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配信は、いつも通りだった。
同期とのコラボで、笑って、話を回して。 コメントも配信の空気も明るくて 誰が見ても“いつも通りの配信”。
――ただ、少しだけテンポが早い。 少しだけ、間がない。
星導はそんな様子を黙って見ていた。
締めの挨拶を終え、配信を終了すると 続々と通話から抜ける仲間たち。
気付けばVCには赤城と星導の2人だけが 残されていた。
wn
赤城はいつもの軽い調子で言う。 少し軽すぎるとさえ感じる笑い。
rb
返事がない。
wn
少し間を置いて、星導は口を開く。
rb
rb
wn
wn
rb
誤魔化し上手な赤城を逃すまいと いつも通りの穏やかな声色で星導は言う。
rb
wn
rb
赤城は言葉を探し、瞬間口ごもる。 結局、いつもの軽口で返す。
wn
rb
rb
通話の向こうで、赤城がお酒を飲んで ふー…と一息つく音が聞こえた。
wn
wn
rb
rb
星導にはすべてお見通しだと気付き 赤城は反撃の一手を探すのをやめた。
wn
rb
wn
rb
wn
rb
rb
沈黙が続く。
でも、その沈黙が今はとても心地よかった。
wn
赤城がぽつりと呼ぶ。
wn
rb
wn
rb
すべてわかっていると言わんばかりに 星導はただ相槌を打った。
wn
rb
wn
wn
星導はふっと笑った
rb
rb
wn
rb
wn
文句を口にしたその声はすでに柔らかい。
特別なことなんて何もない。
ただ静かに、 2人きりの温かい時間が流れていた。
End