中島 慧人
なんとか逃げ切れたな
月読 明香
ハアハア
中島 慧人
大丈夫か?
月読 明香
け、けいとくん あし早すぎ
中島 慧人
本当に大丈夫か?
月読 明香
だ、大丈夫だから
中島 慧人
じゃあいいけど
月読 明香
エリカちゃん置いて行っちゃって大丈夫なの?
中島 慧人
あっ、なんで?
月読 明香
だってエリカちゃん慧人君と一緒に帰りたがってたから
中島 慧人
俺は、明香と二人で帰りたいからいいの
月読 明香
そうなの?
中島 慧人
そうなんです
月読 明香
ありがとう
中島 慧人
いえいえ、このまま俺ん家来るか?
月読 明香
いいの?
中島 慧人
ああ、大丈夫
月読 明香
じゃあそうさせてもらいます
中島家
月読 明香
お邪魔します
中島 慧人
どーぞ。親とか居ないからそんなかたくなんなくて大丈夫だそ
月読 明香
分かった
中島 慧人
テキトーに座ってて、お茶持ってくるから
月読 明香
ありがとう
月読 明香
(慧人君は何で私なんかを構ってくれてるんだろ?皆から見捨てられてた私なんかを...)
中島 慧人
お茶持って来たぞー
月読 明香
ありがと
中島 慧人
あの、聞いちゃ悪いかもしんないけど
月読 明香
何?
中島 慧人
いじめ、小学校からって入学した時からなのか?
月読 明香
違うよ。5年生くらいからかな
月読 明香
前は、清香ちゃん達ともあそんでたんだよ
中島 慧人
じゃあ何でいきなりいじめなんて
月読 明香
ある日突然いじめが始まって。その前の日に一緒に遊んで、その時に何かしたのかな?って
中島 慧人
...
月読 明香
ごめんね、こんな事聞いても困るよね
中島 慧人
いや、聞いたの俺だし
月読 明香
何か違う事しようよ
中島 慧人
そうだな、ゲームしようぜ
月読 明香
ゲーム?
中島 慧人
やった事ないのか?
月読 明香
ない
中島 慧人
マジかじゃあ教えてやるから
月読 明香
ほんと?
月読 明香
私ずーっとゲームしてみたかったんだよね
中島 慧人
じゃあまずは、ここをこうしてこれをして
月読 明香
スゴい動いた
6時
ピロリン
月読 明香
あっ
中島 慧人
どうした?
月読 明香
ごめん、もう帰らなきゃ
中島 慧人
ああ、送ってくよ
月読 明香
大丈夫だよ
中島 慧人
いいから行くぞ
月読 明香
う、うん
月読家
月読 明香
送ってくれてありがとう
中島 慧人
うん。じゃあまた明日な
月読 明香
また明日
月読 明香
ただいま
パリン(お皿の割れる音)
明香母
遅いじゃない。どこに行ってたのよー
月読 明香
すいません。お母様、少し遅くなってしまって
明香母
はあ?少じゃないでしょ
明香母
早くご飯作って
月読 明香
分かりました
明香母
30分以内だからね、じゃなかったら外につまみ出すから
月読 明香
分かりました
25分後
明香父
ただいまー
明香母
おかえりなさい
月読 明香
お父様おかえりなさい
月読 明香
ご飯出来ました
明香母
さあ、食べよ
明香父
そうだな
カチャカチャ
明香母
相変わらずまずい料理ねー
明香父
そうだな
月読 明香
すいません
明香母
はいあんたのご飯
明香父
お前は、床に置けば十分だからなー
明香母
うふふ
月読 明香
(逃げたい、もう嫌だ)
明香母
何その顔。あんたは、私達が居なきゃ生きていけないの。分かってんの
明香父
まあまあそこら辺で
明香母
あなたがそう言うなら
明香父
もう行こうか
明香母
そうね。ちゃんと床片付けて置くのよ
月読 明香
分かりました
月読 明香
(何でこうなったんだろう?慧人君に連絡しようかな?でも心配かけちゃうしやめとこう)
月読 明香
今日は、もう寝よう
また中途半端です... いいね数がすごくてありがとうございます 次も10いいねで書きます それでは、さようなら







