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高一の秋
健介
愛良
場所は、夕暮れの行きなれた公園だった。
健介
健介
愛良
愛良
この流れで予想は出来てたけど、本当に嬉しかった。
ずっと自分ばかりが片想いだと思っていたから。
愛良
健介
健介は笑いながらそう言う。
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
きっと高校生の中の出来事でこの瞬間が1番青春してたと思う。
付き合って数ヶ月たって高一が終わろうとしてた。
この数ヶ月で健介について色々知れた。
本当は甘えん坊さんな所。
思ったより独占欲強めで嫉妬深い所。
髪型はボブが好きで、
タイツより生脚が好きなこと。
制服姿が好きなこと。
身体をくすぐられるのが弱い所。
愛良
愛良
知れて嬉しいようなどうなのか、複雑な気持ち。
愛良
愛良
愛良
こういうネガティブ思考になる自分が嫌になる。
その上染まり癖があるから、
鎖骨下ぐらいまであった髪を、顎下2cmぐらいまで切って、
タイツ派だった私は、生脚に変更
元々痩せ気味だったのとタイツ派だったことで、色白の細い生脚に彼は分かりやすいほど喜んでた。
愛良
こう考えてしまうから、キリがない。
健介
愛良
愛良
健介
健介
愛良
健介
健介
愛良
それって…__
健介の顔を見る。
健介
顔逸らしたけど、耳赤い。
きっとそういう意味で言ってる。
愛良
健介
今日なんだ。
私の初めてが終わるの。
愛良
部屋に着いたところで、健介が抱きしめてきた。
健介
愛良
心臓の音が大きすぎる。
…相手も同じだからいいか。
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
高3の3月
右手には卒業証書。
時が流れるのが早くて、気づけばもう今日で3年生が終わる。
あれから、健介との付き合いはずっと続いている。
何度もそういうことをしても冷めることなく、それ以上に今の私を好きでいてくれてるのが伝わる。
愛良
健介の行動から来る安心感にそう思い始めていた。
健介
愛良
愛良
大学一年目
友達
愛良
緊張してた大学生活は、良い友達もできて思ったより充実していた。
その分、健介と会える時間が減るのが少なくなっていった。
愛良
それも記念日。
それが続いた夏。会えない生活に慣れ始めたと思った頃だった。
友達
愛良
愛良
愛良
愛良
友達
友達
愛良
愛良
健介
愛良
肌寒くなり始めて秋になった頃だった。
今も月1にしか会えてないのは変わらない。
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
よく見慣れた公園には、一足先に健介がベンチに座っていた。
時間帯が夕方から夜にかけてだからか、私たちしかいなかった。
健介
愛良
健介
愛良
健介
愛良
健介
健介
愛良
健介
健介
健介
健介
健介
健介
愛良
愛良
愛良
振り返らずに席からたった私に、健介が声をかける。
健介
健介
その言葉に耐えきれなくて、気づいたら健介を抱き締めていた。
健介
愛良
愛良
その後はすぐ回してた手を離して、振り返らずに歩き出した。
姿が見えなくなった辺りからかな。どれくらい泣いたっけ
3年間の日々を思い出しながら。
やっぱ制服じゃなきゃダメだったのかなーとか
そういう事するのも飽きてたのかなーとか
生脚出すのになれてなくて、日焼けしたのがいけなかったのかなーとか
こういうネガティブな考え持ってるとことか
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
愛良
アルバムフォルダにある2人で写った沢山の写真をゴミ箱に移動していく。
愛良