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ぼく

ぼくの感情なのに

ぼく

違う人を見てる気分になる

本能

不思議だよねー

ぼく

次はどこに行くの?

本能

許しかなー?

本能

この近くだと

ぼく

許し?

本能

うん

気づけば教会のような場所に着いていた

やけに広い空間の真ん中で

祭壇の前で分厚い本を読んでいるシスター服の人が居た

その人物がこちらを向くと

優しい笑みでこちらを見た

本能

こんにちはー

許し

ようこそ

許し

よくぞいらっしゃいました

ぼく

あなたが、許し

許し

はい、お久しぶりです

許し

改めまして、私は許し

許し

また会えてうれしいですよ

許し

これを取りに来たのでしょう

許しは祭壇に置いてある希望の核の破片を見せる

ぼく

はい、そうです

許し

これを渡したいのですが

許し

そのためにはまず

許し

私の話を聞いてほしいのです

ぼく

話を・・・

ぼく

はい・・・

許し

小学校四年生の時に

許し

いじめられましたね

ぼく

っつ!

ぼく

・・・その話は

許し

聞きなさい

許し

いじめられた原因は

許し

ある一人のクラスメートが

許し

いじめられているのを

許し

止めたからでしたね

許し

あなたは後悔はしなかった

許し

・・・いじめから守った

許し

その子までが

許し

あなたに対するいじめに

許し

加担する前までは

ぼく

・・・

許し

あなたは、その子をきっかけに

許し

人を信用しなくなりました

許し

まわりは私欲主義

許し

自分がどれだけ善の人間であろうと

許し

人は答えてくれないのだと

許し

しかし、あなたは許すべきでした

許し

わかっていたはずです

許し

恨むのではなく

許し

彼に許しを与え

許し

前を向くべきでした

許し

今からでもかまいません

許し

人を許し

許し

暗闇にいる自分を許し

許し

救いましょう

ぼく

・・・だけど、ぼくは

バーン

すると、急に教会のドアが開いた

本能

あ、

ドアの方を見ると

そこにはパーカー姿の男性

手にはビール瓶が手にある

本能

来ちゃった

怒り

おい待てよ!!

入ってきた男がズカズカと

自分たちの方へやってくる

ビールを一口飲むと男が怒鳴り出す

怒り

ぷはあーー

怒り

おいおい、何話を進めてんだよ

ぼく

だれ?

怒り

おいおい、忘れちまったのかー?

怒り

オレだよオレ

怒り

怒りだよ

ぼく

・・・怒り

許し

あんたですか、怒り

許し

何をしに来たのですか

許し

ここは神聖な場です

許し

飲酒は止めてください

怒り

オレが何しようが、オレの勝手だ

怒り

何を言うのもな

怒り

おい、てめえ!

怒りはぼくの方をみた

怒り

許しのきれい事なんて耳にすんな

許し

怒り、あなた

怒り

黙ってろ、許し

怒り

てめえが居るとな

怒り

オレの仕事が減るんだよ

怒り

なあ、そんな許す必要があるのか?

怒り

いじめたやつら

怒り

相談しても対処しない教師

怒り

お前に興味を持たない親

怒り

そいつらまで許すのか

怒り

そんなきれい事で生きてける世の中じゃねえ

怒り

許してやるな

怒り

オレは悪くない

怒り

オレはお前を守ってやってるんだ

怒り

本体やお前を守ってやれるのはオレだけだ!

許し

おやめなさい

許しが壇上に降りて、怒りに近づいた

許し

あなたはいつも自分の事ばかり

許し

この世界はあなたを中心に動いているわけじゃないのですよ

許し

周りの人も思いながら生きていかなければ

許し

本体は孤立します

怒り

孤立がなんだ

怒り

周りは間違ってる

許し

それこそが間違いです

許し

人は互いを許し合ってこそ

許し

人の美しさは続くのです

許し

いがみ合い続けていては

許し

人は分かり合えません

許し

人は一人では生きてはいけない

許し

あなたの考えは本体を守っていない

怒り

てめえが言ってるのはきれい事だって

怒り

何度もいってるだろ

怒り

文句あるならやるかここで?

許し

相手になりましょうか?野蛮人

怒り

いいぜ、今日こそ!

ぼく

ちょっと待って!!

ぼくは二人の間に割って入った

許し

何です?

怒り

何だよ

ぼく

もう喧嘩しないで

ぼく

・・・ぼくが言えたことじゃないけどさ

ぼく

ぼく、どっちも大事にするから

許し

どっちも?

怒り

ふざけてるのか?

ぼく

ふざけてないよ

ぼく

だって君たちは違う感情だけど

ぼく

二人ともぼくを守ろうとしてるんでしょ?

許し

・・・

怒り

・・・

ぼく

もう、ぼく、どっちかなんて言わない

ぼく

どっちも大切にする

ぼく

守る手段が一つじゃいけないって

ぼく

決まりなんて無いんだからさ

ぼく

ふたりとも、ありがとう

ぼく

ぼくを守ってくれて

怒り

・・・

怒り

あーあ

怒り

なんか喧嘩する気失せたわ

怒りはポケットの中をあさり

そこから希望の核の破片を取り出した

怒り

やるよ

ぼく

いいの?

怒り

お前の物だろ?もともとは

許し

私も

許しも希望の核の破片を差し出した

許し

私たちと向き合ってくれてありがとう

怒り

早く行けよ

ぼくは二人が持っていた破片を受け取った

ぼく

うん、二人ともありがとう

ぼく

行こう

ぼくは本能の方を向いた後そう言った

本能

うん

高い屋根の教会の中で

二人分の足音が響いた

目を閉じる間に起こる旅

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