橙
魔術師…って、
赤
そうだね、
この魔法界では
疎外を受けている
人達のこと
この魔法界では
疎外を受けている
人達のこと
橙
何故そのような人間が
無し魔法界に、?!
無し魔法界に、?!
紫
" そのような人間 "だからだよ
紫
阻害を受けているからこそ
無し魔法界に逃げたんだ
無し魔法界に逃げたんだ
橙
…、
紫
俺はその人達を一刻も早く
この世界に引き込もうと
思っているの
この世界に引き込もうと
思っているの
紫
俺は、俺の父親が憎いから
赤
…俺も、見た事あるよ
橙
…酷い方だったのですか?
紫
優秀かつ、狡猾な人
紫
魔法使いとしては
優秀すぎる人だった
優秀すぎる人だった
紫
でも、魔術師を嫌った
橙
…そりゃあ、
魔法使いの国なのに
乗っ取ろうとしたんです
魔法使いの国なのに
乗っ取ろうとしたんです
橙
嫌われても…、
紫
それは真っ赤な嘘だよ
赤
実際は、俺たち魔法使いの
手助けをずっと
してくれてたんだよ
手助けをずっと
してくれてたんだよ
赤
この国の発展は
魔術師のもの。
魔術師のもの。
紫
それを妬んだのが
俺の父親。
俺の父親。
紫
その技術を教えようと
して下さってたのに
変なプライドで
教わらなかったのが
俺の、愚かな父親なの
して下さってたのに
変なプライドで
教わらなかったのが
俺の、愚かな父親なの
橙
…そう、だったのですね…
紫
長く生きてると
自分の信じているものを
疑うのは難しくてね
自分の信じているものを
疑うのは難しくてね
紫
凝り固まった思考を
解きたいんだけど
案外、難しくて…笑
解きたいんだけど
案外、難しくて…笑
桃
ふ、わぁ…
橙
……………
桃
ぁ…ごめ、
紫
…眠いの?
桃
…ぅ、ん…
赤
あ〜、まだ
寝てないんだ
寝てないんだ
赤
俺たち年寄りは
寝なくてもいいけど
寝なくてもいいけど
赤
桃くんはまだ子供だもんね〜笑
桃
うるせ、…/
紫
桃くんは一回寝な笑
紫
寝ないと調べられない
こともあるし笑
こともあるし笑
桃
そ、なん…だぁ…
( フラッ、
( フラッ、
橙
っ、と…
桃
すぅッ…すぅッ、
紫
…やっぱり、
赤
魔力が出続けてるね
赤
だから、つーちゃんも…
紫
待って、" つーちゃん "って?
赤
あの龍の名前
紫
…見た目に反して
可愛い名前付けたね…
可愛い名前付けたね…
赤
まぁね!笑
橙
…足りてなかった魔力が、
回復されていってる…
回復されていってる…
紫
…ホントだ、
赤
橙くんの魔力保持量が
限界突破してない?
限界突破してない?
紫
ッッ…!!
紫
今すぐ離れて!
橙
へ、あっ…はい、
紫
…危なかったぁ、
橙
ッ…、
赤
…魔力の回り過ぎだね…
赤
…少し散歩しようか、
橙
………
( コクッ、
( コクッ、
赤
ちょっと行ってくる
紫
ん、橙くんのことお願い
赤
りょーかい、
桃
すぅッ…すぅッ、
紫
( …毒にも薬にもなるな… )
紫
念の為、
この部屋に結界を…
( ボソッ、
この部屋に結界を…
( ボソッ、
キュゥゥ、?
紫
…この狐は…
紫
( 高密度の魔力空間にしか
寄ってこない狐じゃ… )
寄ってこない狐じゃ… )
紫
( こっちにいるトカゲは、
魔力を喰らう
危険なトカゲ…)
魔力を喰らう
危険なトカゲ…)
紫
( なんでこんなに…? )
紫
…ぁ、
桃
ふふ、っ笑
桃
可愛い狐、笑
キュゥゥ、!!
桃
くすぐった、笑
紫
( みんな、桃くんの
魔力を食べに… )
魔力を食べに… )
紫
…危害を加えるつもりは
無いみたいだし、いっか笑
( ボソッ、
無いみたいだし、いっか笑
( ボソッ、
桃
…ねぇ、紫くん
紫
どうしたの?
桃
俺さ…世界が
暗く見えてたんだ笑
暗く見えてたんだ笑
桃
家に縛られて、ずっと
" 魔術師になりなさい "って
" 魔術師になりなさい "って
桃
でも、この世界に来て
色んな動物や
色んな景色が見れた
色んな動物や
色んな景色が見れた
桃
めっちゃ明るかった
桃
…だから、この世界に
来れてよかったと思ってる
来れてよかったと思ってる
桃
迷惑なこといっぱい
かけちゃうかもしれない
かけちゃうかもしれない
桃
でも、いさせて欲しい
紫
…いいよ、笑
紫
それに、桃くんがいてくれたら
珍しい生き物が
いっぱい寄ってくるからさ笑
珍しい生き物が
いっぱい寄ってくるからさ笑
紫
魔法の実験とかが
しやすくなりそうなの笑
しやすくなりそうなの笑
桃
…俺、ここに
いていいの?笑
いていいの?笑
紫
もちろん、
紫
それに桃くんにはね
魔法使いの素質があるよ
魔法使いの素質があるよ
桃
魔術師の家系なのに?笑
紫
うん、笑
紫
どちらにしろ、
桃くんの家に
ご挨拶に行かなきゃね笑
桃くんの家に
ご挨拶に行かなきゃね笑
桃
あのじじいに
会わせたくねぇ
会わせたくねぇ
紫
…そんなに嫌な方なの?
