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私のお母さんは 何もかもが綺麗。 手も髪の毛も 何かを見つめる瞳も 全部が大好きで綺麗で 自慢のお母さん。 でも お母さんはある日を境に 居なくなっちゃった。 消えちゃった。 何処かへ。 今家にいるのは 私と 偽物と 汚れた人 大好きな人は 消えた。 お母さん 会いたい 何処に居るのかさえ分からない 私は 昨日も一昨日も見つからなかった お母さんを今日も探す。 外には出られないから 家の中で 『いやぁぁぁぁぁぁ』 下の階から耳を劈く様な 悲鳴が聞こえた 本当にやめてほしい これを毎日聞かなきゃ なんないんだもんな やめてもらう様 言いに行こうか 見ると 汚れた人が片手に 血塗れたカッターナイフを 持っていて その視線の先には 顔をしかめながら 腕を抑えてへたり込んでる 偽物 見ればわかる 汚れた人に偽物が腕をカッターで 切られたんだ 嗚呼 床が汚れちゃんじゃんか 汚い。 まぁ 人の事言えないか 視線に気づいたのか 汚れた人が こちらに振り向いた
汚れた人
汚れた人
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汚れた人
汚れた人
汚れた人
汚れた人
汚れた人が 偽物の髪を引っ掴んで 壁に叩きつけた それと共に 嗚咽の音
汚れた声を出さないで こっちまで気持ち悪くなってきそう お母さん 早く帰ってこないかな
この一家は汚れてる この家も当然汚れてるし そんな家に住む私も 汚れてしまっている お母さん 私を浄化してください
次の日
汚れた人
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汚れた人
汚れた人
汚れた人
汚れた人
汚れた人
汚れた人
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偽物
偽物
偽物
偽物
今まであんなにやられてるのに どうして其奴の味方をするの ?
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汚れた人
汚れた人
その瞬間 私は壁に叩きつけられた
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偽物
偽物
どっちが 汚いんだか .. 死にたいと思うのも 当たり前じゃんか
こんなつまらない人生 今すぐにでも捨ててしまいたい