テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
気づけば好きになっていた
恋愛なんて馬鹿らしい、なんて 思っていたのに
美桜
琉叶
琉叶
律弥
嬉しそうに話しかける姿を見た ああこいつはこの女が好きなんだろうなって 確信してた
律弥
放課後はいつも少し残って寝ている 家だと落ち着かないからだ
だからたまに聞こえるこの声
モブ
美桜
モブ
美桜
モブ
律弥
傍で顔を伏せているのに こんな会話を聞かれているとも思ってないんだろう
告白を盗み聞きしていたあいつと話した時に
少し本音が出た
律弥
琉叶
琉叶
律弥
感情が顔に出やすくて
好きな人のことを言われると 怒って俺を凝視していた
面白可笑しくて少し興味が湧き始めた
律弥
船越はとにかくあぶなっかしかった
琉叶
律弥
独り言も多くて、心配になって声をかけたら
琉叶
ツルッ
律弥
グイッ
琉叶
律弥
この時から既に好きになっていたかもしれない なんでもするなんて言われて こいつで変な想像をしたりなんかして
律弥
家でもずっとあいつが頭をよぎって
息苦しい家の中は 気づけば時間が経つようになれた