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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

お知らせです

著作権に引っかかってしまいアイコンなしのキャラが多数います

申し訳ございません

それでは本編Let's Go!!!

第三次試験を通過した25名の受験者達。

次々とトリックタワーから姿を現し、

久しぶりに外の空気を味わった。

リッポー

諸君、トリックタワー脱出おめでとう。

リッポー

残る試験は第四次試験と最終試験のみ

ラン

(このモヒカンの試験官…リッポーさんかな?)

シュバッ

リッポーさんは遠くに見える島を指差した

リッポー

第四次試験はあのゼビル島で行われる。

リッポー

では、早速だが…

リッポーさんは指を鳴らした。

試験官らしき男が箱の置かれた台を運んできた。

リッポー

諸君にはこれからくじを引いてもらう。

受験者達

くじ?

受験者達

それで一体何を決めるんだ?

リッポー

…狩る者と狩られる者。

リッポー

この中には25枚のナンバーカード、すなわち今残っている諸君らの受験番号が入っている。

リッポー

では、一番目

ラン

ラン

(1人目…ヒソカか

ヒソカは箱の前に行き、

プレートを引いた

ヒソカ

ラン

(次はギタラクル…その後は私…か

ラン

な、なんかこの2人が前だと緊張するぅーー!!!)

ギタラクルも同様にプレートを引いた。

ちょっと取り方に特徴があったけどね

ラン

つ、次は私…

レオリオ

えっ!?ラン…??

キルア

3番目とかやるなーっラン

ラン

ま、まぁねーあはは…

ラン

(き、緊張しすぎて適当な返事しか返せない…

ラン

ふー…落ち着け私ーー…)

呼吸を整えながらゆっくり箱に手を入れる

数あるプレートの中から私は一枚を引くこととなる。

ラン

(23分の1…もしゴン達だったら…

ラン

……いいや、深く考えずにもう引こう!!)

勢いよくプレートを取り出す。

ラン

(引いてしまったものは仕方ないんだ。)

まだ番号はわからないが

とりあえず誰がターゲットでも 運命を受け入れることにした。

リッポー

全員引き終わったね。

リッポー

では、そのカードに貼られたシールを剥がしてもらえるかな

リッポーさんの言葉に受験者達はシールを剥がし始める。

ペリィッ

ラン

(こう…かな)

緊張まじりにシールを剥がす。

ラン

(私の…ターゲットは…)

“118”

ラン

ラン

(ん、だれ?)

これが私の率直な感想だった。

ラン

(と、とりあえずゴン達じゃなくて良かった…。

リッポー

その番号がそれぞれのターゲットだ

受験者達

…!!

ラン

(…私達全員誰かのターゲットなんだ…

ラン

じ、自分のプレート隠した方が良いよね!)

咄嗟にナンバープレートを手で覆う。

皆も私と同じことを思っていたようだった

リッポー

今、諸君が何番のカードを引いたかはすべてこのメモリーに記録されている。

リッポー

したがってそのカードは各自自由に処分してもらって結構。

リッポー

奪うのはターゲットのナンバープレートだ。

受験者達

なんだ…命の取り合いじゃねぇのかぁ。

リッポー

もちろん、手段は何でもあり。

リッポー

まず命を奪ってからゆっくり手に入れても構わない。

ラン

…っ…

ラン

(私に…プレートを奪えるのか…

ラン

た、多分奪えるはず…だけど

ラン

ターゲット誰かわからないし…

ラン

それにこの25人には私を狙う奴もいる…)

リッポー

良いか諸君。自分ターゲットとなる受験者のナンバープレートは3点、自分自身のナンバープレートも3点。

リッポー

それ以外のナンバープレートは1点。最終試験に進む為に必要な点数は6点。

リッポー

ゼビル島での滞在期間中に6点分のナンバープレートを集めること。

リッポー

それが第四次ハンター試験のクリア条件。

ラン

……

リッポーさんから一通り説明を聞くと、

私達受験者はゼビル島への船に乗り込んだ

【船の上】

ガイド

ご乗船の皆様、
第三次ハンター試験お疲れ様でした!!

