:56)
うち、幼稚園児扱いなのおもろい(?)