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そこは、温もりでいっぱいの星だった
全ては女神が治めていた
住民は星を愛し、星に愛された
幸せで溢れる、笑顔で溢れた、星だった
長い年月が経ち、女神が死んだ
そして、歯車が狂い出した
新たな神が現れた
住民はその神を信じなかった 従わず反抗した
だから、その星は...
分裂した
分裂した星は、 それぞれの王が支配するようになった
神は選ばれた1人しかなれない
そういった言い伝えがあった
だから分裂した星には、王を置くほかなかった
王だから、住民を守る必要がある
そして、悪い者には罰を与え、 猛獣は殺す必要がある
困っている者には手をさしのべる
それが王のあるべき姿 そう思っていた
だから今日も、少年に手をさしのべた