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#こさめ
ことみ
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翌日には熱も下がったのだが学校は休ませられ、連れてこられたのは六奏総合病院だった。
診察の日では無いし、らん ももう体調が悪い訳では無いので何故ここに連れてこられたのかは全く持って分からなかった。
そうして案内されたのは一人用の病室で、人が来るから駄弁って待ってろ、との事。
らん に対して病院に用事があった訳では無く、なつ が用事があったのだろう事はそれで察せられた。
別に人に見守られる程幼い子供では無いのだけど…と思いながらベッドに座って空を見上げる。
数分程待っていれば、ガラリと扉の開く音が聞こえて振り返った。
?
らん
らん
肯定すれば、その人は病室に入ってきて後ろ手に扉を閉めた。
こえ
声がとてもデカ高い。
医者としてどうなんだとは思うが、きちんと白衣を着ているので医者なんだろう。
こえ
らん
こえ
こえ
らん
聞きなれない言葉に首を傾げれば、こえ は小さく笑った。
こえ
らん
その名前の通り、心のクリニックと言う事だったらしい。
精神科に連れて行っても らん は口を割らないとでも思ったのだろう。
だからこそそう言う場所へは連れて行かず、こうして雑談の様な場を設けた、と。
まぁ想像でしかないけれど…。
こえ
こえ
精神科医としてではなく純粋な疑問として受け止められた。
それは、こえ が白衣を脱いで畳みベッドに置いたからだろう。
らん
こえ
こえ
らん
無いけれどどうしてかまだ家族とは思えなかった。
いや、本当の家族と言うものが何なのか分からないのだろうか…?
こえ
らん
こえ
らん
こえ
言い当てられて、そう思っていた事に気付いた。
受け入れて次の日には今までのが全て夢だったとしたら?
裏切られてしまったら?
そう、考えていた事に気付かされた。
こえ
こえ
こえ
静かに諭す様にそう言葉を掛けられて顔を俯かせる。
らん
らん
こえ
らん
こえ
こえ
こえ
受け入れる努力。
本当の家族になろうと言われてから、言われる前も、何かを受け入れた事ってなんじゃないだろうか…。
らん
らん
不安は拭えなくて、恐怖は拭えなくて、それでも一歩踏み出して見たら何か変わるのかもしれないと感じて小さく頷けば、優しく頭を撫でられた。
こえ
こえ
こえ
らん
こえ
こえ
先までの静けさが一瞬にして消え失せた。
白衣を着た こえ はデカ高い声でそう言ってブンブンと手を振り病室から去って行った。
らん
らん
その時、らん は心から笑っていた。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第14話、読み終わりました……。 精神科医のこえ先生、めちゃくちゃ良い人すぎる。 「家族として見たら駄目だと思ってるんじゃないか」って言葉、本当に胸に刺さりました。らんが自分を守るために心を閉じてたんだなって気付かされた回でした。 最後の「面白い人…!」でらんが笑ったところ、すごくじんときた…。少しずつ受け入れていく練習、応援したくなります🌙 次が気になる〜。