橙
( ・ ∇ ・ )
赤
なにその阿呆面
くっっっそ忘れてた
俺はなんの為に買いに行ったんだよッッッッ…!
俺はあの後何も考えずに帰宅すると部屋の電気はついており
恐らくシャワーを浴びたであろう姿をしている
簡単に言えばタオル1枚だ
橙
スーーーー…
橙
服は?
赤
もうボロボロ過ぎて着れない
橙
そのタオルは自分の?
赤
おじさんの
橙
血は止まったの?
赤
見てのとおりまだ少し出てる
橙
そのタオル何色?
赤
白から赤になってる途中
橙
それ新品なんだ
赤
それはごめん
橙
泣くぞ
赤
俺の前で泣くな
橙
うぅぅぅ…(泣き)
赤
うわ泣くな泣くな
赤
キモイだろ?
橙
なんでそんな毒舌なの…!
橙
おじさん泣いちゃう!
赤
いやもう泣いてんだよ
橙
まぁ泣いてないけど
赤
なんだよ
とまぁふざけて話していたが元気そうで何よりだ
とりあえず必要は無さそうだが一様処置をしよう
橙
そこ座って
赤
そことは
橙
ソファーに座って…
赤
ん
彼はストンと座る
彼は俺を見上げている
橙
無防備だなぁ…
俺は彼の前にしゃがみ彼の傷を消毒をする
そうすると彼は俺の顔を覗き込む
橙
ん?
彼は俺を覗き込みながら
赤
あんた俺嫌いでしょ
橙
は?
赤
あっ止まった
俺は彼からのいきなりの発言で手が止まる
橙
…
なるほどね
橙
どうしたの?
橙
いきなりそんな事言われてびっくりしたよ
俺は再び彼の傷の処置に戻る
彼は足をパタパタしてまるで子供のような態度をとる
橙
えっと…
橙
動かれるとやりずらいなぁ…
赤
別に頼んでないよ?
橙
そうは言っても…
何故かきょろきょろしている
赤
おっ彼女?
橙
は?
彼の視線が1つの物に止まる
俺もその方向を見ると
橙
別に何も無いけど…
彼が見ていたのはリビングからキッチンへの扉
特に何もなく彼の方に振り向くと
橙
!?
寸前の距離にまで彼の顔があった
俺はそれに驚きしりを着く
赤
わ〜やっぱり
赤
俺の事嫌いでしょ
橙
いや今のは誰でもびっくりするでしょ…
赤
いや目だよ
赤
目
橙
目…?
赤
凄い目だよね
赤
もしかして無自覚?
赤
怖いね〜
彼は足をくみ手に顎を乗せ
俺を見下しながら
赤
俺目には敏感なんだ
っと笑顔で言った
どういう事だ…?
目…?
赤
本当にわかってないんだ
橙
なにがっ…
赤
無自覚に嫌ってる訳じゃないんでしょ?
赤
実際俺の名前呼ぼうともしないし
赤
どうせ彼とか君とかしか呼んでくれないでしょ
橙
君は君だろ…
赤
ほぉら名前呼ばない
赤
苗字でも呼ぶ?
赤
その方がまだ簡単?
橙
待て俺は別に君が嫌いなんて…
赤
嫌いだよ
彼は俺が言う前に声を大にして遮った
そして俺に顔を近ずけて
赤
同性とあんな事やこんなことしてるクソビッチってのをオープンでやって
赤
嫌いなんでしょ?
赤
ね?
赤
ゲイさん?