コメント
2件
え、不穏…(( どりみなら確かに思ってそう…(偏見 ってか同類居たわのくだりが面白くてツボにハマってます助けてください(
緑色
目を背けたくなる朝日が窓から差し込む。ウザイという言葉が最適だ。俺は面倒臭いがきょーさんに布団を奪われる方が嫌だから起きた。
緑色
夜更かししてらだおくんを暗殺しようとしてた奴殺したからだろうな……即殺して、みんなにバレないように死体投げて、自分の服洗ったりして……本当に許さないもう1回刺そうかな。
まぁ、いいや。とりあえず資料だけ自室に運んどこ……
ガチャッ
らっだぁ
緑色
らっだぁ
緑色
らだおくんはいつもこうやってうるさい。無駄に毎度毎度心配させられる。本当に殴りたい。
総統として舐められて同然な彼だが、運営のみんなの事になると、本気を出す。例えば………
らっだぁ
レウクラウド
らっだぁ
はは、と声を出すらだおの目は笑ってなかった。いや口すら笑ってない。
らっだぁ
全員
らっだぁ
緑色
らっだぁ
ばどきょー
レウクラウド
あの時は怖かったなぁ……威圧か何かの能力を使われている、あるいは神が目の前に居るのかと思うくらいで、あの場に居た全員が声を出すのすら難しい程だった。
らっだぁ
緑色
あの事を思い出してると、無駄にびっくりするから鬱陶しい。はぁ、と小さくため息をついて席に座る。
……まぁ、らだおはとても優しい。俺が唯一、この人なら命を授けてもいいと思えた人。それくらいらだおは凄くて、優しくて、偉大な人だ。
ばどきょー
らっだぁ
資料を運ぶ前に朝ごはんが出来てしまった。まぁいいや。俺も行こう。
らっだぁ
逸希
今日も早起きして、偉いなーって正直思う。料理好きとは聞いたものの、この量を毎度作ってくれるのは本当にすごい。
ばどきょー
レウクラウド
緑色
この黄色いパーカーを着たd……人はきょーさん。とりあえず893。コワイ。
ばどきょー
コンタミ
ばどきょー
そんなきょーさんも、多分この中で1番仲間の事を考えてる人。普通に強いし、普通に憧れでもあるかもしれないけど893は怖い。それだけは何回でも言う。
それと、きょーさんの種族は天使と豚のハーフ。その中の天使の条件は、1度自殺する事。自殺をすれば悪魔か天使、どちらかに転生する。最近そういう研修結果が届いたそうな。 自殺する前のきょーさんは、とても動物好きだったらしい。勿論今でも。
だからこそ、きょーさんはご飯を食べ残すことは絶対にしない。何処かのまどか☆マ○カのアニメの佐○杏子役みたいな存在()
……だから、ゾムさんの食害で毎度苦しむのに…と思うのは置いておこう。
レウクラウド
コンタミ
レウクラウド
んで、このツッコミ担当はレウクラウド。もしくはクラウド。もしくはウド。もしくは鈴木。
めちゃくちゃ真面目。この中で一番真面目にやってる気がする。だから毎回中々資料のやらないらだおはレウさんに怒られる。
叫び方はやばいし、なんか色々とサイコパスだし、隠れてるけど拷問この中でも上位に好きな人だから普通に怖いし普通に怖い。ウン。コワイ。
そんなレウさんは、過去に謎の組織によって体を改造されて、元々鬼だった種族だったはずが、改造人間という謎の種族になった。実を言うと、これは運営の中でしか知らない話。
昔は鬼で、なんかきょーさんとも仲良くて、昔から相棒らしい。でも、レウさんを後ろから気絶させて連れて行った奴がいて、気が付けば既に実験体と呼ばれていたらしい。
鬼だった時の能力は回復だったが、改造人間にされて、組織の為なのか、ほぼほぼ自爆と同様、自分が危機に陥った時に自我を失って怪我を負いながらも動き続けるような能力が追加されたらしい。
それも、敵味方関係なく、発動は死にかけた時に自動的に発動するらしい。完全に自爆用の能力だろう。
