Mr.すまない
前に出ようとするすまない先生の袖を レッドが掴んだ
Mr.すまない
Mr.レッド(病み)
首を振る
全てを諦めたような瞳
Mr.レッド(病み)
Mr.レッド(病み)
Mr.レッド(病み)
Mr.レッド(病み)
レッドは少し躊躇うように 言葉を止める
周りの目が恐ろしかったのだろう
そして蚊の鳴くような声で
Mr.レッド(病み)
それだけ言って
ふらふらとその場を離れた
Mr.すまない
Mr.ブルー
何も言えず見送るブルーの目には
いつもかっこよくて頼れる兄の姿が
ずっと、小さく、頼りなく、映った
???
???
人混みに紛れていた一人の“村人”が そっとその場を離れた
ふらふら……
ふらふら……
レッドは宛ても無く歩く
近くにあった森に入り
奥へ奥へと進む
森の中は外で起きた魔獣の暴走なんて 知らないようにのどかだった
小鳥が囀り
どこかで小川のせせらぎが聞こえる
しかしそこを歩くレッドの意識には 何も届かない
小鳥の囀りも小川のせせらぎも
全ては意識の外だった
コメント
3件
絵もめちゃくちゃ上手いことに気づいた(*^^*)凄すぎ!!!!