ふたば
黄
僕は知っている
お兄ちゃんたちが、僕を嫌っていることを。
黄
黄
知ったのは、2ヶ月前の日
黄
桃
青
赤
黄
この時、会話を聞かなければよかったのかもしれない。
でも、いずれ地獄となる日が来ただろうが、
あの幸せな時間を、続けていたかった
桃
赤
青
桃
黄
最初は、聞き間違えたんだと思った。
でも
本当は、どこか分かっていた
お兄ちゃん達は、僕のことが嫌いで、 もう関わりたくないんだ。
気づいた時には目から水が出てきたんだ
その時には、本来の目的なんか忘れて
自室へ向かっていた。
黄
桃
黄
桃
桃
この優しさも
この笑顔も
全部嘘だなんて
知らなければよかったな
こんな僕なんていなくなればいいのに
なんてね。
黄
黄
桃
「僕」を見てくれない。
見てくれるのは、僕の外面だけ。
「僕」を知らない。
知ろうとしない。
誰も、僕に興味なんて、ないんだ___
黄
本心は嘘じゃない。
そんなこと、誰が言ったの
本心さえも偽って、
本当のことなんて、
だーれも知りやしないよ。
自分の本心さえ分からない僕に、
なんの価値がある?
分からないことだらけの世界に、
もう僕の価値はない。
ごめんなさい。嫌われるようなことして。
ごめんなさい。
産まれてきて、ごめんなさい。
ふたば
ふたば
ふたば
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