桃
魔術師、魔法使い、って
口うるさいから嫌いなんだ
口うるさいから嫌いなんだ
紫
そうなの、
紫
でも俺も、桃くんに
魔法使いになって欲しい
って思ってる。
魔法使いになって欲しい
って思ってる。
桃
…なんで、?
紫
はっきり言って
才能があるから
才能があるから
紫
あの無し魔法界で
こんなに強大な魔力が育ったこと
その魔力量に体が何の
異常もなく耐えているこの現状
こんなに強大な魔力が育ったこと
その魔力量に体が何の
異常もなく耐えているこの現状
紫
その全てが才能なんだよ
紫
しかも、魔力の影響や
魔法自体が効かない
魔法自体が効かない
紫
それはこの世界で
桃くんだけだよ
桃くんだけだよ
桃
…まだ検査してないから
違うかもしれない可能性は?
違うかもしれない可能性は?
紫
正直言って、ゼロ
紫
…俺はね、ずっと桃くんに
魔力を与え続けてたんだよ
魔力を与え続けてたんだよ
桃
え、っ…
紫
でも、君の魔力が
俺の魔力を受け入れているのか
弾いているのかは
分からないけど、
俺の魔力を受け入れているのか
弾いているのかは
分からないけど、
紫
桃くんの体は何も変わらない
紫
心拍数すら上がらず
体調にも変化無し
体調にも変化無し
紫
異常なことなの
桃
…そっかぁ、
桃
にしても、この狐可愛い笑
キュゥゥ、
桃
っ笑、
桃
かわい、笑
紫
この狐は高密度の
魔力空間にしか現れない狐
魔力空間にしか現れない狐
紫
普通ならお目にかかれない
めっちゃレアな狐でもある
めっちゃレアな狐でもある
紫
俺も見るのは二回目かな
桃
一回目はどこで、?
紫
ある生徒の魔力が
暴走してね…
暴走してね…
紫
部屋を閉じ切ってたから
窓を開けた瞬間に
部屋の中に入ってきた
窓を開けた瞬間に
部屋の中に入ってきた
桃
俺、魔力が
暴走してんの?
暴走してんの?
紫
…魔力の保持量、
保存量共に
異次元すぎて…
保存量共に
異次元すぎて…
紫
…その暴走した生徒の
十倍以上の魔力を
放ち続けてるよ…
十倍以上の魔力を
放ち続けてるよ…
桃
十倍…、
紫
…普通の魔法士の暴走は
体外に排出する魔力に
制限がかけられなくなること
体外に排出する魔力に
制限がかけられなくなること
紫
だから…、
もしかしたら桃くんは
意識を正常に保っている
暴走状態なのかもね
もしかしたら桃くんは
意識を正常に保っている
暴走状態なのかもね
紫
それとも、
制限しようとしてるけど
魔力量が多すぎて
制限出来てないだけかも
制限しようとしてるけど
魔力量が多すぎて
制限出来てないだけかも
桃
…暴走ねぇ…
桃
…あ、暴走してる人の
特徴教えてよ
特徴教えてよ
桃
もしかしたら、
それで分かるかも
それで分かるかも
紫
あんまり魔力は
暴走しないからなぁ…
暴走しないからなぁ…
紫
……強いて言うなら…
紫
意識は保てるけど
朦朧としてたり、苦しがったり…
朦朧としてたり、苦しがったり…
紫
みたいな、?
桃
うん、どれも外れてる
紫
じゃあ、二つ目が正しいかもね
桃
だね〜笑
桃
そういえば、赤とアイツは?
紫
魔力分散のために、
散歩に行ったよ笑
散歩に行ったよ笑
桃
魔力分散、?
紫
眠った桃くんは
結構危険でね、
結構危険でね、
紫
勝手に魔力が
漏れ出てるみたいなの
漏れ出てるみたいなの
桃
魔力が、…
漏れ出ることがあるの?
漏れ出ることがあるの?
紫
暴走はあれど、
漏れ出るくらいは無いよ
漏れ出るくらいは無いよ
桃
…俺、結構
特殊みたいだね
特殊みたいだね
紫
対応に困るよ、笑
桃
そうなんだぁ、
ガチャッ、
赤
桃くん!!
今すぐ来てッ゛!!
今すぐ来てッ゛!!
桃
え、急にどした…
赤
生徒の魔力量が、ッ…!!
紫
ッ、?!
長。
ごめんね、最近サブ垢しか してないから 本垢の投稿が疎かになってますね
頑張って書きます
あと、あの しばらく新連載は出せないかもです ( サブ垢も本垢も )
出すとか言ってたのに ごめんなさい。
既存の連載を 一回ほとんど 終わらせてからにします
頑張って既存の連載を 頑張って書くので 許してください!!
テストも終わったので 投稿頻度上げれるように頑張ります
この作品はいかがでしたか?
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コメント
4件
神作品に出会った…(* 'ᵕ' )☆ 絶対に見るんで!!! 続き楽しみです!!!
最高だぁ^^♡
了解です!







