TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

初恋、そして心中

一覧ページ

「初恋、そして心中」のメインビジュアル

初恋、そして心中

2 - ꕤ︎︎:私を、殺したくなった

♥

301

2025年10月01日

シェアするシェアする
報告する

明日香

… え ?

聞き間違いだろうか、 … 死んでください、だなんて

… あは

そうだよね、急にごめんね

びっくりするとは思うけど … 受け入れて欲しいんだ

そう言って彼は、震える私の手を取る 。

…好きだよ、明日香ちゃん

僕と一緒に、死んで

… っ

防衛本能、なんていうものだろうか

震えたままの手を、彼の頬が真っ赤に染めていた

明日香

っは … っ …

… はは、そりゃそっか

そう言って、彼は自分の頬を愛おしそうに撫でていた。

今にも逃げ出してしまいたいが、脚に力が入らない

… いいよ 、 じっくり考えて ?

待ってるからさ、なんて美しい顔を笑わせる

そこでようやく正気に戻ったのか、今までで1番早く、家への道に向かって走り出した

… あーあ、 行っちゃった

そう言って静かに、確かに繋いだはずの手を眺めていた

4/7 朝

今日は柚とじゃなく、1人で登校して来た。

結局あれから、数住くんからのことばかり考えてしまっている

どうしてあんなことを言ったのか、そもそも告白自体嘘じゃないのかなんて

クラスメイトだし、と思ったフォローしたSNSも解除しておいた

数住くんのことがどうよりも、新学年早々に憂鬱な気持ちを抱えてしまうことが嫌だった

できる限り、やんわりとした自分なりの拒絶なのだ

美琴

… !

ちょうど玄関を通ったところで、美琴と目が合う

私の中では少し気まずいが、美琴は昨日のことを知らない

美琴、おはよう と いつもの様に挨拶するつもりで手を振ろうとした

ただ、それよりも前に

美琴の掌が、私の頬を思いっきり叩いた

破裂音のようなパン、とした響きが綺麗に鳴る

美琴

… ッ …

周りがざわついている、叩かれた私も何が何だかわからなかった

美琴

… 嘘つき ッ … ‼︎

絞り出した声だったのだろう、美琴の喉がきゅうと音を立てる

美琴、もう行こうなんて

周りの女の子たちが私のことを睨みながら、涙を流す美琴の背中をさする。

明日香

叩かれた私の頬は、ジンジンと針が刺さった様に痛い

困惑したままの私は、赤い頬を押さえながら

「 ああ、こんなに痛かったんだ 」

なんてどこか申し訳なくなりながらも 、 泣きながら階段を登る美琴の背中を

只、眺めることしかできなかった

それからの学校というものは、地獄でしかなかった

数住くんに、私が告白した

その嘘さえも、噂に塗れて すっかり私は 「 悪者 」 になってしまった

美琴のことを裏でいじめていた 、 なんて噂までも広がって

等の美琴は 、 今日もいつものメンバーとケラケラ笑っている

いつも羨ましいと眺めていた美貌も、醜悪さの塊にしか見えない自分を殺したくなった

柚とも、あれから話していない

数住くんは 、 「 悪女のことを罵ることもなく、皆に分け隔てなく接する王子 」 になった

吐くことが多くなった

前より容姿を気にしなくなった

前より、起きれなくなった

この作品はいかがでしたか?

301

コメント

4

ユーザー

リアルすぎて死にました、、、 続きを楽しみに待ってます😭

ユーザー

噂ってこわいよね

ユーザー

今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! うんうん…そりゃあ分かる訳が無いよ… 好きだって言うだけで まともな理由を言ってないし… あら、そうなのね… それは本当に醜い人間共だね。 まぁ…それが人間だから仕方ないね… …でも、それら全て玲がやった気がする。 彼女と一緒に○ぬ為に できる限りの全ての手を尽くしそうだから って言うただの考察しかないんだけど… 次回も楽しみに待ってるね!!!!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