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18曲目

雨が降った 花が散った

ただ染まった頬を想った

僕はずっとバケツ一杯の月光を呑んでる

本当なんだ 夜みたいで

薄く透明な口触りで

そうなんだ、って笑ってもいいけど

僕は君を待っている

夏が去った街は静か

僕はやっと部屋に戻って

夜になった

こんな良い月を一人で見てる

本当なんだ、昔の僕は涙が宝石で出来てたんだ

そうなんだ、って笑ってもいいけど

声はもうとっくに忘れた

想い出も愛も死んだ

風のない海辺を歩いたあの夏へ

僕はさよならが欲しいんだ

ただ微睡むような

物一つさえ云わないまま

僕は君を待っている

歳を取った 一つ取った

何も無い部屋で春になった

僕は愛を、底が抜けた柄杓で呑んでる

本当なんだ 味もしなくて

飲めば飲むほど喉が乾いて

そうなんだ、って笑ってもいいけど

僕は夜を待っている

君の鼻歌が欲しいんだ

ただ微睡むような

物一つさえ云わないまま

僕は君を待っている

君の目を覚えていない

君の口を描いていない

物一つさえ云わないまま

僕は君を待っていない

君の鼻を知っていない

君の頬を想っていない

さよならすら云わないまま

君は夜になって行く

19曲目

ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね

列車にでも乗って行くかい。僕は何処でもいいかな

君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ

そっか、隣町なら着いて行くよ

はらはら、はらはら、はらり

晴るる原 君が詠む歌や一輪草

他には何にもいらないから

波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕

夏が終わって往くんだね

そうなんだね

ねぇ、いつか大人になったら、僕らどう成るんだろうね

何かしたいことはあるのかい。僕はそれが見たいかな

君は忘れてしまうだろうけど思い出だけが本当なんだ

そっか、道の先なら着いて行くよ

さらさら、さらさら

さらさら、さらさら

花風、揺られや一輪草

言葉は何にもいらないから

君立つ夏原、髪は靡くまま、泣くや雨催い夕、夕、夕

夏が終わって往くんだね

そうなんだね

そっか、大人になったんだね

はらはら、はらはら、はらり

晴るる原 君が詠む歌や 一輪草

他には何にもいらないから

波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕

夏が終わって往くんだね

僕はここに残るんだね

ずっと向こうへ往くんだね

そうなんだね

20曲目

僕に心を

君に花束を

揺れる髪だけ靡くままにして

箱の中の小さい家の、

二人で並んだキッチンの小窓のカーテンの先の思い出の庭に、

春の日差しを一つ埋めて、たまには少しの水をやって、

小さな枇杷が生ったとき忘れてください

僕に 僕に 僕に

僕に心を

君に花束を

揺れる髪だけ靡くままにして

僕に言葉を

君の鼻歌を

長い長い迷路の先に置いて

一つ一つ数えてみて。あなた自身の人生のあなたが愛したいものを。

······何もないのかい?

海の側の小さい駅を歩いて五分の海岸の、僕と見た翡翠の色も忘れてください

僕に 僕に 僕に

僕に心を

君に花束を

揺れる髪だけ靡くままにして

僕に言葉を

君の鼻歌を

長い長い迷路の先に置いて

箱の中の小さい家の、

朝の日に揺れるカーテンを開けた静かな休日の、

寝起きの君が寝ぼけ眼で座ったその朝のダイニングテーブルに

僕の心があったこと、忘れてください

21曲目

「どう言えばいいんだろうか」

「例えば雪化粧みたいな」

「そう白く降っているんだ」

「寂しさ?それを言いたかったのね」

「そう言えばいいんだろうか」

「溢れた塩の瓶みたいで」

想像で世界を変えて

お願い、一つでいいから

もう一瞬だけ歌って

メロディも無くていいから

寂しさでもいいから

「どう言えばいいんだろうか」

「剥がれた壁のペンキなんだ」

「何度も塗り直した」

「想い出?それを言いたかったのね」

「そう言えばいいんだろうか」

「嫌だな、テレパシーみたいだ」

想像で世界を食べて

お願い、少しでいいから

もう一瞬だけ話して

言葉も無くていいから

思い出だけでもいいから

「そう、僕だけ違うんだ」

「鞄に何か無いみたいで」

「もう歩きたくないんだ」

想像して、自分に触れて

貴方を少しでいいから

もう一回だけ愛して

何も言わないでいいから

想像で世界を変えて

お願い、一つでいいから

もう一瞬だけ歌って

メロディも無くていいから

言葉も無くていいから

どう言えばいいんだろうね

例えば、

ね?言わなくたっていいの

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曲名(またヨルシカさんの) 18、嘘月 19、夜行 20、忘れてください 21、テレパス

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