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アース…?

さっさと、決めてくれないか?ジョーセン。

ジョーセン

僕は…

と、ガチャっと地下牢の扉が開く音がする。

アース…?

誰だ!?

前回のあらすじ、アースらしき人物に出会い即やられてしまった。

プリキュアは、悪夢に囚われてしまい

ジョーセンは危機に瀕している。

その頃、悪夢にうなされていたプリキュア…

ウッドの闇の中では…

木野 翠(きの みどり)

…そういえば、僕は1人でした…

木野 翠(きの みどり)

でも、皆さんが助けてくれた…

木野 翠(きの みどり)

僕は1人じゃない!

と、一気にその闇全体が明るくなって行く。

木野 翠(きの みどり)

眩しい…

眩しくて目を瞑る…

ふと、ウッドが目を開けるとさっき戦っていた場所だった。

木野 翠(きの みどり)

ここは…変わってない?

木野 翠(きの みどり)

はっ、ジョーセンさん?

きょろきょろと、周りを見渡す。と、残りの3人も悪夢にうなされていた。

桜井 彗(さくらい すい)

うぅ…

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

ん…ぅ、

藍 静華(らん せいか)

う…ぁ、、

木野 翠(きの みどり)

皆さん…!

ウッドが、体を揺するが中々目が覚めない。

木野 翠(きの みどり)

早く…ジョーセンさんが居ません…早く!

一ノ瀬は、いまだ罵詈雑言に襲われている。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

俺が…悪い…、のか。

と、木野の声で聞こえてくる。「帰って来て!!」

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

ん…?木野…いや、ウッド…

ふと、その他の罵詈雑言から耳を遠ざける。「そういえば、俺たちは戦っていたんだ」

と、現実にふと戻る。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

ウッド、待ってろ!

と、一気にその闇が光に包まれる。

一方、サックの方でもウッドの声が微かに聞こえた。

「起きて、帰って来て…」

藍 静華(らん せいか)

ウッドさん…?、そういえば…、私達戦っていましたね…

藍 静華(らん せいか)

これが、夢だとしたら覚めるはず…

藍 静華(らん せいか)

だって、本人たちは見放したりなんてしないはずです…!

その闇は光に包まれてゆく。

一方、ストロング…ウッドの声は響いていなかった。

ただ、自分の涙の啜り声だけが響いていた。

桜井 彗(さくらい すい)

なんで…なんで…僕1人…

桜井 彗(さくらい すい)

また…1人?

桜井は、以前にも似たような過去があった。

前移住する前の街でも友達は多くいた。が、ふと親から移住すると言われ友達に何も言えず、連絡も取れず

友達と離れ離れになってしまった。

何度も、何度も仲良く話せる友達、心から話せる友達を探した。

けど、みんな離れて行った。

結局1人になってしまった。

桜井 彗(さくらい すい)

なんで…なんで…

ウッドが、皆の体を揺らしているとゆっくりと2人が目覚めた。

木野 翠(きの みどり)

あっ、起きた…?

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

ん…、あ、ウッド…?

藍 静華(らん せいか)

ウッドさん…?

目が覚めてぽやぽやと2人は寝ぼけている。その2人を見て思わず抱擁した。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

うぉ、どうしたの…

藍 静華(らん せいか)

どうしたのですか…?

木野 翠(きの みどり)

良かったぁ…、2人が起きてくれて…ストロングが…ストロングが…

ふと、ストロングの方を見る。敵の虫に蝕まれている。半分ほど飲み込まれており、顔を顰めている。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

ストロング!!

スイープがすぐさま、ストロングに引っ付いている虫を剥がそうとするが、自分が触ってもぐちゃっとした感覚だけが残り中々剥がれない。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

うぇ…気持ち悪い…

他の2人もストロングに寄ってくる。

木野 翠(きの みどり)

そうなんです…、ストロングだけ中々起きなくて…

藍 静華(らん せいか)

そうなのか…私は、ウッドの声が聞こえたのだ。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

あ、俺も。

木野 翠(きの みどり)

そうだったんですか…では、ストロングもこちらから呼びかけてみますか…

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

だな。

藍 静華(らん せいか)

ですね

3人で目線を合わせて、同時に叫ぶ。

「帰ってこーい!!」「待ってるぞ!!「待ってます!!」

何回も、何回も叫ぶ。

と、ストロングの何も聞こえなかった空間に微かに何か聞こえる。

桜井 彗(さくらい すい)

…?

