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スーッと障子を開けて中で寝てる光をジッと見つめる
人の寿命は短い だからこそ成長が早い
初めて会った頃はボロボロだった光は今じゃ健康体で、身体を鍛えたりしている
そりゃあ、毎日私が作ったご飯を食べてるから当然だ
もう出会ってから3年
光は19歳になって更に大人っぽくなったし、強くなった
前みたいに悪夢で泣くことは無くなったし、オドオドすることも減った
逆に私の方がこうやって時々悪夢を見てないか覗き込んでしまう
それでも光について分かってないことがある
それは私達が見える事、そして、謎に甘い匂いが部屋を充満していること
そもそも初めから私達が見える時点でおかしい、普通の人間は私達のことなんて見えないはずだ
そしてこの部屋の匂い、甘くて、心地よくて、頭が溶けるようなクラっとする匂い
セナ
光
ピクっと隙間の太陽光に反応するように光はゆっくり目を開けた
光
光
セナ
セナ
光は私をジーッと見つめたあとふわっと微笑んだ
光
セナ
セナ
セナ
セナ
光
光を起こしたあとご飯をついで、味噌汁を入れて、とやっていると後ろからギュッと光が抱きしめてきた
光
セナ
セナ
光
呟くように名前を呼ばれて振り返ったまま固まってしまった
セナ
光
目が合うと光からチュッとキスをしてきて舌を絡めてきた
セナ
セナ
ここ最近は私からより光からキスする事が多くなり、その度に私は腰が抜けそうになっていた
セナ
光
セナ
セナ
光
光
ご飯と呟くと光は茶碗を持って並べに行った
セナ
セナ
最近…いや、多分初めて見た時から芽生えてた感情が大きくなろうとしていた