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笑顔になりました。急にネタを入れてくるのでクスッと笑ってしまったり、かわいいなとにやにやしたりと、読んでて飽きない面白いお話でした。1時52分にコメントをする私は随分とイカれてますが続きが楽しみで寝れそうにありません。幸せです。
テストお疲れ様ですっ!ちな、私は今日最終日でしたw最初の部分ネタ多くてめっちゃ笑いましたwww
桃赤
僕の帰る場所
彼との出会いは最悪だった。
桃
赤
高校2年生の文化祭。
メイド喫茶の店番でクラスの前に立っていると
見知らぬ他校の制服を着た、
チャラそうな男の子に声をかけられた
桃
桃
桃
桃
赤
あまりの展開の早さに
俺はポカンと 口を開けることしか出来ない
桃
赤
桃
何か問題でも?というような顔で
不思議そうに俺を見る
なんで俺が おかしいみたいになってんだよ!?
赤
桃
赤
桃
赤
改めて自分の格好を見て
死にたくなった。
クラスの女子に無理やり着させられた
フリフリの白のレースのメイド服。
この格好のせいで変な人に
沢山を声をかけられたのだが
その度に女子達が助けてくれた
情けない....と思いつつ
女子達に目を向けると
店の中は忙しそうで
今回は助けてくれる気配が全くしない
....なんでやねん
桃
赤
桃
赤
急に笑顔で下ネタを入れてくる彼に
心底呆れた
会話も全く通じないし。
桃
桃
赤
桃
頭を抱える俺と裏腹に
会話は進んでいき
連絡先を押し付けられると
彼は片手を上げて
人混みの中へ消えていった
文化祭も終わり
やっとメイド服から解放され
片付けをしながらホッとしてると
クラスの女子達がニコニコしながら
声をかけてきた。
赤
俺はもうやけくそになって苦笑い。
すると頭にポンっと大きな手が置かれた
紫
赤
そこには宣伝の為チラシを配っていた
友達の紫ーくんが教室に帰ってきていた
赤
紫
紫
赤
不貞腐れる俺に紫ーくんは
面白そうにケラケラ笑う
紫
赤
嬉しくて飛び跳ねる俺に
紫ーくんが単純だなぁ、と言ったのは
聞こえなかったことにする
すべての片付けが終わって
俺と紫くんは昇降口を出た
門に差し掛かると
何やら女子の黄色い悲鳴が聞こえる
紫
隙間から除くと例のヤツがいた。
赤
俺は身の危険を感じあとず去ろうとして
彼とバチッと目があってしまった。
すると彼はそのまま女子をかき分けて
俺の方に歩いてきた。
桃
桃
赤
戸惑う俺に紫ーくんは
驚いたように声をかけてきた
紫
赤
頭にはてなマークを大量に
浮かべる俺に
紫ーくんはそっと耳打ちをする
紫
赤
紫
紫
そんなすごい人だったんだ....
まじまじと桃くん?を見つめてしまう
桃
紫
赤
紫ーくんにグイグイ背中を押され
前に突き出されると
足がよろけて桃くんに抱きとめられる形になってしまった
すると周りの女子達が
興奮気味に声を上げた。
桃
軽く微笑んで
綺麗な人差し指を
口に添える姿は
まさに王子そのもの。
女子達は悲鳴を上げて
またキャーキャー騒ぎ出す
桃
赤
彼は急に俺の手を恋人繋ぎで
優しく握り、
また微笑むと手を引かれるまま
門をぬけた。
赤
紫
赤
桃
赤
俺は今何故か王子と呼ばれる
桃くんと2人っきりで
本来紫ーくんと行くはずだった
クレープ屋に来ていた。
渡されたのは期間限定のプリンクレープ
カラメルソースが 濃厚そうで美味しそうだ。
まじまじと見つめていると
桃くんが不思議そうに
俺を覗き込んできた。
彼の手には、チョコバナナクレープ。
桃
赤
桃
ニカッと笑いかけられるが
俺は未だにこの状況が理解出来てない。
でも空腹には勝てず
カプリとクレープにかぶりつくと
思わず笑みがこぼれた。
桃
桃
すると彼は俺の口元についた
クリームを指ですくい上げ
食べ....
赤
桃
意地悪そうに笑う彼は
王子なんかじゃなくて
一瞬悪魔に見えた。
赤
桃
赤
桃
桃くんの真剣な目が
こちらに向いてドキリと心臓が跳ねる
桃
赤
その時食べたクレープは
いつもより凄く甘く感じた。
やべぇ....回想シーンが.... 長くなりそう.... 続きます....? テスト期間で 投稿遅くなりましたm(_ _)m