「……ぉ!!」「……ん、…ぇ」「ぁっ……」

桜井 彗(さくらい すい)

何か…聞こえる…

ストロングはよく音の聞こえる方に耳を澄ます。

桜井 彗(さくらい すい)

なんだろう…

「…えって…きて…」「ぁ…ってる」「っ…てる…ぉ!」

また、耳を澄ます。

「帰って…きて」「待って…る」「待って…ぞ!」

桜井 彗(さくらい すい)

あれ…、みんなの声…?

まだ、どれが誰の声かも分からないが確実に3人の声だとは認識できる。

桜井 彗(さくらい すい)

もしかして、呼んでるのかな…

桜井 彗(さくらい すい)

僕は、あそこに居ても良いのかな…

桜井 彗(さくらい すい)

でも………

また、声が遠くなる。

でも、聞きたくないと思ってもまた大きくなって耳に届いてくる。

「帰ってきて!」「待ってる!「待ってるぞ!

桜井 彗(さくらい すい)

うっ、うるさい…!

突如として、はっきりと、4人の声が大きく聞こえて来た。

桜井 彗(さくらい すい)

……!

頭の中に、全ての出来事が蘇る。

4人で、戦って今悪夢と戦っている。

そして、ジョーセンがどこかと探している。

桜井 彗(さくらい すい)

そうだ…僕たちはプリキュア…きっと、離れたりしない…

桜井 彗(さくらい すい)

大丈夫、大丈夫…

桜井 彗(さくらい すい)

3人なら、僕ことを受けて入れてくれる筈…

ゆっくりと、闇全体が明るくなってゆく。

桜井 彗(さくらい すい)

ん…あ?

と、目をぱちぱちとさせると目の前には4人の少し涙ぐんだ顔が見える

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

ストロング!!!

藍 静華(らん せいか)

良かった…起きてくれて…

木野 翠(きの みどり)

良かったです…

皆が、ストロングの両手を震えながらも握っている。

桜井 彗(さくらい すい)

うん…おはよ、早く行こ?

ゆっくりと起き上がり、少し服の埃を払うと、大きな声で一言放つ。

桜井 彗(さくらい すい)

よし、行くぞ!!

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

おう!

藍 静華(らん せいか)

はい!

木野 翠(きの みどり)

うん!

なんとか、探り探りで探しているとジョーセンの声が少し響いている部屋を見つけた。

その部屋の手前で、4人は待機している。

桜井 彗(さくらい すい)

もしかして…ここ?

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

多分…というか、そうだと思うぞ?

藍 静華(らん せいか)

ですね…

木野 翠(きの みどり)

では、開けてください

桜井 彗(さくらい すい)

うん…

ガチャっと、開けると目の前にはアースらしき人が、ジョーセンを牢に捕らえ尋問していた。

こちらが全て開ける前に、アースらしき人は反応した。

アース…?

誰だ!?

桜井 彗(さくらい すい)

…僕たちです。

全て、扉を開き顔を出すと目を見開き驚いていた。

アース…?

驚いたよ…、まさかあれをやっつけてしまうなんて…流石だよ…

驚いてはいるが、想定外だったのか少し声が震えている。

アース…?

まぁ、良い。せっかくなら、取引をしよう。

桜井 彗(さくらい すい)

なに?

アース…?

ジョーセンは元々私の部下だ、だからこそまた一緒にいるべきだと思う。

ジョーセンは、牢の鉄の棒を掴んでじっと聞いている。

アース…?

だから、ジョーセンをこちらに堕とす代わりに、もう地球には手を出さないと約束しよう。

アース…?

もちろん、君たちにも手を出さないさ。どうだい?

桜井 彗(さくらい すい)

え…

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

ストロング…、これは本人に聞いたらどうだ?

桜井 彗(さくらい すい)

そうだね…、ジョーセンはどうしたい?