ガイド

私、ガイドを務めさせていただく“カラ”と申しまーす!!

ガイド

当船はこれより2時間ほど予定でゼビル島へ向かいまーす!

ガイド

ここに残った25名の方々には来年の試験会場への無条件招待権が得られまーす!!

ガイド

今年受からなくても来年また…挑戦して…

ガイド

ください…ねー……。

ラン

ラン

(みんな警戒してるんだ…

ラン

ガイドさんには悪いけど…

ラン

今は呑気に船の旅を楽しんでいる場合じゃない。

ラン

私も警戒してるし何より…)

クラピカ

闘いは既に始まって…

ラン

お"え"ぇえっ!!!!!!!

クラピカ

っ!?

受験者達

!?

ガイド

ぇっ…〜…

キルア

…はぁ

私、船酔いする体質なんです

ラン

し、死ぬ!!!
マジで…気持ち悪い…!!

ゴン

だ、大丈夫っ!?

レオリオ

お、落ち着けランっ!!ほら袋!!

ラン

あ、ありが…

ラン

オ"ロ"ロ"ロロロロロロロロ

ラン

(…ま、周りの視線が…痛い…!!)

ガイド

あーえっと…

ガイド

ゴホンッ

ガイド

ゼビル島までの2時間は自由時間となっておりますので!!

ガイド

ふ、船の旅をお楽しみくださーい!!

キルア

ガイドさん行っちまったよ…

ラン

み、みんなごめ…ん

ラン

もうすぐ、は…き気…

ラン

治るはず…だから

クラピカ

船酔い体質なのは仕方がないことだ。

クラピカ

ゆっくり休め

ラン

うぅ…

ラン

ほんとにごめん…

ラン

し、シリアスな雰囲気だったの…

ラン

お“ぇええええ

レオリオ

死にかけかよっ!!

ヒソカ

…フッ…

ギタラクル

…?カタカタカタカタ
(今笑ったか?ヒソカ)

ヒソカ

まぁね…♠︎

ヒソカ

やっぱりランは面白いよ…

ギタラクル

カタカタカ
(面白いというか変わってるだけだろ)

ヒソカ

確かに…でもそれってボクらもじゃ…

ギタラクル

_数十分後

ラン

ごめんごめんー!

ラン

酔い止め飲んでちょっと寝たら吐き気消えたよ〜っ

ゴン

良かった!ラン!!

キルア

そだ、ランもやるか?

ラン

え?

ゴン

今さ!キルアとお互い引いたプレートを見せ合いっこしようとしてたんだ!

ゴン

ランも混ざらないっ?

ラン

いいのっ!?

キルア

おぅっ!

ラン

じゃ、遠慮なく〜

ゴン達の隣にしゃがみ込み、

鞄からプレートを取り出した。

みんな

せーのっ!!

みんなで一斉にプレートを裏返す。

ラン

“118“

キルア

“199“

ゴン

“44”

キルア

っ!!

ラン

ご、ゴン…44番って…。。

キルア

マジ…?お前くじ運悪いなー…

ゴン

あは、やっぱり?199番と118番って誰だっけ

ラン

わっかんないよね〜

ラン

118とか199とか中途半端すぎて覚えられない

キルア

だよなぁ

キルア

説明聞いてから周り探してみたんだけどさー…もう皆プレート隠してやんの!

キルア

セコいよなー

ラン

…?

ゴン

……

ふとゴンを見る。

ゴンはターゲットがヒソカとかいう最悪な結果ながらも希望に満ちているような、楽しみなような表情をしていた。

ラン

(そういえば言ってたっけ…一次試験のとき…)

〜〜〜〜

「ワクワクしたんだっ!!!」

〜〜〜〜

キルア

ゴン?

ゴン

っ!!なにっ?

