テラーノベル
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登場人物
陽翔
湊
蓮
モブ
モブ子
四月。
新学期が始まって数日。
1年の朝比奈 陽翔は、入学してすぐ学校中で有名な人の名前を聞くことになる。
モブ
モブ
モブ
どこへ行っても聞こえるその名前。
橘 湊。2年生。
成績優秀。
運動神経抜群。
生徒会にも所属。
文化祭や体育祭ではいつも中心。
しかも顔まで整っている。
女子はもちろん男子からも憧れられる存在だった。
陽翔は興味なさそうに友達に言う。
陽翔
モブ
陽翔
そう笑っていた、その日の昼休み。
廊下の向こうが急にざわつく。
モブ
モブ子
モブ子
何事かと思って顔を上げると、人混みの中心を歩く1人の先輩。
黒髪を軽く流した爽やかな髪型。
少し眠たそうな目。
友達に囲まれながらも、一人ひとりに自然に笑顔を返している。
陽翔
思わず見とれた、その瞬間。
ドン。
モブ
人に押された陽翔が前によろけ、そのまま湊にぶつかってしまう。
陽翔
持っていた教科書が床に散らばる。
陽翔
慌ててしゃがむ陽翔。
周りから一斉に視線が集まる。
陽翔
すると湊も何も言わずしゃがみ込み、教科書を拾い始めた。
湊
陽翔
湊
陽翔
湊
それだけ言って立ち上がる。
モブ
湊
友達に呼ばれ、湊は軽く手を振って去っていく。
女子たちはその背中を追いかけるように歩いていった。
陽翔は呆然。
陽翔
友達が肩を叩く。
モブ
陽翔は散らばった最後の一冊を拾いながら、小さく笑った。
陽翔
もちろん、その予感が当たるなんて本人はまだ知らない。
コメント
1件
おお、第1話読了!陽翔くん、湊先輩にぶつかっちゃう展開、王道だけど胸がときめく導入だね。最初は「興味なさそ〜」って言ってたのに、実際に会って優しさに触れて「めっちゃいい人じゃん」って心変わりするところ、すごく自然で好感持てた。それに「また会う気がする」って予感を残して終わるのも、続きが気になる仕掛けになってて上手い。親友の蓮くんの存在も気になるし、これからどういう関係性が育っていくのか楽しみ!