この作品はいかがでしたか?
102
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私は今、静寂に包まれた空間にいる。
真広
急に右手が、ずっしりと重い感覚に陥る。
右手を見てみるとー
真広
悲鳴を上げたかった。
でも、上げられなかった。
真広
なぜなら、私の右手には手袋越しに血の着いた金属バットを握っていたから。
私の前には、…30歳くらいの男性が血まみれで倒れている。
真広
真広
恐らくここは、 私の家の近くの公園だろう。
真広
真広
急いで茂みの中に金属バットを置き、家へと走る。
真広
ふと、今日海音に言われた言葉を思い出す。
『お前さ、なんで最近夜出歩いてるの?』
真広
私の頭のなかは、まるで今のような、闇に染まった夜のようだった。
休み時間、学校にて。
海音
真広
僕は、真広に"夜"のことを相談された。
海音
真広
海音
海音
真広
海音
海音
真広
海音
海音
真広
海音
言葉が詰まった。
真広
海音
真広が廊下の角を曲がったあと。
海音
海音
真広はれっきとした殺人という罪を犯している。
なのに…
海音
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