ジョーセンは、少し疲れ果てた目でこちらを向く。

ジョーセン

僕は…、どっちでもいいキュよ。

桜井 彗(さくらい すい)

うーん、曖昧だなぁ…

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

だったら、俺たちの方戻ってきて欲しいけど…

桜井 彗(さくらい すい)

この、約束を守れないと言ったら…?

アースらしき人は、ニヤッと気味悪く笑った。

アース…?

ふふっ、そうだねそれは君たちと私の戦いになるだろう…

アース…?

だって、どっちもジョーセンが欲しいんだから。

アース…?

さぁ、これでもどうする?

桜井 彗(さくらい すい)

4人で、目線を合わせてまたアースらしき人の方を向く。

桜井 彗(さくらい すい)

僕たちのジョーセンです。

桜井 彗(さくらい すい)

返してください。

アース…?

そうかそうか…では、奪い合いと行こうじゃないか…

4人と1匹、そしてアースらしきひとは外に出た。

ジョーセンはこの勝負に口出さないこと、アースが勝ったら地球にも人にも手を出さないこと。

プリキュアが勝ったら、ジョーセンにも地球にも手を出さない事。

この、約束を守る事を前提として戦いの火蓋が切られた。

アース…?

さっきの、精神攻撃はとても効いたようで?

桜井 彗(さくらい すい)

次は、効かない。せっかくならさ、物理攻撃してにしようよ。

アース…?

いいさ、そっちもそれで文句言わないでくれよ?

と、4人VSアースらしき人の戦いが始まった。

桜井 彗(さくらい すい)

よし、行くぞ!!

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

おう!

と、4人で寄ってかかるがその真ん中にいるアースらしき人は微笑む。

アース…?

ふふっ…、甘いな…

と、気づけば4人に攻撃が入りそのまま同時に4方向に吹っ飛ばされてしまった。

桜井 彗(さくらい すい)

うっ!!

藍 静華(らん せいか)

くっ…

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

やばっ…

木野 翠(きの みどり)

いっ!!

アース…?

甘いねぇ…、君たちは本当にプリキュアなのかい?

アース…?

こんなんじゃ地球も守れないぞ。

と、アースらしき人の周りには光の球体が4つ浮いておりそれぞれの方向に向いている。

と、追撃が4人に襲いかかった。「ドーンッ!!!!」と大きな爆発音がする。また、プリキュアは奥に吹っ飛ばされていった。

桜井 彗(さくらい すい)

うぅ゛っ

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

あ゛ぁっ

藍 静華(らん せいか)

くっ…!!

木野 翠(きの みどり)

っう゛…

アース…?

大丈夫か〜?

奥に吹っ飛ばされた為、アースらしき人の声は少し遠くに聞こえる。

やはり、プリキュアの始祖というのもあるのか戦闘の格差も大きかった。

4人でさえ、軽々と傷ひとつなく戦っている。

桜井 彗(さくらい すい)

くっ…こんなんじゃ、やられっぱなしだよ…

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

だな…なんとか、隙がつければ…

藍 静華(らん せいか)

ですね…、そういえばここでも箒で跳べたりするんでしょうか?

木野 翠(きの みどり)

あ、それはいい方法では…?

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

…!、そうだな、サックのも水圧でなんとか…?

藍 静華(らん せいか)

多分…、水圧やら出す水量は調節できます!

木野 翠(きの みどり)

僕…ここ、森林なんで植物を生やしたり出来るんですよね。

桜井 彗(さくらい すい)

え、僕は?

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

さぁ、とりあえずそれとってみたら?

桜井 彗(さくらい すい)

うん…

ブチっと、ストロングが取る実寸くらいの大きさになった。

桜井 彗(さくらい すい)

…まだ、反応してないみたい。ただの掃除機だこれ…

と、またポンっとネックレスに戻ってしまった。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

ありゃー、まぁまだお楽しみって事で。

木野 翠(きの みどり)

とりあえず、何かしらの作戦は考えましょう。

プリキュアは、1つ作戦を思いついた。

それは、「目線逸らしボコボコ作戦」

まず、スイープの箒で目線を逸らしそちらに集中させ、

その隙に近くに生えている植物で手首足首を固定させ、水を顔にぶつけて目を塞いでいる間に、ボコボコにする作戦だ。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

じゃあ、行くぞ…?