だから、レウさんは大体皆に守られる存在。俺だって死んで欲しくないし、これは当たり前のことだと思う。
それに対して、「守られるのに罪悪感を感じる」と俺に相談されたのはまた別のお話。
コンタミ
全員
コンタミ
らっだぁ
コンタミ
緑色
コンタミ
この人はコンタミ。この中で1番やばい人。今の会話からでももう大体分かるだろう。 とにかくコンちゃんがする拷問だけは巻き込まれたくない。グロい。普通に。こっちが気が狂う。
まぁ、そんなコンちゃんもいつもはとっても優しいで有名。コンちゃんが司令官の時の兵士は大体安心するらしい。
でもだからこそ、コンちゃんはよく色んな人の悩みを抱えてる事も多くて、よく俺も一緒に悩みを解決したりする。大勢の人の悩みは絶対に解決しようと試みるコンちゃんは、強者と言えるだろう。
コンちゃんは昔、親が完全な殺人鬼だった為、殺す事は正義だと教えこまれたらしい。それでらだおくんがそんなコンちゃんに色々と正しい正義を教えてくれた。それがコンちゃんがこの運営に入るきっかけ。
でも、そんなコンちゃんがここまで成長したのは、らだおのおかげだけではなく、多分コンちゃん自身の優しさもあるんだろうなと自分は勝手に勘違いしてる気がする。
らっだぁ
ばどきょー
あ、いつの間にか食べ終わってた。
緑色
レウクラウド
コンタミ
俺はドアを閉めた。
……正直、俺はここに居ても何も出来ない存在。
皆だけで、本当は成り立つ。俺は皆が入る前に、らっでぃを支えていただけの存在。だから此処に居るだけであって、本当は居なくても良いことを知ってる。それでも此処に居たいと思う俺は我儘だろう。
この国をまとめるのはらだおで十分。戦闘はきょーさんだけでも最強だし、レウさんは俺には絶対出来ない司令官を出来るし、コンちゃんは計画を立てることが出来るし、頭がいいからある程度のハッキングくらい余裕だ。
それなのに、俺はよく人の邪魔をしたりするし、人前では喋れない。嫌いだと見放されても当たり前の事をしてるんだ。
緑色
資料を片付けている間に、メールが届いたらしい。俺は少し警戒しつつも、そのメッセージを開いた。
寝返れ。さもないと、戦争を起こす。
緑色
E国、か。少し強い国かもしれない。だが、情報によるとハッキング担当があまり使えないらしい。だからこそ、能力がハッキングに関連している俺に送ってきたのだろうか。
…………どうしたらいいんだろう
俺はR国に必要とされているのだろうか。それなら、必要とされる可能性のあるE国の方が、余程いいんじゃないだろうか。
……………でも
緑色
俺は、小さく深呼吸をして、Enterを押した。
_カチッ
らっだぁ
レウクラウド
ばどきょー
コンタミ
らっだぁ
……俺、今どんな表情してるんだろう。皆が俺を恐れた表情で見てる。でも、そんなの気にしてられない。俺は勢いよく椅子から立ち上がり、机をバンッと叩く。机にヒビが入った事なんてお構い無しだ。
らっだぁ
ばどきょー
らっだぁ
ばどきょー
らっだぁ
レウクラウド
らっだぁ
コンタミ
らっだぁ
ばどきょー
らっだぁ
コンタミ
らっだぁ
実を言うと、俺の使い魔らだおくんは、なんか色々とすごい。なんか聴覚凄くて、嗅覚もすごい。だから、みどりの匂いを辿りに行けるかもしれない。それに、所々にらだおくんを設置してある。
こういう時の為に用意していてよかった。そう考えれば、この案を実装したきっかけとなるあのコンちゃん誘拐事件は役に立った事件だったのではないだろうか。
らっだぁ
窓ガラスを思いっきり割って、外に出た。
ばどきょー
俺は(らっだぁにとめられたけど)さっきも言った通り、馬鹿ほど監視カメラを管理したことが無い。いや、なんなら管理室自体見た事も中々ない。
あるとすれば、この幹部に入りたての時にどりみーから「大体此処ニイツモ居ルカラ」とか言ってた時以来だ。
