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りょう
学園解放日(通称:学放)当日
えりとの仕事で大金を手に入れたが、 迫り来る他の依頼を 徹夜で片付けていた。
仮眠の誘惑に負け、 ベッドに入って気がついた時には 大遅刻を…
息を荒げながら 研究センターに駆け込んでゆく。
りょう
生体認証をクリアし館内に入ると 違和感に気づいた
りょう
普通ならこの時間でも 来館者がかなり訪れているが、 異様な程静かで、誰もいなかった
りょう
消毒液を散布した様な匂いが 建物内に広がっている
りょう
腕時計の針は1時半を指している。 人でいっぱいになるはずの ゴールデンタイムだ。
りょう
りょう
突然口元を誰かに抑えられ 次第に意識が遠のいて行った。
目を覚ますとまだ薬が効いていて、 思考と視界がぼやけているが、 誰かが自分を覗き込んでいるのが 理解出来た
謎の女性
静かに落ち着かせるような声で、 白衣の女が語りかけた
麻酔薬の効き目が抜け切らず、 頭がまだふやけている。 投げかけられる言葉が 頭に染み込んでいく。
謎の女性
謎の女性
謎の女性
謎の女性
謎の女性
謎の女性
白衣の女は りょうの肩をつかんで運び、 壁へもたれさせると 向かい側の廊下の様子を 手鏡で確認した。
大理石の地面を鳴らすブーツの音。 音の主は自動小銃を抱えていた。 時折無線で誰かと連絡をしている。 ラボのガスマスクを 使った事に気付かれ、 見回りをしてるようだった。
もし敵がマスクをつけたまま こちらに来れば、麻酔薬を 浸したハンカチしか武器がない こちらはなすすべが無い。 勝ち目は無い。
少しづつ近付いて来る音がする度 彼女の心拍数が上がっていく。 敵は彼女のそばまで迫っていた。
テロリストの一味
目の前に現れたのは大柄な男。 手には銃が握られている。 しかし幸いな事に、 覆面はつけていなかった。
白衣の女性は 男につかみかかって行き、 銃を向けようとする男の腕を 思い切り掴んで膝で蹴り上げた。
廊下にびびく、骨が折れた鈍い音。 男が一瞬怯んだのを 彼女は見逃さなかった。 そのまま男の顔面に回し蹴りを。 肩を掴んで地面に押し倒し、 麻酔でノックアウトさせた。
謎の女性
麻酔の効果が切れ、 白衣の女が銃を持った男を 制圧する一部始終を見ていた諒。 ようやく自分の置かれた状況を 理解しつつあった。
謎の女性
謎の女性
謎の女性
りょう
謎の女性
りょう
謎の女性
謎の女性
謎の女性
りょう
謎の女性
そう言って彼女は 仕留めた男の装備を回収し 身につけていった。
りょう
謎の女性
諒の言葉をさえぎった諭す言葉は 酷く冷たく、先程までの温厚さは 微塵も無い。
謎の女性
優しく微笑み、去っていく彼女 口では強がるが、 嫌な予感がして。
このまま二度と会えないような気がして
りょう
謎の女性
りょう
カーラ