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ポートマフィア本部、廊下
幹部
幹部
幹部
中也side
低い笑い声がする
思わず足が止まった
────元敵
────お気に入りじゃない
雨の日に拾われた野犬。
居場所を与えられた代わりに、首輪をつけられた。それでも構わなかった。
戦えるなら、必要とされるなら、 でも。
「太宰は違う」
その言葉だけが、妙に胸に刺さった。
自室に戻る。
暗い
重い
机の引き出しを開ける。
数粒の錠剤
睡眠薬。
数日前、太宰に片付けさせられたもの。
「……どうせ、また死ぬ気かよ」
悪態をつきながら、何故か数粒、懐に入れた。
返すつもりだった。
本当に?
ベッドに座る。
天井を見上る
中也
中也
太宰は森鴎外の”最適解”
自分は?
中也
喉がひりつく。胸の奥が、空洞になる。
白い小さな錠剤。
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
ベットに倒れ込む。 視界が滲む。
中也
中也
返事はない 意識が沈む 重力が消える ただ、暗闇。
静かで、優しい。
紅々
紅々
紅々