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なんだか最近、

先生が怪しい。

やけに帰りが遅いし、

いや帰りが遅いのは医者だから当然なんだけど....

キスとか、あまりしてくれなくなったし

この前は....

夢野うき

先生、この匂いなんですか?

ロー

.....ん、あァ

ロー

....なんでもねえ

夢野うき

そう、ですか....

夢野うき

(なんでもないって......これ女物の香水じゃん)

夢野うき

(というかなんで濁すの....?)

なんてことがあった。

夢野うき

(もしかして....病院内で好きな人ができたとか?)

夢野うき

(私にはもう冷めちゃった...?)

心に小さな穴が空いた気分だ。

どちらかが冷めたら交際はしない

昔、ロー先生が言っていた言葉を思い返していた。

夢野うき

(...別れを切り出されるのは、案外もうすぐかもしれない....)

夢野うき

............

夢野うき

(いや待って....私の考え過ぎかもしれないじゃん)

夢野うき

(ロー先生が浮気とか...考えられないし)

そう思ったが、

ロー先生は医術の腕もあって、上の上くらいの美貌で、背丈も高くて

それに惚れない女性がいるのか...?

なんせ私より美人な人はたくさんいるわけで....

夢野うき

.............

夢野うき

(今度、病院へ確かめに行こう)

夢野うき

(疑うなんて良くないってわかってるけど)

夢野うき

(確かめたら安心するかもしれない)

私は覚悟を決めていた。

ここは都内の●✖︎病院

私はロー先生がいるはずの内科へ来た。

まだ彼の姿は見つからない。

夢野うき

(仕事姿の先生見れるの、少し期待してるんだよね)

夢野うき

(....って、私は確認しに来たんだぞ)

夢野うき

(甘いこと考えてちゃダメ)

そんなことを考えていると

周りとは頭一つ抜けた長身の男が見えた。

夢野うき

(あっ!来た....!)

ロー先生だ。

夢野うき

(...やばい。白衣の姿超かっこいいんだけど)

ロー先生は白衣のポケットに両手を入れて歩いている。

反応せずにはいられなかった。

夢野うき

(めちゃくちゃ看護師さんに囲まれてる....)

夢野うき

(でも、ロー先生の興味はなさそうだから大丈夫か....)

数人の看護師に囲まれていたのだが、

彼はいつものクールフェイスだ。

ほっと胸を撫で下ろし

やっぱり浮気はなかったのかと安心した。

夢野うき

(よし、もう帰ろう)

夢野うき

(やっぱり先生が浮気なんてなかった)

先生のいつものクールフェイスを見られたので

大人しく帰ることにした。

夢野うき

(私の考え過ぎだった)

夢野うき

(ロー先生のこと疑うとか、良くないよね)

少し反省しながらも安心しきっていた。

それも束の間....

夢野うき

....え

思わず声が漏れた

ロー先生と見たことがない女性が

2人きりで雑談をしていたのだ。

夢野うき

(誰.....?)

夢野うき

(すっごく綺麗な人.....女の私でも惚れそうだよ...)

女の人は見た感じ同じ医者らしい。

ロー先生は珍しく笑顔を浮かべていた。

あんな優しい笑顔、私にも滅多に出さないのに。

美人な女性

...........なのね

ロー

...あァ、まあ....

笑顔だったと思えば、今度は先生が照れている。

誰も割り込めないような雰囲気だった

夢野うき

............

夢野うき

(...何悲しんでんだ、私....)

美人で、頭が良くて、背が高くて

私に勝てる要素なんてあるの?

夢野うき

(...ロー先生にお似合いなのは、あんな感じの女性なんだ)

溢れそうな涙を必死にこらえて

私は病院から逃げ出すように飛び出した

今日は一日中憂鬱だった。

別れを切り出されるくらいなら自分から切り出したいだとか、

涙を流さずに話せたらいいなとか。

そんなことばかり考えちゃって....

夢野うき

(ロー先生は.....いつから私に冷めてたんだろう)

夢野うき

(生徒と先生の恋なんて、そう長くは続かないかぁ)

夢野うき

..........っ

夢野うき

(私は....先生とまだ付き合っていたい)

夢野うき

(でも.....)

夢野うき

(冷めたら交際はしないって約束したから.....)

先生には、先生のスペックと相応の女性と付き合ってほしい。

...........

それは本心?

いいえ、違う。

私は先生とまだ付き合っていたい。

私以外の人なんて視界に入れて欲しくない。

なんて強情でわがままなんだと自分でも思う。

こんなわがままだから......先生は

午後12時を回った頃、

ロー先生が帰ってきた。

夢野うき

....あ、

夢野うき

おかえりなさい....

