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画面を見つめる三人は諦めかけていた
「もう無理かもしれない」と。
無慈悲な画面は厳しく悲しい現実を包み隠さず叩きつけている
だがそうでもしないと画面は不良品になってしまうのだから、画面にもし心があったなら葛藤していたであろう
矢羽
目の前で眠る会ったばかりの友人の名前を呼んでも、びくともしない
影望
影望
それでも返ってくるのは静寂
遠くにいる看護師と医師の声が耳に入るくらいだ
萌夢
息の音は聞こえない
腹も鼻も唇もピクリともしない
微かな音さえしない
夢萌からは何も聞こえない
────いや、聞こえてきた!
今、確かに夢萌の息の音が聞こえた
顔色も段々と生気を取り戻している
そしてついに───
ピッ……
ピッピッピッピッ
規則的な音を鳴らし始めた
ピッピッピッピッ
矢羽
影望
萌夢
矢羽
萌夢
影望
萌夢
萌夢
影望
影望
影望
まだ故障かもしれないため、大人しく医者を待つことにした
影望
ピッピッピッピッ
影望
ピッピッピッピッ
影望
影望
影望
影望
影望
影望
影望が真剣に画面を見ていると、人が部屋に入ってきた
ガチャ
矢羽
萌夢
矢羽
医者
医者も真剣に画面と夢萌を交互に見た
萌夢
医者
矢羽
影望
萌夢
矢羽
矢羽は二人に小さめの緑茶を渡した
萌夢
萌夢
矢羽
影望
矢羽
影望
影望
萌夢
矢羽
矢羽
影望
萌夢
矢羽
矢羽
影望
萌夢
矢羽
萌夢
影望
矢羽
矢羽
影望
矢羽
矢羽
矢羽