??
…大丈夫か?
夢
…っ(ブルブル
あの時のことを思い出して 震えが止まらない…
??
大丈夫だ、落ち着け…
??
俺は何もしねぇよ
しばらく震えが止まらず…
うずくまっていた私に、その人は
何も言わず、ただ隣に居てくれた…
夢
…すみません!
夢
助けて貰って、ありがとうございました…っ
お礼を告げ、足早にその場を離れる
??
あっ、おい!
家に着くと制服を脱ぐことも忘れ
ベットに倒れ込む…
夢
(いつまで…こんな…っ)
こんな汚い身体も…弱い心も…
全部、全部捨ててしまいたい…
全てから逃げるように… 私は、眠りに落ちた…
次の日
何事もなかったかのように学校へ行き 授業を受ける
夢
(…今日もいつもと同じ…)
夢
(つまらない)
周りで楽しそうに話している クラスメイトがとても輝いて見える
夢
(私は、あんな風にはなれない…)
人なんて所詮、自分のことだけを 考えている生き物だ…
どうせ裏切られるなら…
友達なんていない方がマシだ。
??
なぁ、このクラスに夢ってやついるか?
クラスメイト
夢さーん、呼ばれてるよ
突然、クラスメイトに呼ばれ 不審に思いつつ、廊下に出ると…
夢
…っ、なんで…
そこには、昨日助けてくれた あの人が立っていた…
??
昨日…学生証落として行っただろ?
??
同じ学校だったんだな(ニコッ
夢
あ…ありがとう、ございます…
??
同い年なんだし、タメでいいぞ
三ツ谷
俺、隣のクラスの三ツ谷隆
三ツ谷
よろしくな(ニコッ
夢
よ、よろしく…あr
ちょうどお礼を言おうとしたその時…
マイキー
三ツ谷、はよー…
三ツ谷
おぉ、マイキー。ドラケン
三ツ谷
相変わらず来るのおせーな。笑
ドラケン
こいつが起きねぇのが、悪い
三ツ谷
ドラケンも大変だな
夢
三ツ谷くん、学生証ありがとう
夢
…もう行くね
三ツ谷
おう、またな
ドラケン
…お前、あいつと仲良いの?
三ツ谷
いや、そういう訳じゃねぇけど
三ツ谷
たまたまだよ
三ツ谷
じゃ、またな
マイキー
おー、またな
続く…