………そう思うと、どりみーがこの時間帯で此処に居ないことにとても違和感を感じる。
ばどきょー
突然、さっきまで信じられなかったモワモワとした状態からはっきり目が覚めた。
ばどきょー
ばどきょー
此処まで調べきった俺は本当天才。褒め讃えよ。 そんな事思いながら俺はぺいんとさんに電話をかける。
ぺいんと
ばどきょー
ぺいんと
ばどきょー
ぺいんと
ばどきょー
ぺいんと
ばどきょー
こんなにも協力してくれるのは本当嬉しい。ぺいんとさんって優しいよな。さすが俺の彼氏(
しにがみ
ばどきょー
しにがみ
チッ……やっぱか。なら、あの夜にみどりが殺してたらっだぁ暗殺しようとしてたやつE国やろうな。
………
ばどきょー
しにがみ
ばどきょー
しにがみ
途中で切る。俺はすぐにらっだぁとインカムを繋げた。
ばどきょー
らっだぁ
ばどきょー
予想外の返答が返ってきて俺は戸惑う。らっだぁはその隙に俺のインカムを切った。
ばどきょー
俺は倒れた椅子など気にせず走った。
モブ
緑色
モブ
彼奴は部屋の中に入る。 俺は静かに耳を立てる。
モブ
モブ
モブ
モブ
緑色
…正直、卑怯なE国はR国を狙うと分かってた。次連れてくるのはコンちゃんかきょーさんだろうか。
……いずれ俺も洗脳かなんかされて、無理矢理やらされる。多分、そうやって皆を引き入れて、全員を支配しようとするつもりだ。最低のやり方なら分かる。
…………………
大丈夫。覚悟は出来てる。どれだけらだおくんと衝突しても、皆に嫌われても、どれだけ最低なヤツか知られても、いいんだ。俺は、俺が今やる事をやる。決めたんだから。
緑色
服を強く握った。
らっだぁ
緑色
みどりは静かに俺の方を向く。 ……久々だ。彼奴の感情がいまいちよく分からなくなること。
モブ
緑色
緑色
らっだぁ
そうだった。E国は、人をナンバーで呼ぶ習性があった。 ……正直腹が立ってた所だ。みどりをこんな事にした彼奴を、絶対殺す。
らっだぁ
モブ
緑色
みどりが剣を構える。 ……久々かよ、命を賭けたお前との戦い。笑えてくるわ。俺は青鬼の力を振り絞った。
らっだぁ
緑色
みどり、お前本当は操られてなんか_ そう言おうとして口を開こうとした時、みどりは相手の糞の奴に持って行かず、ゆっくりと窓を開けた。
らっだぁ
緑色
らっだぁ
何とか逃れようとしても、がっちり掴んでるせいで無理だ。逃げ出したとしても、必ず俺は無防備で死ぬ。
……これは、重症になる覚悟をつけて、また出直す事が必要か。俺は悔しくて唇を噛みながら、空中を舞った。
緑色
らっだぁ
俺はみどりの震えた声が聞こえて、手を伸ばした。 その手は虚しく、届かなかった。
こうするしか、無い。
俺が活躍出来るのなら、ここしかない。
まぁ、結果的には俺が招いた戦争だけど。結果良ければ全てよしって、らだお言うし。
それなら、俺は……
モブ
俺はほぼ魔力を最大にしてコマンド入力ページを表示する。
カチカチカチカチカチカチ
モブ
緑色
俺はEnterを押した。
????
シュルルルル……
らっだぁ
俺は何か巻かれている感覚を感じる。気付けば、触手が俺の脇下辺りを巻き付いていた。
コンタミ
らっだぁ
周りに集まってきた使い魔らだおくんが俺の周りを埋め尽くす。怪我した部分痛いんだからやめなさい。
らっだぁ
コンタミ
らっだぁ
俺は落ちてきた窓を見上げた。
緑色
俺はその場にへたり込む。俺には珍しい、自爆攻撃に近い事をした。コマンドでここの部屋の扉を完全に封鎖して、ほぼ全ての物を燃やして。この気持ち悪いのは一酸化炭素がもう出てるんだろう。
……最後くらい、かっこよく死にたいじゃん。 そんな言い訳気味な言葉が脳内で埋め尽くす。多分もう俺死ぬんだろうな。
????
ガンッ!!ガンッ!!バゴッ!
