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こんな勝手なことをしてごめんな
柚希はきっと怒ってると思う
でも、幼馴染が
好きだった人が
命に関わる状態なのに
指を咥えて見てるなんてことは僕にはできない
それに僕は誰にでもない
柚希の心臓のドナーになれて
俺はとても嬉しい
だから、自分を陸斗を責めないで欲しい
自分がやりたかったんだ
だから、…生きて
柚希の幸せな笑顔を見せてよ
俺はずっと柚希の心にいるから
常に3人
どうか陸斗と幸せになってください
好きだったよ
柚希
愛してる
"そーくん"!!
なぁに、ゆーちゃん
私ね大きくなったらそーくんのお嫁さんになる!
そっか、じゃあ僕は一番最初に柚希を迎えに行くよ
ほんと!?じゃあ約束!
"指切りげんまん嘘付いたら"
んー……あっ!
どうしたの?
ふふっ!秘密!
えぇ〜
指切った!!
約束破っちゃだめだからね!!
約束わす…れ……い…
お母さん
蒼汰
ドンッドサッ
蒼汰
お母さん
お母さん
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
トットットット
お母さん
蒼汰
お母さん
蒼汰
お母さん
蒼汰
お母さん
蒼汰
ちゃんと迎えに行った
あいつよりも
でも、…柚希は
俺じゃなくて
あいつを選んだ
だから、影から支えることしか俺にはない
蒼汰
ピーンポン
お母さん
ガチャ
柚希
お母さん
柚希
お母さん
蒼汰
柚希
蒼汰
咲いたばかりの向日葵に似た笑顔
俺のものにしたかった…
蒼汰
柚希
お母さん
柚希
陸斗
陸斗
蒼汰
蒼汰
柚希
柚希
蒼汰
柚希
柚希
柚希
柚希
陸斗
蒼汰
蒼汰
柚希
蒼汰
蒼汰
蒼汰
柚希
あぁ、本当に可愛い
陸斗
蒼汰
蒼汰
陸斗
蒼汰
陸斗
蒼汰
柚希
蒼汰
蒼汰
柚希
柚希
蒼汰
陸斗
蒼汰
陸斗
蒼汰
陸斗
柚希
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
早く幸せになってよ
柚希
蒼汰
クラスメイト
柚希
陸斗
グイッ
蒼汰
陸斗
柚希
クラスメイト
柚希
行っちゃった…
陸斗
蒼汰
陸斗
蒼汰
蒼汰
蒼汰
聞かされるたび勝ち目ないんだなって思ったな
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
約束した本人が忘れるなんて
まぁ、柚希っぽいけどさ
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
陸斗
これでいいんだ
俺は失恋したんだ
二人が無事に付き合うことを願うだけ
なのに
蒼汰
心がチクチクする
朝の事があってかなかなか授業の内容が頭に入ってこない
ただ、先生の話が呪文のように聞こえて…
先生
なんだか眠気が……
ガタッ
先生
重く開いた目に写ったのはだんだんと落ちていくような俺に駆け寄る先生の姿だった
そーくん!!
私ねそーくんのお嫁さんになりたい!
蒼汰
蒼汰
僕も柚希の大切な人になりたい
蒼汰
じゃあ約束しよう!
私が17歳になった日の次の満月の日に
なんで?
月が好きだから!
そっか、…わかった。絶対に迎えに行くよ
だから、待ってて
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰!!
蒼汰
蒼汰!!起きて!!
蒼汰
柚希
蒼汰
柚希
蒼汰
柚希
柚希
蒼汰
柚希
蒼汰
蒼汰
蒼汰
柚希
幼馴染…か
俺はそうじゃないんだけどなぁ
蒼汰
柚希
蒼汰
柚希
蒼汰
蒼汰
柚希
蒼汰
柚希
……なんか腹立つ…
ガバッ
柚希
柚希
蒼汰
柚希
ゆっくりと顔を近づける
柚希
駄目だよ…陸斗が居るのにそんな顔しちゃ
奪いたくなるだろ…
柚希
ごめん
約束破ってごめん
俺はもう諦めるよ
だから、幸せになってよ…
柚希
ごめん…
蒼汰
蒼汰
柚希
蒼汰
柚希
蒼汰
蒼汰
違う
違う
こんなことを言いたいんじゃないんだ
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
バチンッ!!
