コメント
33件
勉強で疲れてたのに月詠さんのストーリーで癒されました、こんな素晴らしい作品を届けてくれてほんっとうにありがとうございますっ! 連載頑張ってください!応援してます!
え?!え?! ゆ、幽くんの脳みその寿命もうすぐなの?! そして…零ちゃん…一体どうなっちゃうんだろう…
麗華ちゃんッッ! かっこいいッッ!! 私、惚れちゃったッ!☆
ー住宅街ー
幽(ゆう)
幽(ゆう)
朔(さく)
朔(さく)
思わず幽は朔の腕を振りほどこうとするが、朔は厳しい顔をしたまま掴む力を強めた。
出てきた家から大きな音が立て続けに聞こえてくる。
近くの住民も驚いた様子で、家から続々と出てくる。
幽は当然起きた出来事に目眩が起きそうだった。
幽(ゆう)
幽(ゆう)
朔(さく)
朔(さく)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
朔(さく)
零泉(れい)
鈴斗(りんと)
幽(ゆう)
零泉と鈴斗の2人が心配そうに駆け寄ってくる。
2人ともスマホを手にして不安そうな顔をしている。
鈴斗(りんと)
幽(ゆう)
零泉(れい)
幽(ゆう)
朔(さく)
零泉の見せてきたスマホの画面を見て、幽と朔は目を見開く。
画面には、『宇宙人VS宇宙人!?』という名前で動画が配信されている。
幽(ゆう)
幽(ゆう)
「なになになに!?その程度なの!?弱いなぁッ!」
「うるさいッ!容赦しないからッ!」
「ねぇ!?どういうことなの!?意味分からないッ!」
「やべーな、宇宙人か?あれ」
「氷の狼とかいるんだけど、あんなの宇宙人しか出来ないって」
「逃げてくださいッ!危険ですからッ!!」
幽(ゆう)
鈴斗(りんと)
鈴斗(りんと)
零泉(れい)
画面に移る姉の姿と、それに対抗するようにしている複数人。
そして、それを面白そうに見る人間。
幽(ゆう)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
必死に顔を顰めて叫ぶ零の姿が痛々しい。
それどころか、「邪魔だというかのように」突き飛ばす人もいる。
朔(さく)
零泉(れい)
鈴斗(りんと)
朔(さく)
朔(さく)
朔(さく)
零泉(れい)
幽(ゆう)
朔(さく)
やっと口を開いた幽の質問に、朔は詰まる。
確かに、幽たちは逃げる場所もないのだ。
真緒(まお)
幽(ゆう)
不安そうな顔をした真緒が物陰から姿を現す。
今起きている騒動に慌てて来たのだろう。
真緒(まお)
朔(さく)
真緒(まお)
真緒(まお)
朔(さく)
真緒(まお)
朔(さく)
真緒(まお)
真緒(まお)
朔(さく)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
真緒(まお)
真緒はクルリと反対を向いて、スタスタと歩き出す。
しばらく考え込んでいた朔は、やがて素直に後を着く。
鈴斗(りんと)
零泉(れい)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
零泉(れい)
2人は幽に向かって微笑むと、幽の家へ走って行った。
幽は心配そうに2人が去っていった先を見ていた。
幽(ゆう)
幽(ゆう)
「「ねぇ、そろそろ帰ってもいい?」」
幽(ゆう)
幽(ゆう)
朔たちに追いつこうとした途端、幽は電流が走るかのような痛みに襲われた。
頭を抑えて、そのまま地面に倒れ込む。
あまりの痛みに悲鳴も出ず、呼吸もままならない。
幽(ゆう)
真緒(まお)
朔(さく)
幽(ゆう)
幽(ゆう)
自分でも何を言ってるのだろうと思った。
けれど、聞こえてきた声に拒絶しないと意識を持っていかれそうな気がした。
右腕を空中に浮かべ、そのまま幽は気絶した。
ーカフェー
サーシャ
サーシャ
朝日(あさひ)
サーシャ
サーシャ
ニコニコと笑顔を浮かべるサーシャを見ながら、朝日はジュースを飲む。
亡き母親に似た彼女に、朝日は複雑な気持ちになった。
朝日(あさひ)
朝日(あさひ)
サーシャ
朝日(あさひ)
朝日(あさひ)
サーシャ
サーシャ
朝日(あさひ)
朝日(あさひ)
勢いよくテーブルから立ち上がった朝日の肩を、洒落た男が軽く叩く。
見覚えのない男の登場に、朝日もサーシャもポカンとする。
サーシャ
朝日(あさひ)
そう怪しく微笑んだ男が上着に手を入れる。
その途端、朝日は視界が点滅する。
電流のようなものが体を駆け巡った。
サーシャ
サーシャ
サーシャ
気絶している朝日の首筋にスタンガンを当てながら、低い声で男が話す。
下手に行動できないサーシャは唇を噛んだ。
ー住宅街ー
誠志郎(せいしろう)
誠志郎(せいしろう)
誠志郎(せいしろう)
誠志郎(せいしろう)
誠志郎(せいしろう)
家の屋根を次々に飛びながら、誠志郎はブツブツと文句を言う。
数分前、気分転換にスマホでニュースを見ていた所、丁度流れてきたものに誠志郎は思わず椅子から転げ落ちた。
誠志郎に数日前に話しかけてきた張本人であるリルルが、幽の家らしき所で闘っているのだから、驚いて当たり前だ。
誠志郎(せいしろう)
誠志郎(せいしろう)
誠志郎(せいしろう)
零(れい)
誠志郎(せいしろう)
突然聞こえた零の声に、誠志郎は変な悲鳴をあげながら屋根から落ちる。
そして顔を真っ赤にして起き上がった。
零(れい)
誠志郎(せいしろう)
誠志郎(せいしろう)
零泉(れい)
鈴斗(りんと)
結胡(ゆう)
誠志郎は知らないが、今は零泉と鈴斗で零と結胡の2人を避難させていた所だった。
幽の家に向かう誠志郎と、幽の家から逃げてきた零が出会ったというわけだ。
誠志郎(せいしろう)
誠志郎(せいしろう)
誠志郎(せいしろう)
零(れい)
零(れい)
誠志郎(せいしろう)
零泉(れい)
鼻血を垂らしながら叫ぶ誠志郎を見て、残りの3人は確実に引いていた。
零(れい)
零と誠志郎の間に、1人の女が現れる。
大きめのカバンを持って困った様子で立っている。
誠志郎(せいしろう)
零(れい)
零泉(れい)
零の近くに女性が立つ。
零(れい)
誠志郎(せいしろう)
女性が銃を零に向ける。
誠志郎が青ざめて地面を強く蹴った。
ーリビングー
幽たちの住む家はあっという間に物が散乱する荒地へと変わっていた。
壊れかけた屋根の上には、白髪の美しい少女が微笑むながらしゃがんでいる。
麗華(れいか)
リルル
サクラ
みぞれ
傷を負った少女たちが麗華を睨みつける。
それすらも面白そうに麗華は見下ろす。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
サクラ
麗華(れいか)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
みぞれ
麗華(れいか)
「今回の計画は邪魔な宇宙人や地球人の始末だもの」
麗華(れいか)
サクラ
麗華(れいか)
笑いながら麗華は愉快そうに目を細めた。
麗華(れいか)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
リルル
麗華(れいか)
麗華(れいか)
麗華(れいか)
麗華(れいか)