有り得ないほどのうるさい音が聞こえて、俺は薄らと目を開ける。
ばどきょー
きょーさんの後ろに天使の羽が生えている。天使の力を使うというのは、大きい傷や酷い時は目や耳、寿命等の代償を受けたりする代わりに力がとても強くなるというものだ。
……だから、おれが本気魔力で塞いだ鉄の壁も破壊出来たのか、と理解できる。
ばどきょー
緑色
力が出ない手で何とか方向を示す。目を細めたら、何とか見える小さな光。 _そこから、見知った顔の人が近付いてきた。
レウクラウド
レウさんは俺ときょーさんを担いで窓に向かう。こんな時に考える事じゃないかもだけど、凄いなって少し尊敬した。
レウクラウド
レウさんは思いっきり窓ガラスを体で割って、俺らを担いだまま外に出た。
レウさんは空中で、俺らに出来るだけ衝撃を与えないように下に回り込む。 そんな中、俺は空中が怖くて、目をつぶってしまった。
緑色
体になにか巻かれてる感覚がして、俺は目を開ける。下にはコンちゃんとらだおがいた。
コンタミ
らっだぁ
良かった。コンちゃんがらだおの事受け止めてくれたんだ。安心した。
レウクラウド
レウさんにそう言われて頭を撫でられると、何だか安心して眠くなる。俺が何もかも悪いのに。眠っちゃダメなのに。それでも、俺の眠気には勝てなくて、ゆっくり瞼が落ちる。
最後に薄ら見えたのは、皆が俺の事を笑顔で見つめていた事だった。
緑色
眩しい。起きて早々思えた。俺はゆっくりと起き上がる。体中がズキズキ痛む。そういえば……俺、最低な事をしたのを思い出した。強く唇を噛む。
近海の鯖
近海さんが何か衝撃波を食らった時のように驚いた。それは俺もビビる。
近海の鯖
近海さんが珍しく情けない顔をしてる。珍しいな。
緑色
近海の鯖
緑色
1日寝るなんて普通の人でもありがちな事だろ。なんでそんなに驚くんだよ。内心めちゃくちゃつっこみたかった。
らっだぁ
近海の鯖
らっだぁ
近海の鯖
全員
近海の鯖
何故か続々と集まってくる皆。本当になんでわかるの。
緑色
らっだぁ
ばどきょー
緑色
緑色
レウクラウド
コンタミ
緑色
俺はメッセージが送られた事。迷惑かけたくないから着いて行って、従順な様に見せてタイミング見て殺したということ。その為にらだおを落とした事。自分が要らない事以外、全て話した。
……でも、曖昧な俺の答えにらだおが疑問を持たない訳もなく…
らっだぁ
らっだぁ
緑色
らっだぁ
近海の鯖
緑色
近海の鯖
近海さんが渡した薬を持ってらだおが近付いてくる。俺は「ワカッタヨ!!」と声をあげて近付いてくるらだおの手を止めた。
緑色
らっだぁ
思いっきりらだおが俺の頬を叩く。ヒリヒリとした痛みが暫く続く。泣いてしまいそうなほど、痛い。
緑色
らっだぁ
ばどきょー
らっだぁ
きょーさんに背中を思いっきり蹴られてるらだおは普通に見てるだけで痛そう。きょーさんは親かと思うほど氷をすぐに用意して俺の頬に当てる。過保護。
らっだぁ
らっだぁ
ばどきょー
レウクラウド
ばどきょー
コンタミ
近海の鯖
らっだぁ
緑色
考えもしなかった皆の温かさに、思わず俺は涙を流してしまいそうになる。いや、多分流しちゃってる。 いつもこう思ってくれたんだ、って思うと、嬉しくてたまらない。
…改めて、自分がどれだけ馬鹿で、迷惑をかけたか分かった。けど……
緑色
全員
らっだぁ
緑色
皆は驚愕したような顔で俺を見つめる。俺はわざとらしく目を逸らした。
らっだぁ
緑色
らっだぁ
緑色
ばどきょー
らっだぁ
レウクラウド
緑色
レウクラウド
コンタミ
全員
今日もカオスで楽しい軍生活。いつもふざけて、時にはかっこよくて。皆に憧れる存在の俺達。
らだおにも、ばどさんにも、クラウドにも、コンちゃんにも、俺にも、気付かないだけでいい所が必ずある。
無いことなんて必ず無い。周りと比べてしまうなら、他の人の凄い所を言えるいい所があるし、生きているだけでいい所。
……あれから、世界がもっと明るくなった気がした。心の穴が埋まるってこういう事なんだって知った。
本当にみんなには何度も助かっている。ずっと、ありがとうって言いたい。
だからこそ
だからこそ
緑色