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友達

優和~、こっちも頼む~ !

天宮 優和

う~い

ワイワイ と騒がしい3年生の教室。

明日、私達3年生は卒業する。

長いようで短かった3年間。

それが明日で全て 終わってしまうなんて寂しいけれど。

少し、ワクワクする気持ちもある。

このワクワクがなんなのかはわからない。

でも、きっと良い気持ちだよね。

友達

ちょっ、優和お前文字チッせぇ !

天宮 優和

うるせぇな、ちっさい方が可愛いだろうが

友達

お前はどんな字だろうと変わんねぇよ
メスゴリr((((

天宮 優和

は??

そして、今はこのクソ生意気なゴミを〆((

...卒アルに寄せ書きしております☆

瀬見 英太

お~い、その辺にしてやれって 笑

天宮 優和

なんだみんみん蝉、
こんなゴミに情け掛けんのか グググ...

友達

痛い痛い痛い痛い痛い痛い

瀬見 英太

そういうんじゃねぇよ、
そしてみんみん蝉はやめろ

天宮 優和

ゴミに情け掛ける奴に拒否権なんざねぇ

瀬見 英太

えぇ...

天宮 優和

あ、てか瀬見に書いたっけ?

瀬見 英太

あ~、もらってねぇわ

天宮 優和

マジか、書いちゃるから貸して

瀬見 英太

お~、ありがとな

天宮 優和

うい

天宮 優和

📄५✍🏻 ̖́- カキカキ ...

みんみん蝉へ いつも後輩に嫌味言われながらも 頼れる先輩だったね (ت) 3年生セッターとしての姿、素敵でした♡ 部員Loveな男バレマネより♡

瀬見 英太

...

瀬見 英太

めっちゃ俺ディスられてね...??

天宮 優和

そんなことない、褒めてる褒めてる

瀬見 英太

嘘だ!俺は信じない!

瀬見 英太

てか、ハートマークやめろ!

天宮 優和

いーだろ、可愛いって言えよ!

瀬見 英太

可”愛”い”ッッ ←ヤケクソ

友達

お前らうるせぇ

天宮 優和

ハイ

瀬見 英太

すいませんでした

皆と馬鹿やってる瞬間が楽しい。

将来のことなんて考えたくない。

ずっと子供でいたい。

ずっと男バレの皆と笑っていたい。

マネージャーとして胸を張って 皆を自慢できる人間でありたい。

そんな甘えの気持ちは捨てて来た。

明日、卒業したら私はもうマネージャーでも この学校の生徒でもなくなる。

ただの成人済みの人間。

これから、就職する人、大学に行く人で 別れて皆と会うことも少なくなるだろう。

私も当然忙しくなって皆と 連絡取り合っている暇なんてない。

天宮 優和

(卒業したら...皆バラバラかぁ...)

キーンコーンカーンコーン ...

天宮 優和

あ、

先生

よし、号令ー

生徒

気をつけ、礼

生徒

ありがとうございましたー

天宮 優和

あざっした~

天宮 優和

は ー っ っ !疲れたぁぁあッ

美奈

疲れたって、お前は
鈴木〆てただけだろ

天宮 優和

違う、あれは制裁じゃ

天宮 優和

善意のある、そう正義((

ベシッ

天宮 優和

っった?!

美奈

おや

白布 賢二郎

俺のノートかっさらってったろ、返せ

天宮 優和

口で言え口で!

白布 賢二郎

制裁だ馬鹿

天宮 優和

嘘だ!暴力だ今のは!

美奈

はいはい、廊下で喚くなお前ら

美奈

右手に見えますのが先生ですよ

先生

単位落とすぞ天宮

天宮 優和

なんで私だけ??

先生

白布のノートかっさらったのはお前だろ

天宮 優和

だって白布のノート見やすいんだもん...

白布 賢二郎

だからって勝手に持ってくなアホ

そう、私が最近度々白布のノートを かっさらうのは勉強のため。

結局、私はあの後保育士とか色々考えたけど よくよく考えると不器用だった。

うん、無理がある。

そして、私が進む道は医学。

元々勉強はできる方だし、白鳥沢だって 割とスムーズに入れた。

白鳥沢の学歴持ってりゃ それはまぁ大学受験は有利だろうし。

理科は元々好きだし、成績は5だってついてる。

まぁ、頑張ればぼちぼちって感じ。

医者か看護師かとか、 そんなことはまだわかんないけど。

ブラックとかホワイトだとか、 世の中では職場環境って重視されてるけど

割と私はどうでもいい。

マネージャーやってれば体力はあるし、 春高前の徹夜だって慣れてる。

そりゃ男子の中で1人、女子がいたら 嫌味や悪口なんて慣れっこ。

メンタルもまあまあ鍛えられてる。

うーん、私天才では??

母親

あら、優和おかえり〜!

天宮 優和

ママぁもう私パンクしそうだよぉぉぉおッ

母親

あらあら、随分お疲れね

母親

どう?高校卒業間近

天宮 優和

うーん、進路とか現実見たくない

母親

うーん、それは難しいわね

天宮 優和

そこは共感してよ...

母親

そりゃここで現実逃避してちゃダメよ

母親

優和にはまだ計り知れない程の
可能性があるんだから!

母親

優和のやりたいことを追求していきなさい

天宮 優和

んふ、ママ愛してる♡

母親

あら私も♡

天宮 優和

ねぇママホントに一緒に寝るの?

母親

当たり前じゃない

母親

久しぶりの親子の時間なんだから

天宮 優和

まぁいいけどね

母親

で?賢二郎君とはどうなのよ?

天宮 優和

うん、で?までのテンポが鬼なのよ

母親

プロポーズされたんだって?

天宮 優和

ねぇ聞いてる??

母親

いいじゃない、ママは嬉しいわよ

母親

あんないい子にうちのお転婆娘を
あげられるなんて夢みたいよ

天宮 優和

えぇ...私そんなにお転婆娘なの??

母親

お転婆過ぎる位よ

天宮 優和

うん、母親が言うには違いない

母親

いいなぁ、賢二郎君が
やっと家族になれるんだ

母親

元気な子産んでね

天宮 優和

ねぇママ早いって!!

天宮 優和

まだセの文字にまでも
達してないんだよ??私達

母親

あら、今時の子って高校生でも
するんじゃ...

天宮 優和

自主規制!!

セの文字にまで達していない私達が これからどんな風に進んでいくのかは 誰にも分からない。

でも、きっと心配することなんてない。

きっと、私達のペースで進んで行くから。

これから始まる、物語の真っさらなページに 私達は何を描くのだろう。

きっと終わりのない、長い長い物語になる。

皆さん、もう少しだけ、私達の物語に 付き合ってくれますか。

NEXT ♡ 3000 .

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コメント

39

ユーザー

うん、無理がある。 で少しふいた

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