キルア

嬉しいのか怖いのか、どっちなんだ

ゴン

…。。両方…かな。

ゴン

これがもしただの決闘だったらオレに勝ち目は無かっただろうけど…

ゴン

でも、プレートを奪えば良いってことなら何かきっと方法があるんじゃないかなってさ!

ラン

ゴン

今のオレでも少しはチャンスがあるってそう思うと確かに怖いけど…やりがいはあるよ。

キルア

…そっか

ラン

…ゴンならきっとそう言うって

ラン

思ってたよっ!!

ガバッ

ゴン

わっ!!

キルア

おぃっ!?

私はゴンとキルア、 2人を同時に抱きしめた。

ラン

絶対生き残って…3人、いや5人でハンター試験合格しよう!!!

ラン

…約束だよ、2人とも!!

ゴン&キルア

…っ!!!!

 “ うんッ!!!! ”

ガイド

皆さんお待たせしましたー!!ゼビル島に到着でーす!!!

2時間の苦痛に耐え、ついに第四次試験会場である『ゼビル島』に到着した。

ラン

やっとかぁ〜〜

ガイド

それでは第三次試験のクリアタイムが早い人から順に下船していただきまぁーす!

ガイド

1人が上陸してから2分後に次の人がスタートする方式をとりまぁーす!

ガイド

滞在時間はちょうど1週間!!その間に6点分のプレートを集めてまたこの場所に戻って来てくださーい!!

ガイド

それでは…

ガイド

1番の方から
スタァート!!!!!!!

ガイドさんが言い終わると、 一番乗りであるヒソカは島と船を繋ぐ木板をコツコツと歩き進めた。

渡り終わると、やがて姿を消して行く。

クラピカ

なるほど…先に行ける方が有利…

レオリオ

自分は先に身を隠し、狙った獲物の動向をチェックできるからな。

ピッ

ガイド

2分経過、2番の方スタート!

カタカタカタカタ

ラン

(次はギタラクル…

ラン

相変わらずカタカタ言ってんなぁ〜…)

ギタラクルも同様に橋を渡った。

ガイド

3番の方スタート!

ラン

私の番か…

緊張で汗のかいた手をぎゅっと握る。

そしてゆっくり、慎重に橋へと足を進めた

短いはずの橋と島との距離が 凄く長いように感じる。

ラン

(もうすぐ…だ)

タッ

ついに島へと足をつけた。

ラン

(それじゃあ行ってくるよ…ゴン、キルア、レオリオ、

ラン

クラピカ)

みんなに目配せをしてから

私は島の中心を目指した

ラン

さて、どうしようかなー

ラン

(まずは“118番”を見つけたいところだけど…

ラン

誰だかわからない…。。

ラン

一旦受験者達を思い出してみよう)

木に寝そべって考えてみた

ラン

(……顔は覚えてるけど
…ほとんど番号知らないなぁ

ラン

やっぱり第四次試験…厳しいか。)

第四次試験開始直後

途方に暮れてしまった。

ラン

(う〜ん…誰か他の受験者に詳しい人いないか…

ラン

あ)

嫌な相手が頭に浮かんでしまった

ラン

(無理無理!!

ラン

あんなヤツ…“トンパ”なんかに頭下げたくない!!

ラン

どうにかして聞き出すしか…

ラン

と、とりあえずトンパを探そう!!)

ザッザッザ

ラン

(探すっていっても

ラン

ゼビル島広いからな〜…

ラン

そんな簡単に見つかるはずない…よね)

ラン

私は足を止めた。

見覚えのある青い服を着た男を見つけたからだ。

ラン

(…も、もしかしてトンパ…??

ラン

私フラグ立てちゃったかな。。

ラン

もうちょっとよく見てみよう。)

目を凝らしてジーッと見つめる。

マジのトンパだった。

ラン

(運良すぎだろ私。

ラン

…でもなんかトンパの様子おかしいな…)

トンパは草むらに身を隠していた。

違和感を覚え、もう少し近づいてみる。

そしてトンパの視線の先を見てみた。

ラン

!!!

ラン

(あ、あれはレオリオっ!?