桜井 彗(さくらい すい)

うん、頑張って!

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

おう!

そして、スイープ以外木の影に隠れて1人に集中させ、その隙を狙う。

スイープは空を飛びアースの方まで向かう。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

おーい、アースだった人〜?

アース…?

…なんでしょう?

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

俺たち、ジョーセンと一緒にいた訳だけど…

アース…?

はぁ…

スイープはなんとか、時間稼ぎを出来ているようだ。

桜井 彗(さくらい すい)

(じゃあ、321の1で行くよ…?)

藍 静華(らん せいか)

(はい…)

木野 翠(きの みどり)

(うん…)

桜井 彗(さくらい すい)

(3…2…1…!)

と、ウッドが植物をアースらしき人の足元に生やし、動きを止める。そして、一気叩き込む…

アース…?

おっと…これはこれは…

と、向かっていると目の前のアースらしきひとは余裕があるように見える。

と、ウッドと同じように足元から植物が生えて来て体の動きが止まる。

桜井 彗(さくらい すい)

くっ!?

藍 静華(らん せいか)

はっ!

木野 翠(きの みどり)

これは…!

アース…?

あと、そこの飛んでるやつ。

と、スイープの箒が植物によって止まりそこで、身体が中に浮きその状態から植物で体の動きを止められる。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

うっ、早い…

その後、皆地上に集合され4人横1列に並んでいる。

アース…?

さっさと、「負けました。」と言ってくれないか?

アース…?

そしたら、そこから解放してやるから…

桜井 彗(さくらい すい)

いや、言わないッ…くっ…

段々と体を締め付ける植物が、さらにキツく締まってゆく。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

うぅ…

藍 静華(らん せいか)

くっ…

木野 翠(きの みどり)

っう…

皆、どうしようと、どうしようかと考えるが圧倒的な力の差に少し諦めかけている。

…と、ストロングのキーホルダーがピカッと大きく光を放つ。

桜井 彗(さくらい すい)

眩しっ…

と、4人の体が光に包まれる…

要らないものは吸い込んでやる…

キラキラ〜(効果音)

桜井 彗(さくらい すい)

キュアストロング。

全て回して浄化する

キラキラ〜(効果音)

藍 静華(らん せいか)

キュアサック。

全てはいて場外に出してやる

キラキラ〜(効果音)

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

キュアスイープ。

木々と仲間に敵を宇宙へ

キラキラ〜(効果音)

木野 翠(きの みどり)

キュアウッド。

と、皆はさらに強くなって変身し、体に巻き付いていた植物は弾け飛んでいった。

アース…?

っ…!?、それは初めてみたな…

桜井 彗(さくらい すい)

やっば、今回ばかりはビジュが良い…

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

まぁまぁ…、さてアース…らしい人は降参してくれますか?

アース…?

…しょうがない勝算が立てられないのでな…

アースらしきひとは、両手をあげてやれやれという顔だ。

桜井 彗(さくらい すい)

じゃあ、最後に…

桜井 彗(さくらい すい)

全てを包み込み…

藍 静華(らん せいか)

全てを浄化する

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

そして、木々と地球を照らす

木野 翠(きの みどり)

4本の光を放つ…

「分別収集〜!!」

そして、アースにその光が当たり浄化されてゆく…

と、パタっとアースは光に包まれ闇が晴れていった…

桜井 彗(さくらい すい)

アースさん!!

と、皆変身が解けアースの方へと向かってゆく。顔を見ると…

キュアアース

…僕は今まで何を…

桜井 彗(さくらい すい)

良かった…

と、物陰に隠れていたジョーセンは寄ってくる。

ジョーセン

アース!!!!!

