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主
カナちゃん
独
フランス
思えば俺は生まれた時代が悪かった
神聖ローマの一員として生まれ，自立したと思ったらこいつが攻めてきた
それでも必死にやってきた
露帝
独
誰かに認められたいわけじゃない
それでも必死にならなくてはいけない…
独
周りの顔色伺って，消耗を持って平穏を成そうとして…
そんな息が詰まりそうな冷たい場所で生きてきた
あの日までは
独
興味が湧いてふらっとたどり着いた極東の島国
そこに彼女はいた
日本
独
会って一目で分かった
この人はまだ何も知らない
しかし，強い力を秘めている
それ以来，彼女とは師弟の仲となった
日本
独
日本
暖かかった
彼女は触れたらパリンと割れてしまうガラスランプだ
他の国に渡すものか
ようやく分かった
俺に足りなかったのは灯だ
今まで油はあったのに，それを燃やして暖をとる火を持っていなかったんだ
この火の温もりを誰に分けてやるものか
独
そんな願いが叶うわけがなかった
独
統一により，新しい国になるのだから
独
なんで，なんで運命はすぐ俺を見捨てるんだ
世界から褒められるほど素晴らしい政策を行ったのに…
独
独
独
？？？
独
？？？
？？？
独
知っていた
こいつの口車に騙されてはいけないと
それでも…
？？？
独
？？？
そう言ってそいつは懐からひとつ，林檎を取り出した
？？？
独
独
りんごを食べた途端，見覚えのある部屋に戻っていた
ああ，俺は転生したんだ
人間たちの言っていた，ドイツ帝国とやらに
独
今度は絶対，彼女と共に…
主
カナちゃん
主
カナちゃん
主
カナちゃん
主
カナちゃん
主
カナちゃん
主
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