TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

私が産まれた日

一覧ページ

「私が産まれた日」のメインビジュアル

私が産まれた日

1 - 私が産まれた日

♥

219

2018年05月20日

シェアするシェアする
報告する

クラスメイト

今日は母の日だね!

クラスメイト

だねー!

クラスメイト

何あげる?

クラスメイト

私はハンドクリームかな!

クラスメイト

へぇ!

クラスメイト

私はハンドタオルだよ!

花乃

母の日、、、か、、、

花乃

お父さん?

お父さん

どうした?

花乃

聞きたいことがあるんだけど

お父さん

なんだ?

花乃

お母さんの、こと、なんだけどね

お父さん

お母さん

花乃

なんで、いないか、聞いたことなかったから

お父さん

花乃も、もう大きくなったし話してもいいかな

お父さん

じゃあ、ここに座って

花乃

うん

お父さん

花乃が産まれる前、、、

お母さん

あなた

お父さん

どうしたんだ?

お母さん

命を預かったわ

お父さん

本当か!

お母さん

えぇ!

お父さん

バンザーイ!

お父さん

バンザーイ!

お母さん

うふふ

お父さん

痛みはないか?

お母さん

まだ、そんなにないわ

お父さん

そうか

お父さん

そうだ!名前を考えないとな

お母さん

まだ早いわよー

お父さん

いやいやいや

お父さん

もう考えていた方が絶対にいいって!

お母さん

じゃあ任せるわ

お父さん

おう!

お父さん

美代、有咲、心良、

お父さん

男の場合もか

お父さん

悠希、元貴、雅人

お父さん

う〜ん

プルルルルプルルルル

お父さん

電話?

お父さん

はいもしもしー

お父さん

わかりました

病院

お父さん

妻に何かあったんですか?

病院の先生

それが、

病院の先生

今の状態だとお子さんを産んでしまうと

病院の先生

奥さんが、、、

お父さん

え、、、

病院の先生

どちらにするかはお二人でお考え下さい

お父さん

待ってください!

お父さん

もう、赤ちゃんの方をうんだら妻はたすからないんですか?

病院の先生

助かる可能性は数パーセントしか、、、

お父さん

そんな、、、

病室

お母さん

そんな、、、

お父さん

だから、どちらかに決めてほしいと

お母さん

グスッグスッ

お父さん

泣かないでくれよ

お父さん

子供を諦めよう

お父さん

お前の体が一番だ

お母さん

グスッグスッグスッ

お父さん

俺は養子の子でもいいから

お父さん

お前の体がホントの1番なんだ

お父さん

わかってくれ

お母さん

あなた

お父さん

ん?

お母さん

1人で考えさせて

お父さん

わかった

お父さん

、、、

お父さん

なんで、あいつが、、、

お父さん

クッ!

お父さん

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!

お母さん

あなた

お父さん

ん?

お母さん

決めたわ

お父さん

どっちにするんだ?

お父さん

やっぱ、自分の体だよな?

お父さん

そうだろ?

お母さん

この子を産むわ

お父さん

え、、、

お母さん

この子の方が長く生きられるし

お母さん

自分の本当の子供が、幸せでいる所が見たいの

お父さん

でも、お前は

お父さん

死んじまうんだぞ?

お母さん

天国から、見ているわ

お父さん

俺は、俺はどうすればいいんだよ

お母さん

この子を幸せにしてあげて

お父さん

お前の方が、俺は

お父さん

大事なんだよ!

お母さん

私が大事なんだったら

お母さん

私が喜ぶことをしてよ

お母さん

ね?

お父さん

本当にそれでいいのか?

お母さん

えぇ

お父さん

わかった

お父さん

大好きだぞ

お母さん

私もよ

ギュっ

病院の先生

大丈夫ですか?!

お母さん

うぅー

お父さん

頑張れ

お父さん

頑張れよ

お母さん

うぅー

お母さん

はぁはぁ

お父さん

大丈夫だからな

お母さん

あなたぁはぁはぁ

お父さん

なんだ

お母さん

この子の名前は花乃よ

お父さん

花乃?

お母さん

私の花が入っているの

お父さん

わかった

花乃

おぎゃーおぎゃー

病院の先生

元気な女の子ですよ

お父さん

花乃、、、

花乃

おぎゃーおぎゃー

お父さん

花乃、、、

花乃

おぎゃー

お父さん

花、、、

お父さん

花!

お父さん

花、、、

病院の先生

あの

お父さん

はい

病院の先生

これを渡してほしいと

病院の先生

預かりました

お父さん

手紙、、、

あなたへ 花乃は元気に産まれた? 可愛い子? まあ、私たちの子なんだからきっと 可愛いわよね ちゃんと花乃を元気に幸せに育ててください これが、最後のお願いです 花より

お父さん

花、、、

お父さん

グスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッグスッ

お父さん

ということなんだ

花乃

そうだったんだ、、、

花乃

お母さんに悪いことしちゃったな、、、

お父さん

いや

お父さん

お前は

お父さん

母さんと俺の

お父さん

大事な宝物だ

花乃

ありがとう、お父さん

花乃

大好き!

お父さん

俺もだ

お父さん

宝物だから

花乃

ん?

お父さん

そう簡単にお嫁には行かせんぞ!

花乃

お父さんったら!

お父さん

あはは

花乃

あはは

この作品はいかがでしたか?

219

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