保険室内に響き渡った
遅れて頬に痛みと熱が籠もった
あぁ、叩かれたんだなと気づいた
柚希
柚希
柚希
ガラガラ
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
あの日から1週間が経った
蒼汰
蒼汰
コンコン
お母さん
お母さん
蒼汰
蒼汰
お母さん
柚希という名前に蒼汰の肩がピクッと上がった
蒼汰
お母さん
ガタン
蒼汰
蒼汰
でも、…本当は嬉しい
あんなことを言ったのは悪いけど
蒼汰は気づかなかった
このとき行けばよかったと
会って話しておけば最後にならなかったと
後に後悔することを
蒼汰
会って柚希に謝らないと
ドタドタ
蒼汰
バンッ!
蒼汰
お母さん
蒼汰
お母さんがこんなにも慌てるなんて珍しい…
お母さん
嫌な予感がする
お母さん
蒼汰
蒼汰
陸斗
蒼汰
陸斗
蒼汰
柚希が……轢かれた…
傍に居なかった自分に
腹がたった
あんなことくらいで学校を休むなんて
弱虫で弱い自分を今は殺したかった
ガラガラ!
柚希のお母さん
医師
柚希のお母さん
先生
お母さん
陸斗のお母さん
先生
陸斗
陸斗のお母さん
蒼汰
陸斗
蒼汰
陸斗
何言ってんだよ
冗談だろ…
ふざけんなよ
蒼汰
バッと陸斗の胸元を掴む
陸斗
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
蒼汰
掴んでいた胸元を離す
蒼汰
先生
蒼汰
先生
蒼汰
ガラガラ
蒼汰
お母さん
蒼汰
蒼汰
蒼汰
お母さん
泣かないでくれ…
お母さん
柚希
陸斗
柚希
陸斗
柚希
陸斗
何かを知ってるの?陸斗
蒼汰は………
どこに居るの?
陸斗
柚希
陸斗
陸斗
柚希
陸斗
背中から優しく支えてくれる
柚希
陸斗
柚希
陸斗
柚希
なんで来てくれないのよ
目が覚めたっていうのに…
あの日のことならもう許してるのに…
蒼汰のバカ…
私は知らなかった
何故蒼汰が来てくれなかったのか
本当の理由を
柚希
柚希
陸斗
柚希
柚希
陸斗
柚希
陸斗
そう、陸斗が指を指したところには楠木蒼汰と名が彫られた墓があった
柚希
冗談だよ
きっとまた、私をからかってるに決まってる
柚希
柚希
陸斗
柚希
陸斗
陸斗
柚希
陸斗
柚希
陸斗
柚希
柚希
陸斗
陸斗
陸斗
陸斗
陸斗
陸斗が持っていたのは一枚の封筒
急いで開けると何枚かの手紙が入っていた
見慣れた字を目で追っていくと
手紙に染みが浮き上がった
違う、私の目から流れているんだ
だんだんと読んでいくに連れて涙でそれはぼやけては小さいが声が漏れている
ギュッ
温かい温度が身体を包み込んだ
柚希
陸斗
陸斗に抱きしめられてから何分経っただろうか
あれほど流れていた涙は止まり静かな時間が流れる
最初に口を開いたのは
ーーーー私だった
柚希
陸斗
柚希
柚希
柚希
陸斗
柚希
陸斗
柚希
陸斗
柚希
柚希
あれから5年の月日が流れた
今もあの日のことは忘れない
"蒼汰"
私達は幸せな時間を過ごせています
ガチャ
陸斗
蒼太
柚希
柚希