ロー

...ただいま

なんら変わりない挨拶

それでも、私にとっては重苦しい重りみたいだった。

夢野うき

.............

心臓の音がどんどん早くなる。

ロー

こんな時間まで起きてるなんて珍しいな

夢野うき

............

ロー

.....おい、聞いてんのか

夢野うき

....先生

ロー

............なんだ

夢野うき

...........

夢野うき

...話したいことが、あります

震える声でそう言った。

ロー

...........!

ローは少しだけ驚いた表情をした後、

すぐにいつもの表情に戻った。

2人で向かい合って椅子に座る。

いつにも増して真剣モードだ。

ロー

...話したいことはなんだ

夢野うき

..............

夢野うき

....先生は

夢野うき

私に何か、隠しごとしてませんか

ロー

.............

夢野うき

私に、秘密にしてること

夢野うき

ありますよね.....

ロー

..............

先生からは何も返ってこなかった

夢野うき

先生......

夢野うき

....私、先生が好き

ロー

......知ってる

夢野うき

先生は

夢野うき

私のこと、嫌いになりましたかっ....

ロー

.........は?

夢野うき

....私、今日病院へ行って

夢野うき

先生と綺麗な女の人が話してるの、

夢野うき

見ちゃったんです.....

男女が雑談を交わすのは普通のことだが、

相手がローだと話が変わる。

それもあんなに楽しそうに。

ロー

...お前、見てたのか

夢野うき

.....はい

夢野うき

前々から、おかしいと思ってたけど

夢野うき

....私の考えすぎだと思ってた

夢野うき

でも、女物の香水をつけてきた時は

夢野うき

先生が何か隠してるように思えました....

辛い。苦しい。

もう消えてしまいたい。

夢野うき

.....先生.....

ロー

......単刀直入に言うが

夢野うき

っ...........

やだ。

やめて。

やっぱり私の勘違いだった。

だから言わないで。

ロー

.............

ロー

....全てお前の勘違いだ

夢野うき

.............へ

今....なんて?

ロー

香水のことも、あの女のことも

ロー

お前の単なる被害妄想だ

夢野うき

っ!!........

夢野うき

....隠滅する気なんですか

夢野うき

勘違いってなんですか。被害妄想って........

夢野うき

私、先生にそんな言葉をかけて欲しいわけじゃなかった

ロー

!.........

ロー

うき......

先生の声が大きくなる。

夢野うき

先生にきっぱり言ってほしかった

夢野うき

お前にはもう冷めたって

夢野うき

...先生、私に隠せると思ってましたか

もう無理だ。

私は、我慢していた涙を解放した。

夢野うき

うっ...先生っ.....

夢野うき

どうして、冷めちゃったんですかぁ....ぐすっ

ロー

...........

キィー

先生が椅子から立ち上がる。

夢野うき

....うぅっ....せんせぇ

やめて。

近づいてこないで

また諦められなくなっちゃう。

また”都合のいい女"になっちゃう。

ロー

.....うき

夢野うき

....先生....

あぁ、まただ。

また好きの繰り返し。

いつのまにか先生に抱きしめられていて、

やっぱり好きなんだと実感させられる。

ロー

.....言ったはずだ

ロー

お前の勘違いだと

夢野うき

....あの女性とは、何もないって言いたいんですか

ロー

あァ、何もねえ

ロー

そもそもあいつ、結婚してるしな

夢野うき

........え?

夢野うき

(どういうこと?え、結婚...?)

ロー

女物の香水の件は、濁して悪かった

ロー

.....俺たちが出逢ってから、今日でちょうど8年目だろ

夢野うき

え....

出逢った日なんて、私でも覚えていない。

ロー

俺には、お前が何を欲しがるかも分からねえ

ロー

だからあいつに頼ったんだ

夢野うき

..............

嬉しさと安心で、また涙が流れてきた。

ロー

....正式に言うと.....その...

夢野うき

............?

先生の顔が真っ赤に染まっていく。

ロー

...俺がお前を好きになってから8年目だ

夢野うき

..............

夢野うき

え、えぇええ!?

ロー先生が尊すぎて困ってます

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コメント

8

ユーザー

とちゅまで見てて、「苦しい、、!」とか、「ロー浮気、、、!?」とかあったけど最後はハッピー度が高まって灰となった(これをキュン死という)

ユーザー

うっ、、、、一目惚れとか、、、尊っ

ユーザー

はぁーよかったぁー浮気じゃなかった😌 さすがローさん一途〰️❤️

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