TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

これはむかしのお話で

…やっぱりダメだわ…

私がまだチアデにいた時のお話。

ここのターンはもう少し…

…やっぱりダメなのかしら…?

はぁ……

いいえ、まだまだ行けるわ!

志歩

お姉ちゃん…

!しぃちゃん?

なにか用事?

志歩

いや、さっき

志歩

大きな声が聞こえたからさ

あら…うるさかったかしら?

志歩

んと、うるさくはなかったよ

志歩

お姉ちゃん、汗すごいからさ

志歩

タオル…

しぃちゃんはタオルを持って__

志歩

ほら。じっとしてて

そう言って私の額の汗を拭ってくれた

!ありがとう…しぃちゃん

志歩

お姉ちゃん、

志歩

練習するのはいいけどさ

志歩

ちゃんと水分とって汗拭いてよね

志歩

「まだ秋だ」って油断すると風邪引くよ?

えぇ、そうね。気をつけるわ!

志歩

それと_____

志歩

無茶しすぎないでね

その言葉を残してしぃちゃんは私の部屋を出ていった。

…無茶しないでねって言われても…

「皆は完璧なあなたを求めているのよ」

嫌になっちゃうわ…

さてと…

もういちどやりましょう!

事務所の部屋

それから何回も何回も

やり直しを重ねて

私はセンターに選ばれた。

あ…ありがとうございます!

メンバー

おめでとう雫!

メンバー

やったね!

ありがとう、みんな。

正直すごく嬉しかった。

この後は全体練習となった。

監督

よーし!みんなお疲れ様!

監督

今日は、もう帰っていいわよ!

メンバー

はーい!

メンバー

さよなら〜

今日もありがとうございました!

(支度しなくちゃだわ)

よし!さようなら〜

事務所の部屋を出た。

事務所廊下

(今日も疲れたわ…)

部屋の扉横の廊下の壁にもたれた。

「…雫っていいよね」

私のお話?

「何が?」

「だってさ!大した__もしてないのにさ」

「センターに選ばれちゃってさ。 ___って報われないのね〜」

「生まれつき__のある子は違うわw」

(なんて言ってるのかしらね?)

(…きっとあのことよね)

(私が行ったら雰囲気壊しちゃいそうだし、早く帰りましょ…)

早足で事務所を後にした。

ただいま〜

荷物を傍において布団に飛び乗る

…はぁ

どうせ同じことよ…

私だってできる限りの努力してる!

「華」はわからないけど…

今日は自主練習しなくていいかな…

…ふぅ…

うぅ…あぁ…

胸の辺りが締め付けられるようだ。

いつの間にか手が濡れていた。

………………

泣いてる…?

もういいわ…

影口、悪口って何なのかしら?

しぃちゃんに相談…いいや。

でもあれは悪口って言っていいのかしら

あの子たちは私が傷つかないように わざわざ私が出た時に言ってたのよね。

「__ある子は違うわw」

あれはもう聞き慣れちゃったわね。

どうせあれは「華」があたるんでしょうね

(だってオーディションの時も審査員さんに同じ事言われちゃってるし)

(キリがないわ…)

それからは寝てしまったみたいで。

そんな日から1、2ヶ月が経って

ライブをすることになった。

監督

_____ということで!

監督

頑張りましょう!

監督

特にセンターの雫さん!

はっ、はい!

監督

頑張ってね!

はい…!

…頑張ろう!

loading

この作品はいかがでしたか?

31

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