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うめ ゆ
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コメント
4件
ほんっっとにlrさんがかっこいい。ruが信頼して全力で甘えてるのが可愛い…✨️最高です…✨️
♡2万突破とff様300突破ありがとうございます! ここ最近スランプに陥り話が作れなくて申し訳ないです。久々なので暖かい目でご覧下さい!
(告知)より【甘えたい狼】と【満月】を掛け合わせたお話です。元々想定していた話では無いのですが似たようなストーリーに仕上げるつもりです!
「小さな服と大きな願い」 前編 ※lrru以外のライバーさん登場します
夕食を終えた後の穏やかな時間が流れていた
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小柳が顔を上げるとローレンはスマホを差し出す
画面に映っていたのは生まれたばかりの赤ん坊だった
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そう言いながら次々と見せてくる
眠っている写真 小さな手を握っている写真 母親に抱かれている写真
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幸せそうな家族を見ていると胸の奥がほんのり温かくなるような気がした
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二人は顔を見合わせて笑った
翌日 大型ショッピングモールのベビー用品売り場は思っていた以上に賑やかだった
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ローレンはすでに商品の物色を始めている
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服、おもちゃ、ベビー用品、ぬいぐるみ
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最初は数点だけの予定だったはずなのに買い物かごはどんどん埋まっていった
帰宅した頃には大量の紙袋がダイニングテーブルの上を占領していた
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お祝いとして渡すには明らかに量が多い そのため二人で相談しながら仕分けを始めることになった
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悩みながら数時間後ようやく整理が着いた
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だが最後に残ったいくつかの商品を前にしてローレンは腕を組む
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箱を抱え、別室へ向かう
収納棚を開き商品を仕舞おうとした所で手が止まった
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片手で持てるほどのサイズしかない こんな服を着れる子が居るとはと考え深くなる
ふとローレンさんの顔が浮かんだ
嬉しそうに写真を見て、楽しそうに商品を選んでいた姿が脳裏に焼き付いていた
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もし自分たちに子供がいたらもっと幸せかな、なんて
そんな考えが頭を過ぎった
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その気持ちを振り払うように箱を閉じ棚の奥へ押し込んだ まるで自分の心ごと閉まい込むように
2人は別々の仕事があり途中で別れ事務所に来ていた
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撮影は順調に進んでいた しかし時間が経つにつれ違和感は強くなっていく
妙に暑い、呼吸が浅い、頭がぼんやりする
スタッフ
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だが立ち上がった瞬間視界がぐらりと揺れた
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誰かが叫んだがそのまま意識は暗闇へ沈んでいった
目を覚ました時には見知らぬ天井が視界に映った
辺りを見渡すと腕には点滴が刺さり テーブルには果物が置かれていた
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ゆっくり身体を起こそうとしたところで病室のドアが開いた
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ローレンは椅子を引き寄せて座った
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その質問に一瞬だけ彼の表情が揺れた だがすぐに普段通りの顔へ戻る
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そう言われれば納得出来るが小柳の視線は別の場所へ向いた
彼が持っている紙束、妙に分厚い
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夕方には許可が出たので小柳の体調も考え即帰宅した
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突然身体が浮きローレンさんに姫抱きされた
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そのまま寝室まで運ばれベッドへ降ろされた
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高熱だからか頭が回らずぼーっとしてしまう
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袋には3種類の薬が入っていた 解熱剤と吐き気止め、あともう一つは教えて貰えなかった
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袋から取り出し1粒口の中に放り込む
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しばらくすると副作用か猛烈に眠くなり途中で落ちた
数時間後 眠っていた小柳の身体が大きく震えた
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呼吸が乱れる。心臓が痛いほど強く脈打っていた まるで心臓を握り潰されているようだった
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熱い、異常なほど熱い 額から冷や汗が流れ視界が揺れる
苦しい中、頭の中を埋め尽くすものが一つだけあった
ローレン、ローレン、ローレン、ローレン……
会いたい 触れてほしい 抱き締めてほしい 離れないでほしい
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掠れた声で何度も何度も呼ぶ
涙が滲み指先が震え無意識にシーツを握り締めた
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聞こえたのだ、弱々しい声が
ベッドの上で苦しそうに身体を丸めるロウの姿 汗で濡れた髪、真っ赤な顔、荒い呼吸、焦点の合わない瞳
そして
空になった薬のシート
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ロウは潤んだ目でローレンを見上げる そして縋るように腕を伸ばした
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色んな意味でローレンの顔色が変わる 最悪の事態が始まってしまったことを悟ったからだった