少女のヤカタ

この町には、ある不思議な言い伝えがあった…

昔、森の中の館には、とても幸せに暮らしていた家族がいた。

父と母、そして１人の娘がいたらしい。その家族はどこにでもあるような普通の生活を送っていた。

あの日までは…。

その館で正体不明の失踪事件が起きたらしい。警察官が館で起きた事件の真相を解き明かすために現場に行ったらしいが…。

何故か警察官が全員失踪してしまったらしい─。

町の人々が不審に思い館に向かったが、館に行った町の人々も行方不明になった…。

町の人々は怖がって館に近づかなくなった。

だが…事件はさらに起こってしまった…。

失踪事件が起こってから数ヶ月も経とうとしていたある日。町ごと消え去ってしまったのだ…。

人々も消え去ってしまったらしいのに…言い伝えが現在まで言い伝えられているのは…

消え去った町で１人の少女だけが…生き残っていたらしい。

近くでパトロールをしていた警察官に少女は保護されたらしいが。その少女はおかしなことに

自分の名前と失踪事件以外の記憶が何一つなかったのだ…。

その少女の名は「────」。

20××年、◯月×日 本屋にて─────.

こうして―新たな物語の幕が開けるのだった─