ラン

なんでトンパはレオリオを…

ラン

あ、怪しい…

ラン

レオリオは気付いていないみたいだけど

ラン

絶対何か企んでる!!!)

ザワザワ

レオリオ

っ!!

レオリオ

誰だっ!!!

ラン

…!!

ラン

(トンパ!!動き出したか…!!)

トンパ

あぁちょっと待った!!
俺だよ俺!!

レオリオ

トンパっ!!テメェまさか…

トンパ

あぁ!!待て待て!!
落ち着けって!!

トンパ

アンタは俺のターゲットじゃねえよ!

ラン

(なんだ、良かった…

ラン

って!だめだめ!

ラン

コイツのことだから嘘ついてるかもしれない!)

レオリオ

証拠を見せろ…

トンパ

…ほら!

“191”

トンパが見せたプレートには確かにそう書いていた。

それを確認したレオリオは警戒を解く

トンパ

…ふぅ。念の為捨てずに持ってて良かったぜ。

トンパ

ターゲット以外との闘いは時間と体力の無駄だからなぁ。

トンパ

…ぅお、とと!!

突然思い出したかのようにトンパは レオリオから距離を取った。

トンパ

お前さん、
まさか俺がターゲットじゃねぇだろうなっ!?

レオリオ

残念だが違うなぁ。

トンパ

246番…ポンズか。

レオリオ

えっ!?お前、誰かわかるのか…

トンパ

わかんねぇのか…?

ラン

ラン

(トンパ怪しいけど…

ラン

やっぱり考えすぎだったかな?)

ラン

…ん?

ふと周りに目を向けると

レオリオから丁度斜め前にある木の上に人が立っているのに気がついた。

その人物はサルを肩に乗せている。

ラン

(…何者…?

ラン

トンパかレオリオがターゲットなのかな…

ラン

トンパの協力者だったりして。

ラン

…ソミーか。

ラン

何番か知らないけどとりあえず油断してるみたいだし

ラン

プレート奪っちゃうか)

ザッザッザ

静かにソミーとの距離を詰める。

ラン

(よいしょっと…)

木を掴み、気配を消しながらソミーが立っているところまで登った。

ラン

ラン

(ソミー…木の棒を持っている。目線はレオリオ…?)

レオリオは今、腹痛を訴えかけているトンパの為に鞄から薬を取り出しているらしい

遠目だが少し見えた。

ソミー

フッ、間抜けなレオリオ。

ソミー

鞄を開いたのが運の尽きだったな。

ラン

…!!

ラン

(こいつ…

ラン

やっぱりグルだったのか、!

ラン

トンパが自然にレオリオが鞄を開けるよう誘導し、ソミーは鞄に入っているレオリオのナンバープレートを奪う!!

ラン

こういうことだろう…)

ソミー

…よし

ラン

…?

ソミーは木から降りるため、

少し勢いをつけた。

ラン

(…もしかしたら

ラン

飛び降りるタイミングを狙えば

ラン

プレートを奪えるかも知れない!!

ラン

ソミーのことだからポケットにでも入れてるでしょ!

ラン

失敗したらその後考える!)

ダッ

ソミーが木から足を離した。

ラン

(いまだ!!)

飛び降りたのと同時に素早く移動してソミーのポケットに手を伸ばす。

そしてジャンプの反動で少し浮いたプレートを指先でキャッチ

(重力に多少反しているのは許して(^_-))

掴んだのを確認したら すかさず手を引っ込めた。

ラン

(ゲット!!

ラン

ソミーは気付いてないみたい

ラン

良かったぁ〜…。

ラン

自分のプレートがないって気付いた時どんな反応するんだろっ

ラン

ま、後はレオリオに任せとくよー

ラン

トンパはもういいや)

ソミーのプレートを鞄に突っ込み、

その場を去った。

そして自分のターゲットを再び探し始めるのだった

____To be continued

兄との約束【HUNTER×HUNTER】

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コメント

4

ユーザー

面白かったです!! 続き待ってます(*´˘`*)

ユーザー
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