🤕💗🎩

不審なメールが送られてきたという事に違和感を感じ 私は重い体を起こして様子を見に行くことにした

ｺﾂｺﾂｺﾂ─────

ｶﾞｼｯ

君…こんな夜遅くまで1人で大丈夫？

そうか、それは心配だ 近くに交番があるから僕がそこまで一緒に行こう 大丈夫大丈夫、五分で着くから

そう？じゃあ家まで同行しよう 丁度僕の巡回場所付近だから心配しなくて大丈夫だよ

………

ｶﾞｼｯ

どうしたの〜？(笑) 安全の為に同行してあげるっていってるじゃん

泣き顔も可愛いな〜♡ 抵抗するようなら署までご同行願います

ﾄﾞｶｯｯ！

ゔｯ…!!

離せ…!! 俺は警察だぞ！巡査部長だ！ ほら！手帳も持ってるぞ！

そ…そうだ…！ 分かったなら早く離…

……は？

…！！！

なｯ……おかしいだろ…！ なんで警視庁長官が町の交番勤務なんか…！！

ｯ……

……ｯ…クソ！！！

無事に自宅に着いたが 中也はいまいち理解が追いつかない顔をしていた

中也は少し寂しそうな顔をしていた

私も正直寂しい 「暫く」と言ったが きっともう会う機会なんて無いだろう

会話が終わり シンとした空間がどうしても落ち着かず 風呂の支度をする

まだ先程の熱は体の中に残っていて とてもやるせない気持ちになった

私の恋愛ゲームも もはやここまでかもしれない

それから、各自風呂に入り 身支度を整えてからベッドルームへと移動した

寝る際も特に会話などなく 寝室には何となく気まずい空気が流れていた

矢張り身分を隠していたから怒っているのだろうか それか……否

もう過ぎたことだ 私の気持ちなど心にしまっておこう

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大好きな彼の家、すぐ近くには愛しい彼が居る それなのに心の距離があまりにも遠くて とても虚しい

案外…というか、結構、それはもう… 大好きだ

……俺は、男好きとか…そういうのじゃなくて たまたま好きになった人間が男だっただけだった

ただ、先程からなんだか気まずくて上手く話せない 明日からもう会えないのに

上手くいってると思ってた 両想いだって…ちょっと期待してたんだ

俺には、女みたいに可愛い声も柔らかい胸も無くて 声は低い方だし、あんまり取り柄とかも無くて

せめて…少しでも可愛いくみてもらいたくて 髪も、メイクも、服も、所作も背伸びして頑張った

でも好きなのは俺だけなのかもしれない…

もし今、気持ちを正直に伝えたら 彼はどんな顔をするだろう なんて、気持ち悪いか

きっと気持ちを伝えたら 彼が受け入れても、受け入れられなくても 気持ちが爆発して 俺は情けない顔でわんわん泣いてしまうかもしれない

けど…