と、アースの胸元に向かってゆく。

キュアアース

ふふっ、ごめんな…僕どうかしていたみたいだよ…

ジョーセン

アース…アース…

アースの胸元で、ジョーセンは涙がポロポロと出ている。

桜井 彗(さくらい すい)

良かったね…

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

俺たちも、ここまで頑張った甲斐があったな…

藍 静華(らん せいか)

ですね…

木野 翠(きの みどり)

アースさん…、こんな素敵な人だったんですね…

と、ジョーセンを抱きしめながらアースは言う。

キュアアース

君たちに、何をしたかは少し思い出せないが、確かにストロング君には会った記憶だけはあるんだ…

桜井 彗(さくらい すい)

えっ!あの黒いマントかぶってた時の?

キュアアース

まぁ、そうだな…なんとなくだが。とにかく、助けてくれてありがとう…

深々とアースはジョーセンを抱えながら頭を下げる。

桜井 彗(さくらい すい)

いえ、そんな…確かに強かったですよ…僕たちのがまだ弱かったので…

藍 静華(らん せいか)

顔をお上げください!大丈夫ですから…

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

大丈夫ですよ!

木野 翠(きの みどり)

アースさんは、強かったですよ。

キュアアース

そう…か…

ゆっくりと、アースは顔を上げた。

キュアアース

そう…言うことにしておくか…、ではそろそろ地球に帰ってはどうだ?

桜井 彗(さくらい すい)

あ!!

ジョーセン

ぐすっ…そうだキュね…とりあえず、宇宙船に戻るんだキュ…

5人と1匹で、宇宙船に和気藹々に話しながら向かう。

宇宙船に乗り込み段々と地球が見えてくる。

桜井 彗(さくらい すい)

…長いようで早かったな…

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

な…

藍 静華(らん せいか)

ですね…

木野 翠(きの みどり)

なんだか…短い夢を見たような…

皆、それぞれ余韻に浸っていた。と、操縦席の扉が開く。

ジョーセン

みんな、ここまでついて来てくれてありがとうキュ。

桜井 彗(さくらい すい)

いいよ、僕たちは楽しかったから。

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

そうだぞ、こうやって3人に出会ったのはジョーセンのお陰だしな!

藍 静華(らん せいか)

はい、こちらとしてもとても感謝していますよ。

木野 翠(きの みどり)

本当に、ありがとうジョーセン。

ジョーセン

うぅ…本当に、良い子たちばっかだキュ…

桜井 彗(さくらい すい)

おいで、ジョーセン?

と、桜井は皆で手を繋ぎジョーセンを抱きしめようと待つ

ジョーセン

キュ…!

皆で、ジョーセンを囲みながら笑って泣いた。

『そろそろ、地球に着くから席に戻ってくれないか?』と、アースの無線の声が船内に響く。

皆で、席に座り地球に着くのを待つ。

 

 

 

その後、地球に離陸して4人は地球に降りた。

ジョーセン

そういえば、地球の時間は行く前の時間で止まってるから特に何も問題ないキュ!

桜井 彗(さくらい すい)

そっか…ありがとう。

キュアアース

では、我々はそろそろ…

桜井 彗(さくらい すい)

うん、2人また会おうね!

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

楽しかったぞ!

藍 静華(らん せいか)

お二人と出会えて、戦えてとても良い体験でしたよ。

木野 翠(きの みどり)

お二人ともありがとうございました。

2人は宇宙船から顔を出しながら、微笑む。

キュアアース

はい、ではまた。

ジョーセン

またキュ!

と、宇宙船はひとっ飛びで、空の彼方へと飛んでいった。

桜井 彗(さくらい すい)

…終わっちゃったね

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

まぁ、またこうやって平和が訪れるんなら良いんじゃね?

藍 静華(らん せいか)

ですね。

木野 翠(きの みどり)

じゃあ、そろそろ帰りますか…?

桜井 彗(さくらい すい)

うん、また!

一ノ瀬 晴翔(いちのせ はると)

おう!

藍 静華(らん せいか)

はい!

木野 翠(きの みどり)

うん!

4人はそれぞれの帰路に着いた。

また、4人の平和な日常が戻り

日常をただ過ごす。

おしまい。

わぁ……

完結致しました。

これは、参加してくれたお方のおかげでもあり、私も同時に頑張りました…

久々に、長編を書いててそれはそれで楽しかったです。

では、後日後書きを出します。

お疲れ様でした。

俺たちプリキュア!?

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