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いやもう沖縄って海が綺麗なのよ...((
手を繋いだ日は僕が救われた日 ハグをした日は君が救われた日 互いが互いを救いあって 楽しく生きていたのに なんで別れてるのかと言うと 僕と君には乗り越えられない壁 と言うのがあったからでした。 お察しください。w この話は僕視点なので 「」は君のセリフになります。 「」がないセリフ、「。」← が語尾につくセリフは主に 僕が放っている言葉です
君と僕だけの
僕らが初めて手繋いだ日、覚えてる?
不意に、覚えていないであろう 質問を問いかける
付き合って1年、記念日だから 2人の思い出を遡っていた
「え、覚えてない」
.....だろうね。
「逆になんで覚えてんの」
僕にとって大切だったから。
確か、あの日ね、雨だったの。
僕は君につらつらと思い出話を語る
雨で僕が1人濡れていたのを見て 迎えに来たって言ってくれた。
覚えてる?たしか傘が.....
今は捨てたんだけど、ピンク色の。
「あ〜...あの、あれでしょ」
「アイスの。」
そうそう。覚えてる??
「覚えてる覚えてる。」
「それが初めてなんだね」
そうなの。付き合う前からだよ〜。
まさかその後、僕が一目惚れして 追っかけることになったなんて
僕も君も思わなかっただろうな
「逆にハグした日、覚えてる?」
え、それは..わかんないな。
「あのね〜、お前が告白した時だよ」
あー!あの時の。
僕が 付き合ってください って 手を広げたら君が飛びついてきたんだ
OKっていう意味が伝わって 幸せの感情が溢れ出したあの時だ
「なんで手繋いだ日覚えてるのに ハグした日は覚えてないんだよw」
よくあるじゃん?そういうの。w
話せる話題が僕たちの中で尽きて、 何分かの沈黙が僕らを際立たせる
君は首元の花を見せつけるように ただ正面、前だけを見ている
............。
話し終わったら、寂しいものだね
「ねぇ」
「海行きたいな、海2人で行ったよね」
あー。あの、沖縄旅行のときでしょ?
「そう!楽しかったよね〜。...」
「今ふと思い出した。w」
急で驚いたけど、君が思い出すのも なんだかわかるような気がした
どこからが吹いてくる海の匂い
君も僕も半袖で思い出に浸る
空に広がるのは満点の青空
その満点の青空を遮る、飛行機雲
絵に描いたような景色が広がってる
確か、あの日もそんな日だったな
「.....あのさ」
「また、来世で会おうね」
まるで君が死ぬような一言
僕は君の左手を握った
来世はこの薬指に指輪はめたげる。
君は少し悲しげな表情をして うん とだけ言って僕の顔を見つめた
もし僕らが違う生き物だったら... 君が悩むことは無かったのに
出会ってしまったことに後悔を感じた
「っあの、聞いて欲しいことがある」
改まる君、僕は目を見つめた
「今日も、明日も、その先も ずっと一緒にてをはなしたくない」
「それは...お前も思ってると思う」
「....でも」
君は僕の手を離した
「ごめん」
「いかなきゃ、いけないんだ」
君の目から海水のような透き通った 涙が溢れ出していた
瞬く間に畳に落ちていく
「っだから...っだから」
「お別れだよ。ありがとう。」
僕が気付いた時には、君はもう この家にはいなかった
はじめから居なかったように、 僕の目の前から消えた
でも、僕は気に病まなかった
君が心から楽しかったのなら 僕は何も言うことは無い
ありがとう。僕の元に居てくれて。
君と僕だけの、檻の中に居てくれて。
おかげで僕も楽しかったよ。