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マネージャー

本題にはいるんだけど

なにか胸騒ぎ…がする

マネージャー

三上、MINTからグループを異動してくれないかな?

綾那

え、?

マネージャー

突然でほんとにごめんなさい。

マネージャー

でも異動は今すぐじゃないの。

綾那

ど、どこにですか?

きっと後輩たちと組まされるんだろう、 そう勝手に解釈していた。

マネージャー

SnowMan。

綾那

え、今なんて?

聞き間違いだろうか、 今SnowManって…

マネージャー

SnowManよ。

マネージャー

あなたも知ってるでしょう?

綾那

マンズ兄さん、ですか

綾那

でも彼らはなんて、

マネージャー

まだ上の方で話が決定してSnowManのメンバーには打診しているところ。

マネージャー

まだ返答はかえってきてないけど…

綾那

そうですか

マネージャー

答えは今すぐじゃなくていいわ。

マネージャー

でも、いい方向に考えてくれると嬉しいわね

綾那

わかりました、考えてみます

綾那

失礼しました

帰り道。

綾那

いい方向、か。

いい方向。 それが私にとってどんな方向なのか 全くわからなかった。

私はここ3年間MINTとしてデビューすることを 心から願っていた。

でも、SnowManに加入することが 私にとっていい方向なのかもしれない

そう考えたりもしてしまった。

答えがよく分からないまま、 気づけば家に着いていた。

綾那

ただいま

そう誰もいない部屋に言う。

私には両親がいない。

いない、と言っても事実上はいるんだけど、

幼い頃両親は離婚した

最初は母方について行っていたが

そのおかげで何故両親が離婚したのかが よくわかった。

だから、私は小学3年生の時 家を飛び出した。

父を探すにもあまりにも情報が無さすぎて 私は祖父母の家に向かった。

祖父母はあたたかく迎えてくれたが

その一年後、2人とも世を去ってしまった

交通事故だった。

そして、これからどう生きればいいんだろう そう悩んでいた頃

ジャニーズ事務所と出会った。

元々ジャニーズは好きだった。

当時B.I.Shadowだった松村くんに憧れて 芸能界を目指したことだってあった。

そしてたまたま見つけた オーディションの案内。

これだ、 そう思いオーディションを受けた私

結果は見事合格。

晴れてジャニーズJrとして 活動を開始することになった

でも、すぐに芽は出なかった

呼ばれてもほとんど後ろの方で踊るだけ。

誰からも見つけてもらえず3年がたっていた

そして2016年。

私はジャニーさんに召集をかけられ MINTというグループのメンバーにしてもらった

生まれて初めて出来た仲間。

それがMINTのメンバーだった。

だから 簡単に手放す訳にはいかない そうずっと思っていた

なのに突然舞い込んできた異動の話。

嬉しいような悲しいような

そんな複雑な想いで私は壊れそうになっていた

通話終了

通話
00:00

あ、出た

綾那

どうしたの?

どうしたも何も

帰ったら連絡してなって言うたやん

もうあと1分で日付変わるで?

綾那

え、

色んなことに考えをめぐらせてる間に何時間もたっていたらしい

え、って

時計みてへんの?

綾那

ごめん、見てなかった

あや、どうしたん

綾那

ん?なんもないよ

なんもないわけあらへん

なんかあったんやろ?

うちにも話せへん秘密なん?

綾那

実は…

湊に思いをぶちまけた。

そうやったんか

綾那

私はどうしたらいいの?

綾那

いい方向って何?

ちょっと落ち着き、な?

綾那

落ち着けるわけないッ

わかった、わかったから

でも、うちはあやがどんな方向選んでも反対はしいひん

あやがMINTにいたいならそれでええし、SnowManに行きたい思うならそれも反対はしいひん

どこにいてもあやが輝ければそれでええねん

綾那

わかった

綾那

ありがとう

綾那

もう少し一人で考えてみる

あんま気負いしすぎんといてな?

言っとくけどうちらはあやがいなくなるってなっても

誰も怒ったりはしいひんから

綾那

うん、

人生で1番悩んだのは この時期だったかもしれない

そして私はSnowManへの加入を決めた。

SnowManも受け入れてくれると 言ってくれたそうだ

インテリちゃんと雪だるま

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コメント

1

ユーザー

友達めっちゃええ子やないか!

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