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玲奈
相談があるんだけど
愛華
どうしたの？
玲奈
生きることが辛いんだ
玲奈
人と関わるのも辛い
玲奈
私ね、特技がないから、生きてても意味ないと思うんだよね
愛華
そんな事ないよ！玲奈は生きてていいの！
玲奈
でもね、やっぱり辛いんだ。生きたくない。でも、死ぬのも怖い、なんかいいの無い？
玲奈
殺してくれるとかそういうの
愛華
ないことも無いけど
玲奈
ある事はあるんだね。教えて
愛華
わかった。
愛華
まずは、親しい人に13回電話をかける、それはスマホでも固定電話でも構わない。相手が電話に出ればそれで終わり、相手が出なければ、かけた人は何も無い場所へ行く。そこで、とてもくるしまなくちゃいけない。他の人の記憶からも消される、苦しんだあとは、死ぬ。それでもいいならいい。
愛華
やる？
玲奈
やる！
玲奈
用意するものは、スマホだけでいいの？
愛華
用意するものは、包丁、紙、布
愛華
準備の段階だと、その包丁で右腕左足首を少し切る
愛華
血が出てきたら、紙を二枚に破いて。
愛華
それを出てきたところにつける、
玲奈
つけたら？
愛華
つけたら、それを布にまく
愛華
その布を口に含む。
玲奈
含んだら？
愛華
そこから電話に移る。これだけ
玲奈
やってみるね！
玲奈
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応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
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通話
01:41
玲奈
なんで出るの？
愛華
私が死んで欲しくないからだよ。
玲奈
私は苦しいの
愛華
私が守るよ。
玲奈
私の事なんかなんにも知らないくせに
玲奈
良いからやらせて
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
応答なし
玲奈
通話
00:02
玲奈
なんで出たの
愛華
え？私何にもしてないけど
玲奈
嘘つかないで
愛華
嘘じゃない
玲奈
愛華以外に誰が出るの
愛華
私でてないって！
愛華
何にもしてないよ！
玲奈
私は苦しいの！
玲奈
嘘じゃ
愛華
嘘じゃないってわかったでしょ？
この時の玲奈は気づかない。これが『苦しみ』だということに
玲奈
ごめん
玲奈
ごめん
愛華
許さないから
愛華
絶対に
玲奈
ごめん、ごめんこれ以上友達を失いたくないの。
愛華
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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